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マスク着用が子供たちに与える心理的影響〜海外文献の紹介〜

皆様こんにちは、鹿冶梟介(かやほうすけ)です!

コロナ禍にみまわれてから早2年半が経過しました。

コロナ禍が始まった当初は、「人類は一体どうなるんだ…」と誰もが不安を感じましたが、2年半も経つと流石に「ウィズ・コロナ(英語ではnew normalの方が一般的)」の環境に適応し始めたのではないでしょうか。

そして、「ウィズ・コロナ」時代の生活様式の最たるものが、「マスク着用」と思います。


日本におけるマスク着用率は他国のそれよりも高く、2021年4月-2022年4月の調査では85%以上だそうです(米国45%、ドイツ52%、フランス59%、英国 35%、スェーデン12%)。

他国がウィズ・コロナ(コロナと共に)から、ポスト・コロナ(コロナ後)へシフトしつつある中、日本国民にとってマスクは「習慣(あたりまえ・エチケット)」になっております。

この猛暑の中でも、真面目にマスクをつける様子は、欧米人から見ると最早奇異に見えるかも知れませんね…。


ところで我々日本人の生活に溶け込みつつあるマスク着用という習慣ですが、ふと「マスク着用はメンタルへの影響ってあるのか?」という疑問が湧いてきました。

特に暑い中、真っ赤な顔をしてマスクをしている子供たちの様子を見ると、とても不憫に思えてきます…。

マスクが子供たちのメンタルに影響する可能性ってないのかな…?

そう思った私は、いつもの癖で早速文献検索をしてみると、関連する論文をいくつか見つけてしまいました...。

そこで、今回はマスクが子供たちに与えるメンタルへの影響について、海外の論文を紹介いたします。

このコロナ禍の最中、果たしてマスク着用は子供たちのメンタルにどのような影響を与えたのでしょうか…?

【論文紹介】

Prevalence and Risk Factors Associated With Self-reported Psychological Distress Among Children and Adolescents During the COVID-19 Pandemic in China, Qin Z et al., JAMA Netw Open, 2021

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33496797/

<目的>
学童・青年のCOVID-19パンデミック禍における心理的苦痛を評価する。

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