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石川真理子
2023年2月28日 08:30
自分がどんな音を立てているか注意する。しぐさを整えていくうえで、これほど役に立った教えはありません。お作法以前の美しい起ち居振る舞いを身につけるコツとして講座などでもお伝えしているほどです。できるだけ音を立てないように配慮することによって何が起きるかというと、「しぐさが丁寧になる」ということです。歩き方、食事の仕方、物の受け渡し方、ドアの開閉など、礼法に則った美しいしぐさというもの
2023年2月27日 08:43
「良薬口に苦し」とは言い得て妙でも劇薬は好ましいものではありません。ほとんどの場合、揺り戻しのようにその作用に対して反作用が起きます。薬にたとえましたが、これはたいていのことに当てはまります。そして多くの人が労せずして、劇的に変わることを望みます。一瞬にして、魔法のようにすべてを変えたい。そう望む気持ちはよくわかります。けれど、ほんとうの変化は、おだやかなものでずっと後になっ
2023年2月26日 08:53
今日は、足の裏に意識を向けてみましょう。この大地に触れた瞬間、硬さやでこぼこの具合など形状を察知したかと思うともうそれを受け止めてショックを吸収し、でこぼこに対応しさらに後方へとしなやかに押し切ってこの体を前進させてくれます。恐らくは0.1秒にも満たない間に脳に情報を伝達しそれを受けた脳が全身に指令を出すことでその動きが可能となっているのです。しかし、それだけではありません。
2023年2月25日 08:36
何か起きた時「なんとかしなければ」と焦るあまり大切なことを忘れてしまいがちです。それは、流れにまかせてみること。風向きを静かに見守ること。ゆったり構えているほうが全体が把握でき、従って的を絞ることができるものです。特に今は、急流に巻き込まれたり突風が吹いてきたりすることもある時代です。「さて、どんなふうになっていくかな?」山の上に巨人が座って世界を眺めているようなそんなイメ
2023年2月24日 08:51
報われない努力などひとつもありません。世間一般で努力が報われなかったと言われるのは求める結果に繋がらなかったから全ては水の泡になったなどと受け取られているからです。何かを成そうと向かっていく時そしてそれを継続しているさなかすでにあなたは報われているのです。その経過こそがあなたを磨き上げるからです。しかもあなたの後ろにはあなたがつくった道ができているのです。歩き続けるなかであな
2023年2月23日 08:57
なんとなく重たい気分でいるのなら三次元的なことばかりに目が入っているかもしれません。不安で仕方ないとしたら先のことばかり考えているかもしれません。お金に住む家、衣服など生活に必要なものはいろいろありますがそれを失わないためにはどうしたら良いのかより以上得るには何をしたら良いのかあまりにも物質的な観点で考えすぎていると気が重くなってくるものです。なぜなら、たいていの場合、その知恵
2023年2月22日 08:30
自分を情けない感じることがあったならたったひとつ、確認してみるといいです。それは、精いっぱいだったかどうか。できるかできないかはともかく真剣に精いっぱい向かっていったなら情けないと感じたとしても、さほど気落ちしないはずなのです。嘆かわしく思われるのは、たぶん、どこかで中途半端にしていたり、逃げ腰だったりいい加減な気持ちだったりしたせい。つまり、精いっぱいやったのなら結果がどう
2023年2月21日 08:32
毎日、同じことを繰り返すなかで同じことなどひとつも存在し得ないことを知ります。変わり映えしない毎日昨日と同じ今日それはみずからが作り出した幻想に過ぎないのです。稽古を重ねるように無心で同じ事を繰り返す時目の前のこと、今の自分、行いそのものに無心で向き合っていると必ず気づきがあるものです。もし気づきがないのなら、心がここにないということがわかります。すべては無常であるということは
2023年2月20日 08:44
万葉のころは花といえば梅花のことで万葉集に編まれた和歌の119首が梅花を詠んだものでした。桜花よりも圧倒的に多く当時の人々にとっての春のイメージがなんとはなしに忍ばれるような気がします。最も寒い時期、雪をいただきながらも静かに咲く梅の花は、希望とときめきを抱かせるものだったのでしょう。花のバトンは、あと数週間のちには桜に渡されていることでしょう。
2023年2月19日 08:30
ロシアや中国、朝鮮半島には「泣き女」というものが存在します。主に葬儀で泣く役割を果たすのですがどれほど悲しい事であるか、声を高く上げ、身もだえするように全身で泣くのです。悲しみをできるだけ表現することが良いとされる文化があったのでした。それに対して日本は、悲しみを表現することはありません。小泉八雲は『日本人の微笑』で「たとえ心臓が張り裂けそうになっても日本人は静かに微笑んでいる」
2023年2月18日 08:37
今日は、春を探しに出かけてみましょう。通勤や買い物の「ついで」ではなく春を探しに出かけていくのです。思い切って遠くへ出かけても良いし家の周辺でもかまいません。なぜなら心を向けさえすれば春の印はあちこちに見いだせるからです。そうだ、春を探しに出かけようそう思った瞬間の心にも目を向けてみましょう。なんだかそれだけで・・・思っただけでまだ出かけてもいないのに気分が明るく軽やかになっ
2023年2月17日 08:55
この世界は見えないもののほうが圧倒的にその割合を占めています。表に出ていることはほんのごくわずかな欠片であって水面下あるいは大気圏外にたとえられるような大きな世界があり、そこでの動きが多くを決めています。そこには霊界通信網(というのは私が名付けたのですが)があります。私たち人間が、この三次元の社会をできるだけよくしていこうと(その逆もあります)協力し合い行動するのと同じように見え
2023年2月16日 08:28
今日は何倍もの感謝をする日です。ここまで生きてきた自分にここまで生かしてくれた大いなる存在に心からありがとうを言いましょう。ありがとう、私。よくここまで生きてきたね。ありがとう、森羅万象の不思議なはたらきの数々。ありがとう、ご先祖さまたち。どんな時もお守りくださった。ありがとう、神さま。大いなる宇宙のシナリオのもとで私を生かしてくださった。ありがとう、今日の日。命の源は
2023年2月15日 08:30
花を飾るのを習慣とするには、近所のお花屋さんを馴染みにするといいでしょう。すぐに買いに行けますし、買った花を早く活けることができるからです。花を買いに行った際、何を選んでいいのかわからない場合は、季節の花を取り合わせた花束がありますので、その中から選ぶといいと思います。買ってきた花は、花ばさみで適当な長さに切りながら花瓶に入れていきます。私は最初からあまり短く切ってしまわずに、