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💗*愛詩*💗

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私の詩は、ほぼノンフィクションの感情そのまま。 経験しないと出ない想いを綴っています。 だから、私にとって詩は短いドラマ。 愛する誰かへの短いラブレターなのです。
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#やさしさにふれて

―Miss You―

―Miss You―

君の心が.

とめどなく湧き出る.

悲しみの泉なら.

私はそこから水路をつくり.

小川から大いなる河川へ.

大いなる河川から遥かなる大海へと.

悲しき泉の水源を放つ.

君の瞳が.

熱と光を失くし.

色を忘れたガラス玉なら.

躊躇う君の手をとって.

優しくくすぐる風の日向へ.

温もりみちた光のシャワーと.

柔らかな彩色を施す.
#やさしさにふれて

―自身創生―

―自身創生―

暗闇に光一筋.

吸い込まれるよう.

真っ直ぐ続く光を辿る.

もしもこの先.

枝分かれた道ならば.

どちらの枝道も光溢れていたならば.

抱える不安.

大きく脆いシャボン玉.

されど歩みは止められず.

選択は常に生まれては消え.

歩みの途中では.

正否の判別も定かにならず.

目に見える光は誘惑ばかりで.

過度な期待を無意識に求め.

そんな自分に惑う.

いっそ 歩みを止めて

もっとみる

―イメージ―

優しくなりたいと…いつも.

願いがあるとするなら、それだけ.

優しくなろうと…いつも.

意識して、ささくれを撫でつける.

哀しみの旋律.

癒しの譜面を知らない私.

時を経て…いつか.

愛をのせ、イメージする.

時を経て…いつか.

奏でる旋律は、本物の優しさにかわる.
#やさしさにふれて

―小さな世界―

―小さな世界―

迷いこんだ蜘蛛

そっと指先にのせ

外へ帰す.

その瞬間だけ

何か1つでも守れた気になる

エゴイスト..

小さな私はいつも

小さな心をすりきらして

どこか居場所をさがしてた.

空想世界はいつも優しくて

空には虹が架かってて

海には宝石がちりばめられて

海鳥は優しい.

私は

蜘蛛のように守られていたと知る..
#やさしさにふれて

―らしさ―

―らしさ―

流れるように.

流されて生きたっていい.

今は.

目指す場所がなくても.

いつか.

辿り着きたい場所がみつかる.

その時には.

少しだけ頑張ればいい.

少しだけ勇気を出して.

人生の舵をとればいい.

その時の為に.

今は.

流れにまかせて.

心のひだを穏やかに休ませて..

いつか.

踏み出す力を蓄える為に.
#やさしさにふれて

―cantabile―

―cantabile―

悲しみを厭う事もなく.

歓びばかりを讃える事もなく.

sempre legato.

人生はカンタービレ.

謳わなければ嘘になる.

愛も傷も私の過程.

慈しみ繰返し反芻する.

更なる強さにも優しさにもなりうる.

目指すのは常に滑らかに..

たからかに私を謳う.
#やさしさにふれて