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コラム

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コラムをまとめました。良くも悪くも適当です。
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2020年5月の記事一覧

夏を楽しむ5つの法則

夏を楽しむ5つの法則

ベランダに洗濯物を干していると、付近の都立公園に繁る緑葉から、少し芳ばしい香りが風に乗ってやってくる。これが夏の匂いです。
※柔軟剤の場合もあります。
でも、各季節毎に違う特徴的な匂いというのは確実に存在していて、例えば散歩中やゴロゴロしている時にハッとそれを感じる事がある。恐らくそんな感覚は私だけじゃないと思うけど、今日確かにそんな夏の訪れを感じたんです。まだ梅雨も来てないのに。

 そろそ

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大阪良いとこ 一度はおいで

大阪良いとこ 一度はおいで

※タイトルは草津節から取った物なので、大阪とは一切関係ありません。草津温泉は本当に良いとこ、なので関東圏の皆様は是非。

 現代の大阪におけるイメージとは、果たしてどんな物だろう。厳密には大阪人ではない、兵庫県の東外れに生まれた私にとっても、そのイメージは凄く気になる。例えば、私が上京する時、東京人(大阪人との対比で敢えてこう表現します)は「なんか面白い事して!」「大阪生まれの癖にノリ悪いなぁ」な

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赤信号、皆で渡れば・・・

赤信号、皆で渡れば・・・

 最後に車に乗ったのいつだろうと考える。東京中央線沿い一人暮らしにおいて、車移動の必要性はあまり感じられないし、そもそも車を持ってない時点で、運転するのは社用車以外の選択肢がない私であるが、四月の中旬から在宅勤務が始まったので、少なくとも一ヶ月以上は運転をしていない計算となる。仕事柄割と運転はする方だと思ってはいるけど、今までに車をぶつけた事がないと言えば嘘になる。対人事故ではないとは言え、免許を

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夢の回廊

夢の回廊

 大は小を兼ねる、とは言うが果たして本当にそうだろうか。確かに物を入れる袋は大きい方が良いし、スーパーや服屋でも店内が広い方が品揃えが充実している。車や飛行機も、より集客出来る方が効率が良い筈である。利便性、効率性の意味で考えるならそれも頷ける話であるが、例えばそこに人の記憶、思い出が混在している場合は、少し違ってくるのだと思う。

 私が育った街に『ファミリーランド』という小規模の遊園地があった

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崇高なる暇潰し

崇高なる暇潰し

 朝起きて天気予報を見ると、今週の関東はあまりパッとしない天気が続くらしい。時期的にも、梅雨がすぐそこまで迫っているのか、と考えただけでものすごく気分が重たくなる私である。元来雨が嫌いなたちで、晴れの日に気分良く流す音楽も、天気が悪ければそれも不思議と響かなくなってしまう。何故でしょうね。
でも、この世界には雨が好きな方も間違いなく存在する筈だし、例えば晴れ派と雨派が討論をしている場面などがあれば

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素晴らしき哉、人生!

素晴らしき哉、人生!

 人と面と向かって会話する事が格段に減った今の環境においても、私に笑いを提供してくれるのは、下らない文章に違いない。冒頭から笑わせてくれるモノもあれば、数回読んで、これは面白いと納得するモノもある。そんな作品と出会う度に私は深い感銘を受けてしまう。よく考えられているなぁ、という具合に。そして、そういう作品に堅い文章はあまり似合わない。文章や文体によっても作風は大きく左右されてしまう様な気がするし、

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日記に書くべき事とは

日記に書くべき事とは

「衣替えの為にタンスを掃除していると、懐かしいものが出てきました」
母からの手紙にはそう書かれていた。荷物を開けると、先日こちらへ送って貰うよう頼んだ数冊の本のほかに、A4サイズの紙の束が入っている。
数枚めくってみれば、上の方に汚い字で日付と曜日が書いてあり、その下には何も記載がないほぼ白紙の状態である。少し考えて、これは中学生の頃に私が書いた一行日記である事を思い出した。日付と曜日の組み合わせ

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