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写真の読みかた part.2
前回のノート「写真を読む part.1」では、写真が具体的かつ曖昧なメディアであるがゆえに、付随する文字情報によって見方が変わってしまうことを紹介しました。では、文字がいっさいない場合、写真だけを見て撮影者の意図を理解することはできるのでしょうか。パート2でも、まずは撮影者の視点から写真の構造を読み解いていきます。
写真には自分が映る
ときどき「写真診断」なるものを披露することがあります。初対面
写真の読みかた part.1
ぼくは字を書くのがとても苦手で、このあいだ口座振替の申し込みをしたところ「文字が読めないので、もう一度書き直して提出してください」という連絡をもらってしまいました。ですが、手紙を書くときちんとお返事をもらえるくらいには、文字らしい形を保っています。きっと読むほうは大変だと思うのですが、最後まで読んでもらえるのは嬉しいものです。
手紙を受け取ったら、まずはなにが書いてあるのかを読み取ろうとします。
こども写真館からの解放―なんでもないような日常がいい
ニューボーンフォトという言葉を耳にすることが増えました。日本語に直せば、新生児写真ということになりまして、生後間もないお子さんの写真をプロに頼んで撮影してもらうのが流行っているとか、いないとか。僕はその専門家ではありませんが、親戚からの依頼で撮影させていただく機会がありました。そのとき「スタジオで綺麗な写真を」というご依頼をいただいたのですが、あえてご実家での日常風景を撮影することにしたのです。