見出し画像

私たちが伝えたい「建材の魅力」   Vol.5~階段~

本日は「階段」について語ります。
 
階段は、単なる移動手段としてだけでなく、空間のデザインや美しさを引き立てる重要な要素です。特に住宅や商業施設において、階段は視覚的なアクセントとなり、訪れる人々に強い印象を与えます。

階段とひとくくりに纏めても、以下の種類があります。

  • 直階段(ストレート)

  • かね折れ階段(L字型)

  • 回り階段(コの字型、Uターン型)

  • らせん階段(スパイラル)

1.直階段(ストレート)

ストレート階段はその名の通り真っ直ぐな形状の階段で、直線階段や直階段とも呼ばれます。設置に必要な面積が少なく、スッキリとした印象に仕上げやすいです。

ストレート 福井/アルミ工業株式会社

2.かね折れ階段(L字型)

かね折れ階段とは途中の踊り場で90°向きを変える階段です。床面積が狭い場合に有効で、吹き抜けに設置すると視線の変化も楽しめ、空間演出効果が高まります。

屋外鉄骨階段廊下ユニット【段十廊Ⅱ】/文化シヤッター株式会社

3.回り階段(コの字型、Uターン型)

回り階段とは、上り始めた方向と上り切った方向が異なる階段で、Uターンするような形で上っていく階段です。階段の途中に30度または45度に分割した三角形の踏み板を設置し、向きを90度または180度変えます。

シースルー階段「ObjeA PREMIUM(オブジェアプレミアム)」/カツデン株式会社

4.らせん階段(スパイラル)

らせん階段(スパイラル階段)とは、回転しながら上り下りする階段で、上から見ると円形になっているのが特徴です。

デザインらせん階段『 WAVE 』シリーズ/株式会社ピラミッド

■近年の階段トレンドについて

また、素材や形状、色彩によって、階段はそれぞれの空間に個性を与え、居住者や利用者の心を惹きつける魅力を持っています。

近年、特に人気を集めているのは「スケルトン階段」や「浮遊階段」です。

これらは、ガラスや金属を用いて作られ、空間を開放的に見せる効果があります。スケルトン階段は、透明感があり、光を透過させることで、階段があることを忘れさせるような軽やかさを演出します。

一方、浮遊階段は、階段の踏板が壁に直接取り付けられているデザインで、まるで空中に浮かんでいるかのような印象を与えます。このようなデザインは、現代的で洗練された雰囲気を持ち、特にミニマリストなインテリアにマッチします。

スケルト/株式会社ミラタップ

他には、木材を使用した温かみのある階段も、依然として人気があります。自然素材の質感は、心地よさや安らぎを与え、家庭的な雰囲気を醸し出します。最近では、リサイクルウッドやエコ素材を用いた階段も注目され、環境に配慮したデザインが求められています。


■まとめ

近年では設置した建物のデザインに直結する階段
今回は様々な種類と最近のトレンド製品を企業紹介も併せてまとめさせて頂きました。

この記事を読んだあなたはもはや階段マスターです!!
用途、状況に応じて様々な種類の中から
最も合う階段』を選んで頂けましたら幸いです。



いいなと思ったら応援しよう!