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小指はバッテイングの命 〜グリップに関する数センチの攻防〜
野球界にはバットのヘッドを立てるという表現がある。
バットのヘッドとはバットの先の部分。これが下がらないようにすることで、効率的なスイングができる(写真①)
逆にバットのヘッドが下がっているというのが写真②。①と比べて明らかに、バットの先が下に落ちている。こうなるとファールになったり、弱い打球になる。
では、なぜ、バットのヘッドが下がってはいけないのか?
写真2にあるようにポイントは手首の
体を鍛えなくとも、節制しなくてもホームランは打てる?
170センチと小柄ながら歴代3位の567本のホームランを放った門田博光。
彼は小柄で非力ながら、一度もウエイトトレーニングはしたことがないという。
それでいて、これだけ多くのホームランを打っている。
彼の非力さを象徴するシーンがある。
さらに、大のコーラ好きで、球場には門田氏専用冷蔵庫にたくさんのコーラを入れていたと言われている。
170センチと小柄で、ハイタッチで脱臼するほどの非力さで
身長170センチのホームラン王2 〜理にかなった動きだと○○が痺れる〜
昨日のブログでも紹介した170センチの大打者、門田博光。
驚きなのはバットの重さ。プロで通常は900gくらい。10gが物言う世界で、1キロの超重量バットを使い、そして鋭いスイングをしていたわけだ。これがいかにすごいかは、他のホームランバッターと比較するとわかる。
身長 バットの重さ
イチロー 180センチ 900g
松井秀喜 185センチ 910g
清原和博 188セン
身長170センチのホームラン王 〜小兵スラッガーの哲学〜
柔よく剛を制すというけれど・・
野球というスポーツは、いかに腕を素早くスイングするかが重要となる。なので、決して筋力は必要ではない。
ところがプロ野球の世界で、エースピッチャーやホームランバッターレベルになるとある程度の身長は必要だと考えられている。
清原和博 188センチ
松井秀喜 185センチ
田中将大 190センチ
大谷翔平 193センチ
など。
要するに、柔よく剛を制すとい
佐々木朗希の豪速球を生み出す驚きの肉体 〜大谷翔平との共通点〜
昨日の記事 → ウエイトトレーニングはハムを肉る?
これにも書いたとおり、ウエイトトレーニングでつけた筋肉は太く、硬い筋肉で、野球やテニスのようなスピードを必要とするスイング系のスポーツには適してない。
では、どのような筋肉がスイング系スポーツに適しているのか?
それがこれ↓
野球やテニスでは、筋肉をねじりながら連鎖させる必要がある。
だから、筋肉はできるだけ柔らかく、関節可動域は広い方
ウエイトトレーニングはハムを肉る?
当院では太くて硬い筋肉は野球やテニス、サッカーなど腕や足を加速するスイング系スポーツには適してないと考えている。
筋肉はねじりながら全身を連動させて動いている。そのためには複数の筋肉と複数の関節が連動し、柔らかく複雑な動きをしなくてはいけない。
対してウエイトトレーニングでは一つの筋肉と一つの関節を固定して、常に筋肉に力を入れながら体を動かす。
ウエイトトレーニングを過度に行った場合、体の柔
神様と呼ばれた男 〜武医同術〜
今回は合気道の神様と呼ばれた男、塩田剛三の話。
漫画、刃牙(ばき)に出てくる渋川剛気のモデルになった人物。
とりあえず、この動画を見てほしい。
なぜ非力でも大男に勝てるのか?なぜ70歳で身長154センチ体重46キロの小柄な老人が、190センチを超えるロバート・ケネディのボディーガードをいとも簡単に倒してしまうか?
この動画でもある通り、塩田剛三の相手は力が抜けたかのように床に倒れている。
バッティングも右膝でトラえる
2007年に首位打者&最多安打を獲得した元日本ハムの稲葉篤紀。彼によるとバッティングのポイントは
①トップを作っておく
②右膝でとらえるの2点
↓
なんでみんなトップを作らない?近代野球では、変化球の種類が増えた。ボールはいろんな変化をするし、いろんなスピードのボールがランダム来るのを、バッターは対応しなくちゃいけない。
当然、予想外のボールが来てタイミングを外されることも多い。それに対応
全スポーツに共通する一流選手の練習の意識 〜本番に強い人と本番に弱い人の違い〜
今回はいつもと少し違い、練習の時の意識の話を。
例えは野球だけど、全てのスポーツ、というか、スポーツ以外にも使える考えかもしれない。
西武ライオンズからFAで巨人に移籍した頃の清原選手は、当時、極度のスランプに陥った。その時の様子を落合博満氏が解説している動画がこちら↓
ピッチャーは当然ながら、バッターに打たれないように、打ちにくいボールを投げる。一般的にバッターは高めのボールやど真ん中のボ
根をはるように立つ 〜押しても引いてもビクともしない王貞治〜
いろんな競技のトップアスリートを見て、どの選手にも共通しているのが、驚くほど足腰が安定していること。野球のピッチングやバッティングで片足を上げた時も、フラつくことなく、立っている。
重心が畳より下にある?柔道では組んだ瞬間に相手の強さがわかると言われる。シドニーオリンピック金メダリストで当時最強と言われた井上康生と組んだことのある、ある選手が、
「井上選手と組むと重心が畳のずっと下にあるような
悪魔王子と呼ばれた天才ボクサー 〜筋収縮と筋反射の違い〜
運動をする時に、筋肉の使い方には2種類ある。
一つは筋収縮でもう一つは筋反射。
筋収縮とは我々が通常に使っている動きで、脳から脊髄を通り、筋肉を収縮させて体を動かすもの。
それに対して、筋反射とは、筋肉を反射的に動かすもの。例えば、有名なものではカッケのテストで行われる膝蓋腱反射。あの膝を叩くと膝がピョンと伸びるやつ。
筋肉は伸ばされると、筋紡錘(きんぼうすい)と呼ばれる受容器が脊髄に送られ
電話で打撃指導? 〜スイングは一瞬で〜
野球界に伝わる有名な話。
以前に松井秀喜選手がヤンキースに移籍したときに、極度の不振に陥った。
その時に日本から長嶋さんが電話をしたそうで。
「おい、松井、バットを振ってみろ」
Zoomでもなければ、テレビ電話でもFaceTimeでもない。普通の国際電話。
なのに、何度かスイングをしていると、長嶋さんは、
「よし、いいスイングだ。それなら大丈夫」
と。もう一度言うが、電話で。そしたら
100M走は遅くとも盗塁王? 〜一瞬でトップスピードに乗る秘密〜
今日はランニングの話。
今までピッチングやバッティングを通して、いかにハイパフォーマンスを実現するか?
というテーマで書いてきた。そして、それを実現するためには、ねじりの筋反射を起こし、ねじりの筋反射の連鎖を全身で使うというもの。
結論から言って、ランニングもそれは同じ。
今回のテーマは、野球の盗塁。
一塁から2塁の間の距離は27.43m。この短い距離が実はポイントとなる。
福本豊も松
金田流「剛腕の極意」 〜弓矢のごとく体を引く〜
今日は、今まで書いてきた記事の応用になるので、少し複雑になる。
ピッチングにおいて、どうしたら強いボールを投げることができるのか?
ピッチングの壁まずは、動画の最初〜3分27秒までだけをご覧ください。
ここでのポイントは「壁」を意識すること。 壁とは、感覚的なことを言葉にしたもの。実際には軸足のタメのこと。軸足にしっかりとタメができると、体が一瞬ピタッと止まるような感覚になる。これを、壁と金
いい投手に共通する股関節の動きはバッターも使っている 〜松井秀喜の膝の動き〜
一昨日と書いた記事。↓
佐々木朗希投手の股関節の使い方 〜腸腰筋と速球と腰痛〜
この股関節の使い方は、バッターも同じ。
元ヤンキースの松井秀喜もこの動画でも言われている新垣渚投手も使っている。
動画でもあったイチローは股関節の内旋がとても柔らかい。
ということでこちらの動画を。
また、この動きを利用して腸腰筋を緩め、腰痛を治療する当院の施術に興味のある方はこちらまで。
Kiichir