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#ショートショート
全ての世界で銃の所持が認められれば人類は平和に暮らせるようになるのではないかと思ったがダメだこれ
銃の所持が合法となり国内での自殺者数が格段に増加したのは政府の陰謀だの隣国の侵略などと囁かれていたが何の事はなく単に「ガンカッコいいよね!」という意見が国会を席巻し与野党満場一致で銃保有の合法化が可決しただけであった。
しかしいずれにしろ銃による自殺者が日に絶える事なく続出したのは事実であり、この事象はショックガン問題などという悪ふざけ極まりない名称で呼ばれ社会現象となる。
世知辛い時代
人間働かなくては生きていけないがそもそもそこまでして生きる価値がこの世界にあるのかという抜本的疑問に今日もまた打ちのめされるのである。
日本の平均残業時間は四十七時間だそうだ。
別ソースだと二十四時間だったり十時間だったりするから正直あてにならん数字だが、ともかく五十時間近い時間外労働をしている人間が数多くいるというのは間違いない。現に俺の上司は朝から朝まで働いている。昭和の世界だ。南無。
そうまでして働く必要はないのではと思う一方、働かなければ金は入らないし、誰もが望む仕事に就けるわけでもないとシビアな現実に直面している
ともかく戦争はよくないが滅びの直前を夢想しなくもない。しかし都合よく自分だけがその場にいるなどあり得るはずなくもし事が起これば不特定多数の人間と同じように等しく凄惨に殺されているだろう。
転がっている死体には顔がなかった。
首が飛ばされているわけじゃない。目玉を抉られ、耳を削がれ、鼻を潰され、唇を切られたのだ。口には石が詰められ、歯は全て折られている。全て、生きているうちにやられたのだろう。
その傍らには女と赤子の死体があった。女の腹は掻っ捌かれて自身の頭が入れられていて、子供は杭に突き刺さっている。
昔、この国の人間は他国の人間を同じような目に遭わせたらしい。なんとか
箱を開けるのが物語であると聞いたので箱を開けない話を考えてみたんだが箱を開けない事が箱を開けるという効果を発揮してしまっており結果的に言葉通りの作品になってしまった作品のうちの一つ
部屋でくつろいでいると収納から突如異音が響いた。
時間は深夜二時。丑三である。独り身に降りかかるホラー現象などたいていろくでもないと相場が決まっている。このまま無視して眠りたいが、それもまた死亡フラグが立つ可能性大。ひとまず現場を確認せねばならぬだろうと思い立ち引き戸を開けると見慣れぬ箱が一つ。どうやら天井裏から落ちてきたようで、薄いベニヤ板が物悲しく散らかっている。まるで俺のようだ。いつもク