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インドシナ半島中部1周旅

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【タイ🇹🇭】ホアヒン(6/7~9)→プーケット(6/10~12)→【カンボジア🇰🇭】ポイペト(6/13)→シェムリアップ(6/14~18)→コンポントム(6/19)→クラチェ(6/2…
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#ラオス

6/24 柬老国境名物2ドルの賄賂 【ラタナキリ→ドンデット】

6/24 柬老国境名物2ドルの賄賂 【ラタナキリ→ドンデット】

約10日間のカンボジア滞在を無事に終え、本日は陸路でラオスへ移動する。
当初はアンコールワット観光だけの予定だったカンボジアだが、思いのほか居心地が良く、遺跡群以外にも魅力的な風景にたくさん出会うことができた。

朝8時半にバスはラタナキリを出発。
厚い雲が空を覆い、日本の梅雨のようにシトシトと雨が降る。
思い起こせばこの10日間、一時的なスコールに見舞われることはあっても、終日悪天候ということは

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6/25 ラオス南部の楽園で瀑布に圧倒される 【ドンデット】

6/25 ラオス南部の楽園で瀑布に圧倒される 【ドンデット】

バックパッカー沈没の地。
ラオス南部の楽園。
最後の秘境。

それが、カンボジアとの国境付近に位置するシーパンドン(Si Phan Don)の異名だ。
シーパンドンは現地の言葉で「4000の島」を意味しており、その名の通り広大なメコン川の中洲にいくつもの島が浮かぶ。
そんなシーパンドンのうち、最もリゾート地として開拓されているドンデット島(Don Det)に滞在している。

雄大なメコン川、南ラオ

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6/26 「鎌と槌」が掲げられる国 【ドンデット→パクセー】

6/26 「鎌と槌」が掲げられる国 【ドンデット→パクセー】

バックパッカー沈没の地として名高いドンデットだが、この島には2泊しただけで次の町へ移動する。
長旅とはいえ40日間という期限があり、その間に訪れたい場所が盛りだくさんだからだ。

午前11時発のボートに乗るが、それまではメコン川に迫り出したレストランでダラダラして過ごす。
「何もしない」というのが、この島での正式な(?)過ごし方なのだ。

ゲストハウスまで直接やってきたボートに乗ってナカサン(Na

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6/27 雨のワット・プーと晴天のボラベン高原 【パクセー】

6/27 雨のワット・プーと晴天のボラベン高原 【パクセー】

パクセー市内から南方40kmのところに、ワット・プー(Vat Pho)という世界遺産の遺跡がある。

クメール王朝によって建てられたヒンズー寺院で、カンボジアのアンコールワットの原型にもなったと言われているが、後のラーンサーン王国時代に仏教寺院に改修された。
2001年、「チャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群」として世界文化遺産の登録を受けた。

5世紀後半には最初の建造

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6/28 禍福は糾える縄の如し 【パクセー→サワンナケート】

6/28 禍福は糾える縄の如し 【パクセー→サワンナケート】

※文量の割に中身は薄いです。愚痴めいたことをダラダラ書いているだけでございます。

本日はサワンナケート(savannakhet)へ移動する。

以前のnote記事でも書いたが、今回の旅は予想以上に交通費がかさんでいる。街から街へと移動する際に、いつも旅行代理店で直行バスを予約しているのが理由のため、ローカルの路線バスを利用できればここの費用を抑えることができるはずだ。現在滞在しているパクセーの郊

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6/29 移動に次ぐ移動 【サワンナケート→ヴィエンチャン→ポーンサワン】

6/29 移動に次ぐ移動 【サワンナケート→ヴィエンチャン→ポーンサワン】

午前6時、ヴィエンチャン行きのバスに乗る。

ラオスの首都であるヴィエンチャン(Vientiane)には、6年前に訪れたことがある。
だから今回は観光はメインではなく、あくまでもポーンサワン(Phonsavan)という街へ行く中継地点としてヴィエンチャンに行く。
中継地点とはいえ、サワンナケートとヴィエンチャンの道のりは約450km。
荷物の運搬も兼ねた路線バスなので、乗車時間は10時間を超えるだ

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6/30 全く観光客に優しくない圧倒的観光地 【ポーンサワン】

6/30 全く観光客に優しくない圧倒的観光地 【ポーンサワン】

寝台バスは悪くなかった。
身長168cmのぼくでも窮屈に感じるほど狭い空間だったが、意外とよく寝られた。
日付が変わる前にはあっさり入眠し、一回だけ目が覚めたが、最後はスタッフに直前で起こされるまで爆睡していた。

早朝5時45分、ポーンサワンのバスターミナルに到着。

まず、やらなければいけないことが2つある。
次の目的地であるルアンパバーン行きのバスの時刻表を確認することと、スクーターをレンタ

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7/1 いよいよラオス旅も終盤へ 【ポーンサワン→ルアンパバーン】

7/1 いよいよラオス旅も終盤へ 【ポーンサワン→ルアンパバーン】

カンボジアから陸路で入国し、徐々に北上していったラオス旅。
いよいよ終盤戦に突入し、今日はルアンパバーン(Luang Prabang)へ移動する。

ポーンサワン(Phonsavan)からルアンパバーンへ行くバスは朝発と夜発の2便。
だいたい8時間くらいの道のりなので、夜行バスに乗れば効率的に移動できる。
しかし、この2つの町の間には緑深い山脈が通っているらしく、道中の景色を楽しむためにぼくは朝

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7/2 エメラルドグリーンの滝に興奮する 【ルアンパバーン】

7/2 エメラルドグリーンの滝に興奮する 【ルアンパバーン】

ルアンパバーン2日目の朝。
メインストリートのドミトリーをチェックアウト。

昨日は夕方に到着して眠るだけだったので割り切ってドミトリーに泊まったが、ぼくは基本的にドミトリーが好きではない。
潔癖症でも神経質でも全くないのだが、赤の他人と同じ部屋で寝泊まりするというのはなかなか抵抗がある。
知っている間柄なら問題ないので、部活の合宿や友人との旅行で相部屋になるのは構わない。

ルアンパバーンにはも

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7/3 古都ルアンパバーンを散策する 【ルアンパバーン】

7/3 古都ルアンパバーンを散策する 【ルアンパバーン】

本日は、世界遺産にも登録されているルアンパバーン(Luang Prabang)の街を歩き回る。

まずは、昨日の朝に借りたスクーターを返却。
東南アジアのレンタルバイクはだいたいどこも似たような感じだと思うが、貸し出しは24時間制なので翌日の朝に返却すれば問題ない。

朝から雨模様で、雨宿りも兼ねて木陰のベンチでフランスパンのサンドイッチを食べる。

朝食を食べ終えたタイミングでちょうど雨が止み

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7/4 絶景という言葉すらもチープに感じる 【ルアンパバーン→ノンキャウ】

7/4 絶景という言葉すらもチープに感じる 【ルアンパバーン→ノンキャウ】

ラオス旅もいよいよカウントダウンが始まった。
ルアンパバーンからはタイまでの直行バスが出ているが、夜行で一気に移動してしまうのは味気ないので、路線バスで寄り道しながら国境を目指す。
本日の目的地は、ルアンパバーンから100km弱離れたところにある緑豊かな田舎町ノンキャウ(Nong Khiaw)。

午前9時15分、ノンキャウ行きのバスは定刻より少し遅れて北バスターミナルから発車。

10分ほど走っ

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7/5 傷心のヌードルスープ 【ノンキャウ→ムアンラー】

7/5 傷心のヌードルスープ 【ノンキャウ→ムアンラー】

北ラオスの桃源郷ノンキャウ(Nong Kiaw)の次は、温泉地ムアンラー(Muang La)へ。

ノンキャウに1泊しかできなかったのを惜しみつつ、ムアンラーのあるウドムサイ(Oudomxai)行きバスに乗る。

ミニバスは定刻通り午前10時に出発。
10分ほど前には運転手も含めた全員が車内で待機し、スマホの時計が10時になった瞬間に発車するという謎のパンクチュアルさを発揮した。

順調にバスは進

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7/6 本格絶品四川料理に舌鼓を打つ 【ウドムサイ】

7/6 本格絶品四川料理に舌鼓を打つ 【ウドムサイ】

早朝5時、けたたましく鳴きわめく鶏の声で目が覚める。

昨日、小さな集落には不釣り合いなほど立派な仏教寺院を見つけ、もしかしたら托鉢が行われているかもしれないと考えていた。
そのためにわざわざ早起きする気はなかったが、こうして偶然にも夜明け前に起きてしまったので、集落の通りを見てみることにした。

間も無く日が昇る時刻で、外はほんのりと明るい。
ちょっと通りを歩いてみたが、何も起こる気配がなかった

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7/7 ラオス最後の夜は残念な感じで終わった 【ウドムサイ→ファイサーイ】

7/7 ラオス最後の夜は残念な感じで終わった 【ウドムサイ→ファイサーイ】

午前9時発のバスで国境の町ファイサーイ(Huay Xai)へ。

ファイサーイはボーケーオ(Bokeo)県にあるため、ボーケーオ行きのバスに乗る。
が、9時を過ぎでもバスは出発する気配が全くない。
そもそも乗客も2,3人しかいなくて、様子がおかしい。

粘りに粘って午前10時半まで待ったが、全く変化がないのでチケットカウンターでバスが何時に出るのか確認すると、午後1時だと言う。
一昨日、チケットカ

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