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今日の言の葉

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その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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2023年2月の記事一覧

美しい起ち居振る舞いをつくるコツ

美しい起ち居振る舞いをつくるコツ

自分がどんな音を立てているか注意する。
しぐさを整えていくうえで、これほど役に立った教えはありません。
お作法以前の美しい起ち居振る舞いを身につけるコツとして
講座などでもお伝えしているほどです。
できるだけ音を立てないように配慮することによって
何が起きるかというと、
「しぐさが丁寧になる」ということです。
歩き方、食事の仕方、物の受け渡し方、ドアの開閉など、
礼法に則った美しいしぐさというもの

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おだやかにいつのまにか

おだやかにいつのまにか

「良薬口に苦し」とは言い得て妙でも
劇薬は好ましいものではありません。
ほとんどの場合、揺り戻しのように
その作用に対して反作用が起きます。
薬にたとえましたが、
これはたいていのことに当てはまります。
そして多くの人が労せずして、
劇的に変わることを望みます。
一瞬にして、魔法のようにすべてを変えたい。
そう望む気持ちはよくわかります。
けれど、ほんとうの変化は、おだやかなもので
ずっと後になっ

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足の裏の尊さ

足の裏の尊さ

今日は、足の裏に意識を向けてみましょう。
この大地に触れた瞬間、
硬さやでこぼこの具合など形状を察知したかと思うと
もうそれを受け止めて
ショックを吸収し、でこぼこに対応し
さらに後方へとしなやかに押し切って
この体を前進させてくれます。
恐らくは0.1秒にも満たない間に脳に情報を伝達し
それを受けた脳が全身に指令を出すことで
その動きが可能となっているのです。
しかし、それだけではありません。

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忘れがちなこと

忘れがちなこと

何か起きた時
「なんとかしなければ」と焦るあまり
大切なことを忘れてしまいがちです。
それは、流れにまかせてみること。
風向きを静かに見守ること。
ゆったり構えているほうが
全体が把握でき、
従って的を絞ることができるものです。
特に今は、急流に巻き込まれたり
突風が吹いてきたりすることもある時代です。
「さて、どんなふうになっていくかな?」
山の上に巨人が座って世界を眺めているような
そんなイメ

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努力は報われる

努力は報われる

報われない努力などひとつもありません。
世間一般で努力が報われなかったと言われるのは
求める結果に繋がらなかったから
全ては水の泡になったなどと受け取られているからです。
何かを成そうと向かっていく時
そしてそれを継続しているさなか
すでにあなたは報われているのです。
その経過こそがあなたを磨き上げるからです。
しかもあなたの後ろには
あなたがつくった道ができているのです。
歩き続けるなかで
あな

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意識の次元を上げる

意識の次元を上げる

なんとなく重たい気分でいるのなら
三次元的なことばかりに目が入っているかもしれません。
不安で仕方ないとしたら
先のことばかり考えているかもしれません。
お金に住む家、衣服など
生活に必要なものはいろいろありますが
それを失わないためにはどうしたら良いのか
より以上得るには何をしたら良いのか
あまりにも物質的な観点で考えすぎていると
気が重くなってくるものです。
なぜなら、たいていの場合、その知恵

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嘆かわしく感じた時には

嘆かわしく感じた時には

自分を情けない感じることがあったなら
たったひとつ、確認してみるといいです。
それは、精いっぱいだったかどうか。
できるかできないかはともかく
真剣に精いっぱい向かっていったなら
情けないと感じたとしても、
さほど気落ちしないはずなのです。
嘆かわしく思われるのは、たぶん、どこかで
中途半端にしていたり、逃げ腰だったり
いい加減な気持ちだったりしたせい。
つまり、精いっぱいやったのなら
結果がどう

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同じことを繰り返すから同じことなど存在しないと気づく

同じことを繰り返すから同じことなど存在しないと気づく

毎日、同じことを繰り返すなかで
同じことなどひとつも存在し得ないことを知ります。
変わり映えしない毎日
昨日と同じ今日
それはみずからが作り出した幻想に過ぎないのです。
稽古を重ねるように
無心で同じ事を繰り返す時
目の前のこと、今の自分、行いそのものに無心で向き合っていると
必ず気づきがあるものです。
もし気づきがないのなら、心がここにないということがわかります。
すべては無常であるということは

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梅の花 今盛りなり百鳥の

梅の花 今盛りなり百鳥の

万葉のころは花といえば梅花のことで
万葉集に編まれた和歌の119首が
梅花を詠んだものでした。
桜花よりも圧倒的に多く
当時の人々にとっての春のイメージが
なんとはなしに忍ばれるような気がします。

最も寒い時期、雪をいただきながらも
静かに咲く梅の花は、希望とときめきを抱かせるものだったのでしょう。
花のバトンは、あと数週間のちには
桜に渡されていることでしょう。

「泣き女」と「泣かない女」

「泣き女」と「泣かない女」

ロシアや中国、朝鮮半島には
「泣き女」というものが存在します。
主に葬儀で泣く役割を果たすのですが
どれほど悲しい事であるか、
声を高く上げ、身もだえするように全身で泣くのです。
悲しみをできるだけ表現することが
良いとされる文化があったのでした。
それに対して日本は、悲しみを表現することはありません。
小泉八雲は『日本人の微笑』で
「たとえ心臓が張り裂けそうになっても日本人は静かに微笑んでいる」

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春を探しに

春を探しに

今日は、春を探しに出かけてみましょう。
通勤や買い物の「ついで」ではなく
春を探しに出かけていくのです。
思い切って遠くへ出かけても良いし
家の周辺でもかまいません。
なぜなら心を向けさえすれば
春の印はあちこちに見いだせるからです。
そうだ、春を探しに出かけよう
そう思った瞬間の心にも目を向けてみましょう。
なんだかそれだけで・・・思っただけで
まだ出かけてもいないのに
気分が明るく軽やかになっ

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霊界通信網の存在

霊界通信網の存在

この世界は見えないもののほうが
圧倒的にその割合を占めています。
表に出ていることはほんのごくわずかな欠片であって
水面下あるいは大気圏外にたとえられるような
大きな世界があり、そこでの動きが多くを決めています。
そこには霊界通信網(というのは私が名付けたのですが)があります。
私たち人間が、この三次元の社会を
できるだけよくしていこうと(その逆もあります)
協力し合い行動するのと同じように
見え

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何倍もの感謝を

何倍もの感謝を

今日は何倍もの感謝をする日です。
ここまで生きてきた自分に
ここまで生かしてくれた大いなる存在に
心からありがとうを言いましょう。

ありがとう、私。
よくここまで生きてきたね。

ありがとう、森羅万象の不思議なはたらきの数々。

ありがとう、ご先祖さまたち。どんな時もお守りくださった。

ありがとう、神さま。大いなる宇宙のシナリオのもとで私を生かしてくださった。

ありがとう、今日の日。命の源は

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花を長く持たせる方法

花を長く持たせる方法

花を飾るのを習慣とするには、
近所のお花屋さんを馴染みにするといいでしょう。
すぐに買いに行けますし、
買った花を早く活けることができるからです。
花を買いに行った際、何を選んでいいのかわからない場合は、
季節の花を取り合わせた花束がありますので、
その中から選ぶといいと思います。
買ってきた花は、花ばさみで適当な長さに切りながら
花瓶に入れていきます。
私は最初からあまり短く切ってしまわずに、

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