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根をはるように立つ 〜押しても引いてもビクともしない王貞治〜

いろんな競技のトップアスリートを見て、どの選手にも共通しているのが、驚くほど足腰が安定していること。野球のピッチングやバッティングで片足を上げた時も、フラつくことなく、立っている。

重心が畳より下にある?

柔道では組んだ瞬間に相手の強さがわかると言われる。シドニーオリンピック金メダリストで当時最強と言われた井上康生と組んだことのある、ある選手が、

「井上選手と組むと重心が畳のずっと下にあるような気がして、下半身がめちゃくちゃ安定している。それでいて、上半身はグニャグニャに柔らかくて、全く勝てる気がしない」

と。下半身が根を生やすように安定するには、ウエイトトレーニングのような直線的で筋肉を太くするようなトレーニングでは不可能だし、それだと上半身がガチガチになってしまう。

このブログでも何度も書いてきたが、上半身は脱力で、下半身がどっしりというのが理想な状態。


安定した下半身を作るにはウエイトトレーニングより素振り?


世界のホームラン王、王貞治氏は、ウエイトトレーニングを行わない。本人も、

「バッティングに必要な筋力だけつければいいんです」

と語り、ウエイトなどの筋力トレーニングではなく、素振りというバッティング動作を繰り返すことで、それに必要な筋力をつけたという。

もし、王さんがウエイトトレーニングばかりをしていたらこんな感じになっていただろうか?↓

筋反射を連動させるトップアスリートに必要なのは、

複数の筋肉と複数の関節を連動させる動きである。

それはすなわち、バッティングそのものであり、ピッチングそのものである。

であるならが、投げ込み、打ち込み、走り込みこそ最も効率的な筋力トレーニングなのではないだろうか?

当院では、トップアスリートのために、そのようなトレーニング方法も指導しております。興味のある方はこちらまで。

Kiichiro Sports Fascia Massage NYC


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