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#40 特別支援教育:子供が叩く理由とは?心の声を聴きながら対応する方法

前回の内容はこちらです↓

今回は、クラスの子どもが、誰かを叩いてしまった時の対応について、具体的に考えていきます。

先生向けの記事ではありますが、子育てという視点で見ていくと兄弟げんかなどがあったときの対処法の参考にもなります。

また、子育て世代でなくても、自身の小学校時代を振り返り、当時の担任の言動などと比較しながら読んでいただけると、ブラックと言われている最近の教育の現場について知ることができるかと思います。

みなさんならどう対応しますか?
また、小学校時代の担任は、このような時どんな対応していたでしょうか?

①叩かれたと言ってきた子どもの言葉を鵜呑みにして、叩いた子どもを注意する。
→叩いた理由を聞かずに注意するのはよろしくありません。
その一回で、これまで積み上げてきた関係が終わる可能性すらあります。
仮に、叩いた瞬間を目撃したとしても、まずは話を聞きましょう。
見てもなく、いつも叩いているからと言って注意したら、大変なことになります。

②双方呼び出し事情を聞く。
→一見よい手立てのように感じますが、よろしくありません。

どこがよくないのでしょう?

特性が強い子が叩いてしまうことも多いので、一緒に話すと、おそらく再度興奮して話し合いにならなくなる可能性があります。

また、嘘がうまい子どもに、やりこまれる可能性もあります。
最終的には双方集めて話す必要はありますが、始めは別々に聞くのがよいです。

③片方ずつ呼び出し、事情を聞く。◎
→やはりまずは、落ち着いて話をするため、個別に話を聞くのがよいです。
おそらく互いの考えに食い違いがでてきます。

④あとで対応すると言って、すぐには話を聞かない。
→これは問題外ですが、状況によってはすぐに話を聞くことができないこともあります。必ずその日のうちに解消しましょう。

放課後のトラブルで、担任に話を聞いてもらいたかった子が、泣いて教室に駆け込んできました。
担任は、子どもの方を見ず、○つけしながら
「明日対応します。」
とだけ返答しました。

よほど〇付けに追われていたのでしょう…

忙しいのはわかるけど、これでは子どもの心は離れていきます。

なぜそこまで丁寧に対応しなくてはいかないのか?

それは、どんな些細なことであっても、理由を聞いてほしいという、特性をもってる子もいるからです。
特性理解こそが、学級経営の肝にもなります。
学級経営の肝についてはこちらをご覧ください。↓

特別支援の理解なく、学級経営はできません。
児童理解についてはこちらをご覧ください↓

今回の記事に興味もった方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントお願いいたします。

次回は、事例を使った解説していきたいと思います。
お楽しみに!

参考になる方がいたら幸いです。

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