流されるだけで終わらないために
集団でなにかをしようとすると、色んな立場や思惑が入りこんで渦のようになる。だれかが全体をコントロールできているうちはいいけれど、手を離れてしまうと混沌が訪れる。
だから、その渦中に投げ出された人は自ら推進力を持たないとひたすら翻弄されることになってしまう。
1つのプロジェクトがあって、そこではいくつかの立場の人がいる。
それぞれ思うことがあって、意見を口にする。
ただその意見はバラバラで、時には相反することすらある。
そうすると、実行する人は葛藤することになる。
なぜなら、全てを満たすことはできないから。
けれども、ずっと意見は次から次へと与えられる。そうして、また悩みは深まっていく。
ただ、悩みの鍵となるのは、実行する本人がエンジンを積んでいないことだ。自分はこっちに行く、行きたいんだと決めて進む力がなければ、浮かんでいるだけの船は潮流に流されるままになる。
流されると流れに乗るというのもまた違うのだ。
さて、どちらへ向かおうか。
読んでいただきありがとうございます。 励みになります。いただいたお金は本を読もうと思います。