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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2019年8月の記事一覧

やり方を教えられなくたって

やり方を教えられなくたって

 やり方を教えてないのに〇〇させるのはおかしい、という投稿を見かけて、首を傾げてしまった。

 確かに自分がやらされる側だった時に理不尽だと感じるだろう。
「なんでやり方も教えてくれないのさ」って文句を言うかもしれない。

 けれども、それもまた僕達に課せられた呪縛に過ぎないんじゃないだろうか?
 つまり、教えてもらっていないことはできないんだって、長年の教育と経験で思い込まされているんだ。
 や

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未熟さとの付き合い

未熟さとの付き合い

 自分の無力さや未熟さを突きつけられると、どうしようもなくがっかりする。

 この程度のことしかできないのか。そう思うのは自分を買い被っている証拠である。目を背けたくなっても事実は目の前からどいてはくれない。

 だから、そのことについては認める必要があるのだけど、感情が邪魔をする。もしかしたら、なにかの間違いかもしれないと僕の中で叫んでいる。

 感情の問題というのは本当に厄介で、それを認識して

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お出かけのあと

お出かけのあと

 今日は長野県は松本に行ってきて、主に松本城と松本市美術館を巡ってきた。

 街並みは現代的に発展しながらも、城下町の面影を残していて、とても雰囲気がよく、歩いていて落ち着くのはもちろん景色も飽きずに楽しめた。

 食事も信州そばや山賊焼が美味しく、天気の心配はあったけれど、松本は奇跡的に雨が降ることもなく、非常に満足度の高い旅だった。

 大学時代の友人にも4,5年ぶりくらいに会えて、話もできた

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お出かけ

お出かけ

 かれこれ5年ぐらい連続で、夏に青春18切符を使って出かけている。

 今年はバタバタしていて出かける余裕はないと思っていたが、休む時は休まねばと割り切って、無理やり出かけることにした。

 一度決めてしまえば、どこに行くかもスパッと決まる。

 今回は松本城を見に行くことにした。

 別に城が好きなわけでもないのだが、なんとなく頭に浮かんだのでその直感のままに決断した。そうしたら大学時代の友人と

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流されるだけで終わらないために

流されるだけで終わらないために

 集団でなにかをしようとすると、色んな立場や思惑が入りこんで渦のようになる。だれかが全体をコントロールできているうちはいいけれど、手を離れてしまうと混沌が訪れる。
 だから、その渦中に投げ出された人は自ら推進力を持たないとひたすら翻弄されることになってしまう。

 1つのプロジェクトがあって、そこではいくつかの立場の人がいる。
 それぞれ思うことがあって、意見を口にする。

 ただその意見はバラバ

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頼りすぎると停滞する

頼りすぎると停滞する

 頼りになる人がいると、その人に頼ってしまう。

「この人がいれば、きっとなんとかなるだろう」

 そんな風に思って、知らず知らずのうちに手を抜く。けれど、それではいつまでたっても己は停滞している。

 だから、頼りにならない人と一緒になにかをすることも必要だ。
「自分がやらなくちゃ」と思い始めるから。

 だから、守るべきもの・背負っているものを持っているものは、強いのだろう。そんなことをふと思

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関係性を切らさない

 誰かと仲良くなりたいと願って努力するのはいいけれど、それとは別に関係性を続ける努力も必要なのかもしれない。

 学校なり会社なり、集団の中にいると気になる人が出てくる。それは恋愛の対象や氏を仰ぎたい相手など種類は様々だろう。

 そうなると、どうやったら仲良くなれるかを考え始めるわけだけど、そのあとのことって考えていないことがままある。

 その結果、仲良くなったはいいものの、そこがピークになっ

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すり合わせないから面白い

すり合わせないから面白い

「共有できるなんて思ってない」
 会議をしていた時に、僕はそう口走っていた。

 イメージを共有した上で、それに向かって一緒に向かっていく。そんな内容について話し合っていた。けれども中身がどうにも決まらなくて、今一度お互いの思っていること、感じていることを言葉にしてみようとなった。

 そして、僕は共有できるとは思っていないと言った。
 正確には共有はできるけれど、すり合わせはできないと言いたかっ

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弱さを見せる練習

弱さを見せる練習

 自分が強いと思っていた人の弱っている様を見る機会が最近ちらほらあって、意外に思った。

 考えてみれば、だれしも相応の弱さを抱えている。なんでもかんでも完璧な人なんていないんだ。
 それでもなかなか人の弱さに触れられないのは、それを見せることが文字通り弱みになってしまうからかもしれない。

 そんなことを考えていた折に「本田さんって、いつも泰然としているように見えるんですよね」と言われた。

 

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「自分のペース」なんてなかった

「自分のペース」なんてなかった

「自分のペースで」と何度も言う人がいた。

 あまりにも繰り返し口にするので、ふと疑問に思った。
 自分のペースでって一体どういうことだろう?

 自分のペースをはたして僕達は知っているのだろうか?

 たとえば、初めてフルマラソンを走る時に、僕達はどうやって自分の最適なペース配分をできるのか?

 はじめて体験するそれを想定して、「だいたいこれくらい」と目安をつけることはできるけれど、それは所詮

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バスでの出来事

バスでの出来事

 荷物を抱えて、辛そうにバスに乗ってきたおばあちゃんがいて、座っていた人がすぐさま席を譲ろうとした。そうしたら「いい、いいのよ!」と言って、おばあちゃんは遠慮した。

 行き場を失ったその人はまたその席に座ったのだけど、動き出したバスの中でおばあちゃんはどう考えても立っているのが辛そうにしている。

 そうしたら別のおじさんが次の停留所で、「座って」と席を譲ろうとする。おばあちゃんは「いいですから

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崩れたものより残っているものを

崩れたものより残っているものを

 僕の手違いで、280日くらい続いていた毎日投稿が昨日途切れました。

 その可能性に気づいた時に、ちょっとショックを受けたのですが、だれでもない自分の責任なので、とすんなり割り切りました。

 積み上げたものが崩れさるのは一瞬です。だから、自分が費やした労力と時間を思って、悔やみ、時に涙します。

 崩れてしまった事実は変えられません。
 だけど、崩れたということは全てを失ったわけではありません

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できたことから目をそらさない。

 僕はあまり成果第一の考え方が好きではないのだけど、それでも成果が不要かと言われるとそうではない。

 やっぱりなにかをやったら成果を得ることは必要だと思う。

 ただ、最近思うのは成果そのものよりも成果を見つけられるようになることに価値がある。

 ついつい反省や後悔ばかりを考えてしまう人がいて、改善点は確かに次につながるけれど、そこで「できていたこと」を見逃してしまうことは非常にもったいない。

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舞い戻る原点

舞い戻る原点

 何度でも同じ場所に戻ってくることで、僕は自分の変化を感じることができる。

 最近、「原点回帰」がキーワードになっている。いくつかの冷凍保存していたものがあって、それを解凍させて取り組んでいる。
 昔やっていたことを再開する。そうすると、また新たな発見がある。

 以前は気付けなかったものが今なら見つけることができる。

 ついつい飽きる心が新しいことを求めてしまう。でも、新しいことばかりやって

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