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今日の言の葉

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その日、降りてきた言の葉を綴っています。あなたの良き日々に繋がれば幸いです。
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2022年12月の記事一覧

大つごもり。息切れせずに駆け抜けた一年

大つごもり。息切れせずに駆け抜けた一年

2022年最後の日の出に手を合わせながら
感謝の大波が内側から起きて、全身を包むのを感じました。
やれることはすべてやりきった一年でした。
新しいことに、どんどん挑戦しました。
人生ですから、明るく好ましい出来事ばかりではありません。
困ることも憂鬱になることも、怒りや恐れが湧いてくることも
当然ありました。
けれど、いろんな人に支えられ助けられ
見えない何かに守られ教えられ導かれ
まるで透明な光

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もう、その手には乗らない

もう、その手には乗らない

社会は相変わらず、大衆に恐怖を与えようとします。
なぜなら、恐怖を与えるとコントロールしやすくなるからです。
このままでは大変なことになります
非常に悪い状態になりかねません
・・・
恐怖を与えた後は、そこから逃れる術を与えます。
「これがあれば大丈夫です」
さらにはそこへ、依存するように仕向けていきます。
きっと思い当たるはずです。
さまざまなものが、この形式を踏襲していることに気づくはず。

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天と地を結ぶ心

天と地を結ぶ心

年の瀬に、今年出逢った受講生さんのひとりから
身に余るようなお言葉をいただきました。
あまりに素敵な文章でしたので、ご紹介いたします。

振り返ってみて、私はどう変わったのだろうかと考えてみました。
【女子の武士道マスターコース】は、
私にとって人間の基本的な生き方と、
日本人のDNAにスイッチを入れてくれたように思います。
これから難題がやってきても、きっと
さらりとかわしてしまう自信すらありま

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ゆるせばゆるむ

ゆるせばゆるむ

歳の瀬は我が身を振り返りやすい時です。
慌ただしい中にも
この一年の出来事を不意に思い出し
さまざまな感情も想起されます。
嬉しく喜ばしいことを想い出すと
ありがたいことだと顔がほころびます。
あまり良くないことを想い出すと
少し憂鬱になるかもしれません。
その時、静かにその感情を見つめて
「そんなこともある」とつぶやいて
「すべてをゆるします。すべてが必然だからです」
そんなふうに宣言してみまし

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幸福になる術

幸福になる術

自分を満たすことは大切ですが
それは、自分だけの喜びを求めることでありません。
両者は似て非なるもので、
「自分だけの喜び」は真の喜びではないからです。
それは喜びではなく、その時だけの欲望である場合が少なくありません。
ほんとうの喜びとは、自分を満たす行為が
周囲の人をも楽しい気持ちにしていくようなものです。
ともすれば日本人以上に日本人を理解していた小泉八雲は
「この世界に日本人ほど幸せになる

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シフトジャンプの秘密

シフトジャンプの秘密

「継続は力なり」は本当です。
どんなに些細なことでも
何ひとつ変わらないように見えても
続けることそのものに意味がある。
それは必ずあなたの力になり
あなたの土台になるからです。
時間がかかることを、嫌わないでください。
時間はいつだって私たちの味方だからです。
終わりを求めることなく
ただ無心に続けているうちに
あなたは土台が強固となっていることに気づくでしょう。
この土台こそが、飛躍の鍵を握っ

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なんでもない日バンザイ

なんでもない日バンザイ

『不思議の国のアリス』に
おかしな帽子屋が登場します。
時計うさぎを追いかけるうち
アリスはお茶会に出くわすのですが
それが、おかしな帽子屋のお茶会なのです。
何のお祝い?と訊ねるアリスに
帽子屋は、なんでもない日のお祝い!と答えるのです。
あなたの、私の、なんでもない日バンザイ!と。
私は帽子屋に大賛成。
なんでもない日なんてつまらない、などと思ったらとんでもないことです。
なんでもないとは無事

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あの人への挨拶を忘れていませんか?

あの人への挨拶を忘れていませんか?

一日の始まりに
おはよう、と挨拶する人の顔を
思い浮かべてみてください。
リアルでもネットでも。
何人の顔が思い浮かんだでしょう。
だけど、たぶん、もしかしたら
その中に忘れている人がいると思われます。
いちばん大切なあの人のことを。
それは、あなたです。
あなたは、あなた自身の顔を
多分思い浮かべていないでしょう。
もしそうだとしたら、
これから朝起きていちばんに
鏡の中の自分に「おはよう」を言

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あなたは常に生まれ変わっている

あなたは常に生まれ変わっている

季節が巡り自然が姿を変えていくように
私たちもまた常に変化しています。
この体には、およそ37兆個の細胞があり
一秒ごとに約81万個以上が新たな細胞へと
入れ替わっているといいます。
骨格でさえも、その10%が毎年入れ替わっているのだとか。
脳内でも、やはり常に新しい神経細胞が生まれています。
私たちは常に新しい自分で生きることができる、
まさに「無常」を生きているのです。
過去に囚われ、何かに固

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自然の中に生かされてこそ

自然の中に生かされてこそ

メタバース空間がどれほどリアルになっていったとしても
それはやはり自然とはまったく異なります。
けれど、だからといって否定することでもないのです。
どちらかを選ぶのではなく、いずれも生かしていく。
もしかしたら、技術が発達すればするほど
自然の中に生かされてこそ人間であるという、
「生身の感覚」を抱く人が増えるかも知れません。

その夢、どうせ叶います。すべてはあっさりうまくいきます。

その夢、どうせ叶います。すべてはあっさりうまくいきます。

量子物理学における二重スリット実験は
人の意識が現実化することを証明しつつあります。
もちろんまだ解明できていないことは多いのですが
意識を向けると波状から粒子となり
それが像を成すことだけは
かなり前から確かめられているのです。
「だるまさんが転んだ」の「だ」で振り返った時に
鬼以外の子たちがぴたりと止まるのと、まるで同じです。

私たちは「どうせだめだ、叶いっこない」と
思いすぎてきたのではな

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わたしは誰?

わたしは誰?

ここはどこ?わたしは誰?
そんな言葉が昔流行ったけれど
これはずいぶん哲学的な本質を問う言葉です。
人はたくさんの人格を持っていて
状況に応じて使いわけています。
それは何ら悪いことでは無く
むしろ周囲と調和するために行われる高度な態度です。
ただ過ぎてしまうと自分を見失ってしまう。
たくさんの顔を持ちながら
私はいったい誰なの?と、戸惑う。
すべてが自分であることをまず認めてしまうことでしょう。

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「ねばならぬ」から「こうありたい」へ

「ねばならぬ」から「こうありたい」へ

 これからは、「こうでなければいけない」というあり方から、「こうありたい」に切り替えていきましょう。
「やさしくなければいけない」から「やさしくありたい」へ。
「社会の役に立たなければいけない」から「社会の役に立ちたい」へ。
「やり遂げなければいけない」から「やり遂げたい」へ。
 こうして言葉を並べてみると、上の三つの言葉は心がギュッと押さえ込まれ、硬くなるのに対して、下の三つはふわりと軽く外に向

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かすかな灯りでも、灯りは灯り。灯りに向かっていけば間違いないよ

かすかな灯りでも、灯りは灯り。灯りに向かっていけば間違いないよ

 一灯を提げて暗夜を行く。闇夜を憂ふることなかれ。只一灯を頼め。
 江戸時代の儒学者であり、日本の孔子とも称された佐藤一斎の教えです。この教えを彷彿とさせるようなことを、祖母は言いました。

「風前の灯火のように頼りなく思われても、またどんなにかすかな灯りであろうとも、灯りであることには変わりありませぬ。どんなときでも灯りに向かっていけば間違いない。だから私はおのれの信じる灯りを頼りにすることにし

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