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『提供』する、記事まとめ

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モノやその価値を提供するために大切なことやその考え、共感する事や心に留めておきたい記事をまとめました。
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サービスに求められるものを、6段階に分類する

サービスに求められるものを、6段階に分類する

先日、Google Cloudさんのイベントで話した「サービスの段階」の補足。

「サービスの体験をよくする」というのが、漠然としてどうすればいいかわからないとき、まずユーザー体験を6段階に分類するのをオススメします。

この図をベースに、

・あなたのプロダクトの現状
・やろうとする施策やアップデート

が、それぞれどのレイヤーに属するかを見て、基本は低レイヤー(機能より)のものから、充足させて

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「20%セール」と「5人に1人が無料」の違い

「20%セール」と「5人に1人が無料」の違い

実質的な機能は同じだと思ってました。ところがタイムラインで、ちょっと違うんじゃ…というツイートをみかけ、考えてみたら面白い気付きが。そこからの考察メモ。

・A: 10,000円の商品を、20%オフで8,000円で販売。
・B: 10,000円の商品だが、購入者の5人に1人が無料になる。

この2つは売り上げ、原価、利益すべてイコールです。僕も、ルールBのほうに射幸性がある以外は、同じ…だと思って

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誰のための透明性?-私が原価を公表しない理由-

誰のための透明性?-私が原価を公表しない理由-

ちなみに、私の答えは「公表は出来ない」です。

原価公表をされているブランドさんを批判するつもりで書いておりませんが、そう解釈されてしまったとしたら完全に私の文章力不足です。

・何故、D2Cブランドは原価を公表するのか本腰入れて調べた訳ではないので不確定だけど、おそらく2011年にアメリカで立ち上がったアパレルブランド「Everlane(エバーレーン)」が公表したことが、全ての始まりな気がする。

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ブランドが捉えるべき“お金を使う意味“の変化

ブランドが捉えるべき“お金を使う意味“の変化

KOL(キーオピニオンリーダー)として参加させてもらっている日経COMEMOで「#そのお金どう使いますか」というテーマの投稿募集企画が行われています。

「お客さんがお金を使う=“何か”に価値を感じて対価を払う」の構図において“何に価値を感じて払うか”は全てのブランドにおいて考え続ける永遠のテーマです。その“何”を考え、理解し、対価に見合う価値を提供する努力をし続けていくこと重要です。

時代と共

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時給1000円が安くて、どうして靴の1万円は高いのだろうか?

時給1000円が安くて、どうして靴の1万円は高いのだろうか?

こんにちは、ハヤカワ五味です。

アパレルの会社を4年もやっていると「高すぎて買えません、安くしてください」と言われることが度々あります(最近は減ったけども)。

では、そのお客様の要望に応えて値段を下げるべきなのだろうか、高くない妥当な金額とはいくらなんだろうか。こうして小売業の経営をやっている以上、何度も頭を悩ませる永遠の問いかもしれないけど、最近なんとなく自分の中で結論が出た気がします。そし

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