お知らせ｜ダイハン書房高槻店さまへの感謝を込めて
本の装ひ堂が3年前からお世話になっている書店、ダイハン書房高槻店さまが7月31日付で閉店なさると伺ったのは、6月の初めのことです。
衝撃でした。
お世話になっているから…はもちろんなのだけれど、それだけではなく、この書店さまの企画力を含めた頑張りは、Twitterの読書アカウント界隈では誰もが認めるところだったからです。
「本が売れない」という書店さまの嘆きは方々から漏れ聞こえてきてはいたものの、ここまで頑張っているお店でも、運営していくのは難しいことなのか…と、現実を突き付けられた衝撃でした。
九州の片田舎でのらりくらりと製作しては、ちびちびと販売していただけの本の装ひ堂を、関西圏で、ある程度認知していただけるところにまで押し上げてくださったのは、ダイハン書房高槻店さまに他ならないと思っています。
事実、本の装ひ堂のお客様にとっても、ダイハン書房さまは特別な書店であると思っています。
閉店が伝えられたあの日、装ひ堂は高槻に行こうと決心しました。今までの感謝を伝えるために、ご挨拶に伺いたいと思ったのです。
最初はこっそりとお伺いするつもりでしたが、ダイハン書房さまとのご縁で繋がったお客様に、お会いしたい気持ちが芽生えました。
すると、最後に本の装ひ堂自身が伺う『ワンデーポップアップ』を行ってはどうかと、ダイハン書房高槻店のテンチョーからご提案をいただいたのです。
最後の最後まで…なんと有難いお申し出でしょうか。もちろん、本の装ひ堂はお受けすることにしました。
そしてもう一つ。
「本の装ひ堂のおすすめ本のコーナーを展開しよう！」とまで。
いやー、びっくりですがな。
だ、だだ、だってですよ？『店主おすすめ！』と言われたって、私なら『え？店主って誰？』って思いますよ。笑
そんな知らん人に勧められても、わからんがな！って。
想像するだけで、めちゃくちゃ怖い展開やわ…。
でも、本当に有難いお話ですよね？
一介のブックカバー屋が、書店さまでおすすめ本のコーナー展開をしていただけるなんて…普通に考えるとないことですから。笑
そこで。
Twitterでは、信頼おける書店員の方々が、発売されたばかりの新刊について、毎日のように発信を続けていらっしゃるので、私は古典〜少し以前くらいの期間のもの前提で選ばせていただくことにしました。
ほぼミステリの文庫、10タイトルです。
いやぁ〜、選ぶのが難しかった！
そもそも、面白い本は沢山あるのに、10タイトルに絞るという行為自体が苦行なわけですよ。
その上、
「これはちょっとマニアックすぎるよね」とか、
「逆にこれは既読の方が多いよね」とか、
「残念！これは手に入らないのか、面白いのに〜」とか、
「この作家さんだったら、王道のタイトルより、あまり知られていないけどこっちもいいのよ」とか。
そんな迷いを切り捨てて選んだ10タイトルです。
『装ひ堂 店主の本棚』として7月22日から店頭に並べていただけますので、未読のものがお有りでしたら、こちらもお楽しみいただけたらと思います。
3年前の春、「装ひ堂さんのブックカバーを取り扱いたいんですが」というDMをダイハン書房高槻店さまからいただき、有頂天になっていたところに突如湧き起こったのが疫禍でした。
ちょうど初めての緊急事態宣言が出されて、沈鬱したムードであった頃にもかかわらず、驚くような数を売上枚数としてご報告くださったことに、装ひ堂はどれほど感謝したでしょうか。
本当にありがとうございます。
ダイハン書房さまで初めて本の装ひ堂を知ってくださったお客様。
本の装ひ堂を通じて、ダイハン書房さまを訪れてくださったお客さま。
ワンデーポップアップとは申しましても、実は店主はお昼前くらいにしか到着できません。（物理的な都合）
できませんが！
もし、もしご都合がつく方がいらっしゃいましたら、ぜひ足をお運びくださいますと嬉しく思います。
そしてダイハン書房さまの棚から気になる本を一冊だけでも、お手に取っていただければ幸いです。（『装ひ堂 店主の本棚』のコーナーからだと尚嬉しい〜！笑）
ダイハン書房高槻店さまと一緒に、本の装ひ堂も店内でお待ちしていますので、どうぞ…どうぞよろしくお願いいたします。
《本の装ひ堂×ダイハン書房高槻店 ワンデーポップアップ》
7月22日（土）
ダイハン書房高槻店
※阪急京都線『高槻市駅』直結。エミル高槻2階
※装ひ堂の在店は、11時前後〜になります。
本の装ひ堂が製作しています。
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