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将来の不安との付き合い方2【原因編】

どうして私たちは『不安』という感情に悩んでしまうのでしょうか。それを知るためのカギは、、大昔にあります。 狩猟採取をしていた時代まで、タイムスリップしてみましょう!


【狩猟採取の時代】

この時代、私たちは猛獣に怯えながらも、木の実をとったり、狩りをしたり、豊かに生活していました。(余談ですが、働く時間は短かったようです)

そんな危険なジャングルの中で生き残るために、必要だったのが、『不安』という感情です。

何か音が聞こえた、猛獣かもしれない。何か木の実を見つけた。毒があるかもしれない。こうやって私たちは、危険を避け、生き抜くことができました。

重要なことなのでここでお話しをしますが、私たちの脳は、今でも狩猟採取の時代を想定して作られています。

【農耕】

時代を、今から2万年前にうつします。ここで、ホモサピエンスに大きな生活の変化がおこりました。農耕の始まりです。

わざわざ危険を犯してジャングルへ狩りにでかけたり、木の実をとりにいく必要はありません。一年周期で収穫ができ、貯蔵までできます。素晴らしいですね!しかし、この生活が私たちを苦しめることになるんです。。

この頃から、次の収穫はうまくいくだろうか、嵐がきたらどうしよう。生き残るために必要だった『不安』という感情は、エラーを起こすことがあるんです。

【不安の使い方】


脳は、一年も先のこと、正しく判断できません。『不安』という感情は、目の前の危険のために、短期的に働く警報装置です

例えば、猛獣かも!毒かも!今すぐに対策をしないと死ぬぞ!と、私たちを行動させるために『不安』はあります。

これに対して、一年先に収穫ができるのかどうかは、未来の、ぼんやりとした不安です。

脳は、未来にある、長期的な『不安』に対応するのが苦手です。ここで、警報装置はエラーを出すようになりました。

未来という感覚が、私たちを苦しめるんです。

では、私たちはどうすればいいのか。

将来の不安との付き合いかた3【対策編】へ続きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


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