hk|グルメ・文明・政治経済

グルメ、プロ野球、将棋、政治経済、文明について語ります。兵庫県尼崎市在住、CFSで闘病…

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グルメ、プロ野球、将棋、政治経済、文明について語ります。兵庫県尼崎市在住、CFSで闘病中。専門は量子力学。歌ってみたい。愛読書は週刊東洋経済、ニューズウィーク、銀英伝、内田樹、田坂広志、佐藤優など広く優しく。御用命はこちらまで→wxyz19751226@gmail.com

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記事一覧

ドキドキする駅ランキング【阪急阪神沿線版】

住みたい街ランキングはどうにも人を傷つける。 「言葉は世界を文節化する」と言ったもので、 ランキングに選ばれなかった街の人々はやるせない想いになってしまう。 筆者…

日本人はなぜ無口なのか?<>ヨーロッパの忘れ物

これは欧州でお馴染みのアネクドートだ。 各国の人々の性分がよく示されている。 フランス人は考えた後でしゃべり、非常に慎重かつ保守的であることがわかる。 イギリス人…

識字率女子vsコンセンサス女、富国強兵女子決定戦

明治維新以降の識字率の向上は、 日本人の価値観を一致させ強力な大日本帝国という国家建設を成就させた。 表意文字である日本語は文字による刷り込み効果が極めて強く、価…

豊臣秀吉の呪縛に悶える孫正義//富と権力の分離

豊臣秀吉がおこなった刀狩りは貨幣取引によって武器を入手できない世の中をつくった。 どんなに貨幣経済の中で富を蓄えたとしても、その富を背景に武装できない世の中が実…

あまQ/「つかしん」の実用的すぎる好敵手/03

大型ショッピングモールは現代のオアシスだ。 現代人の生活に潤いと彩りを添えてくれる。 そんな大型ショッピングモールだが、その源流がどこにあるかはあまり知られていな…

何故、オバチャンは満員電車でもしゃべるのか?

満員電車は辛い。 誰もが辛い。 様々な匂いが渾然一体となり、それまで世の中に存在しなかったアロマが日々刻々誕生している。 様々な思惑が錯綜し、堅忍不抜の精神が要求…

なぜ日本人は静かに微笑むのか?

/786文字/ 中東では土を使った住居が主流だった。 土の住居は音を吸収するため、大きく高い声で喋らなくては意思疎通が覚束ない。 だから、中東の人々は高く大きな声…

資本主義の誤ちと過ち

資本主義とは文字通り「資本を優先する主義」だ。 すなわち資本を優先する判断基準であり頭の中の様相である。 ところが資本主義は押し並べて「資本主義の世の中では」と…

サービス業の臨界反転、叛逆!喫煙喫茶とブックオフ

カフェが禁煙化を進めた結果、喫茶店における喫煙サービスが復権している。 デジタル書籍化が激進した結果、ブックオフの持つ紙書籍の価値が高騰している。 このようにサ…

民主派閥政治のジレンマ/個人情報商品化からの分析

1995年のインターネット解禁とともに個人情報が商品化されて30年になろうとしている。 我々はオンラインで安価にサービスを受ける代償として、今日も個人情報商品をI…

虚構と捏造の惑星/高校生の手紙、そして袴田事件

「人類最高の発明は虚構である」 サピエンス全史の著者ユヴァル・ノア・ハラリがそう喝破した。 その通りである。 人類はこの世にまだ存在しないものを頭に思い浮かべ、…

ダボダボ服が中堅アパレルにとって神風であるとは?

ダボダボな服が流行している。 「竹の子族」を彷彿させる奇抜ぶりは「ああ、この流行もすぐに終わるんだろうなあ😊」と思わせる十分マンモスである。 だが、このダボダボ…

ブックオフは終わったのか?/MATANAの臨界点

都内にてブックオフが10月に続々と閉店していくようだ。 このままブックオフは終わってしまうのだろうか。 新古書店という新基軸 2000年代に一世を風靡したブック…

アメリカ国債150兆円 まだ増やす?/売国の饗宴

始まりました。 「行き過ぎた円高を是正する為替介入」の下準備が。 タイトルと内容はいつも異なる 産経新聞発 Yahoo!ニュースさん経由の加工情報によれば、【円高「必…

自民党総裁選とプロ野球が鬼激戦のヤバい逆相似形

27日に行われる自民党総裁選は「激戦」の様相をていしている、ということになっている。 なぜ、激戦の様相をていしている、ということなっているかといえば、 それは……

近き者惚け、遠き者襲来す/インバウンド亡国論

最近、京都の新京極界隈に行った読者諸賢はいるだろうか? 驚くことなかれ、 新京極界隈にはもはや猫かインバウンドしかいない。 正確には外国人と修学旅行の子供達だっ…

ドキドキする駅ランキング【阪急阪神沿線版】

ドキドキする駅ランキング【阪急阪神沿線版】

住みたい街ランキングはどうにも人を傷つける。
「言葉は世界を文節化する」と言ったもので、
ランキングに選ばれなかった街の人々はやるせない想いになってしまう。

筆者の街も一応選ばれてはいる。
だが順位はつねに底辺で寸評すらつかないありさまだ。
やはり自分の街が低い評価を受けているのは辛い。

「みんなが住みたくない街にワタシは住んでいるのだ」と思わされることのなんと辛いことか。

住みたい街ランキ

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日本人はなぜ無口なのか?<>ヨーロッパの忘れ物

日本人はなぜ無口なのか?<>ヨーロッパの忘れ物

これは欧州でお馴染みのアネクドートだ。
各国の人々の性分がよく示されている。
フランス人は考えた後でしゃべり、非常に慎重かつ保守的であることがわかる。
イギリス人は考えながらしゃべり、非常に左脳と右脳の均衡がとれていることがわかる。
スペイン人はしゃべった後でようやく考え、非常に向こう見ずであることがわかる。
あまり知られていないが、スペイン人は欧州においてイジられキャラなのだ。

「考える」と「

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識字率女子vsコンセンサス女、富国強兵女子決定戦

識字率女子vsコンセンサス女、富国強兵女子決定戦

明治維新以降の識字率の向上は、
日本人の価値観を一致させ強力な大日本帝国という国家建設を成就させた。
表意文字である日本語は文字による刷り込み効果が極めて強く、価値観を一致させるのにもってこいだからだ。

例えば、
「好き」という単語。

好きとは何か?
「好き」とは「女」の「子」である、、
と文字が光の速さをもって目に教えてくれるのだ。

古の教えが、検索エンジンを使わずともわかる。
これが日本

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豊臣秀吉の呪縛に悶える孫正義//富と権力の分離

豊臣秀吉の呪縛に悶える孫正義//富と権力の分離

豊臣秀吉がおこなった刀狩りは貨幣取引によって武器を入手できない世の中をつくった。
どんなに貨幣経済の中で富を蓄えたとしても、その富を背景に武装できない世の中が実現したのだ。

いわゆる「富と権力の分離」である。

まったく知られていないが、これが近現代の要諦なのだ。

なぜ刀狩りは必要なのか?

刀狩りは貨幣経済を機能させるために不可欠な手続きだ。

もし仮に、刀狩りをしないまま貨幣経済を導入した

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あまQ/「つかしん」の実用的すぎる好敵手/03

あまQ/「つかしん」の実用的すぎる好敵手/03

大型ショッピングモールは現代のオアシスだ。
現代人の生活に潤いと彩りを添えてくれる。
そんな大型ショッピングモールだが、その源流がどこにあるかはあまり知られていない。

つかしん

1985年に兵庫県尼崎市最北端の塚口本町に墜落降臨した「つかしん」こそが大型ショッピングモールの始祖であり聖地なのだ。
「ピルグリムモール」として「つかしん」には今このときも巡礼者が後をたたない。

今日はそんな「つか

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何故、オバチャンは満員電車でもしゃべるのか?

何故、オバチャンは満員電車でもしゃべるのか?

満員電車は辛い。
誰もが辛い。
様々な匂いが渾然一体となり、それまで世の中に存在しなかったアロマが日々刻々誕生している。
様々な思惑が錯綜し、堅忍不抜の精神が要求される精神鍛錬の刻なのだ。
だがこの満員電車という現代の特異点にあっても不可侵の存在がいる。

それが「オバチャン」だ

何故、オバチャンはリモートで喋るのか?

公共の満員電車において大声で喋るというだけで、もはやそれは社会通念への侵略

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なぜ日本人は静かに微笑むのか?

なぜ日本人は静かに微笑むのか?

/786文字/

中東では土を使った住居が主流だった。
土の住居は音を吸収するため、大きく高い声で喋らなくては意思疎通が覚束ない。
だから、中東の人々は高く大きな声でしゃべるクセがあるのだ。

翻って、
日本人は国際会議の場であまりしゃべらず「静かに笑っている」と揶揄されたりもする。

日本人は静かに微笑む。

なぜこうなったのだろうか?

欧州=石の家=低い小さな声

では、欧州の人々はどうだろ

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資本主義の誤ちと過ち

資本主義の誤ちと過ち

資本主義とは文字通り「資本を優先する主義」だ。
すなわち資本を優先する判断基準であり頭の中の様相である。

ところが資本主義は押し並べて「資本主義の世の中では」といった文脈にて用いられている。

資本主義=世の中、という固定観念が大多数派の頭の中に刷り込まれて離れない。
ここに資本主義の誤ちがあるのだ。

「頭の中」と「世の中」の混同

資本主義を世の中として捉え続けたことで近現代人はたいへんな損

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サービス業の臨界反転、叛逆!喫煙喫茶とブックオフ

サービス業の臨界反転、叛逆!喫煙喫茶とブックオフ

カフェが禁煙化を進めた結果、喫茶店における喫煙サービスが復権している。
デジタル書籍化が激進した結果、ブックオフの持つ紙書籍の価値が高騰している。

このようにサービス業が新しく変遷を遂げようとする時、必ず古きものが復権してくる。
これをしてサービス業の臨界反転という。

未来発展と原点回帰は同時にやってくるのだ。

喫煙ビジネス、臨界点での反転

新しいビジネスはさらに新しいビジネスを産む。

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民主派閥政治のジレンマ/個人情報商品化からの分析

民主派閥政治のジレンマ/個人情報商品化からの分析

1995年のインターネット解禁とともに個人情報が商品化されて30年になろうとしている。
我々はオンラインで安価にサービスを受ける代償として、今日も個人情報商品をIT企業に明け渡している。

この個人情報商品化という21世紀ならではの現象はあらゆる分野に大きな影響を及ぼしている。

今日は民主政治体制に及ぼす影響を考察してみよう。

民主政治は最悪の政治体制である

世界一の皮肉屋宰相であるW.チャ

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虚構と捏造の惑星/高校生の手紙、そして袴田事件

虚構と捏造の惑星/高校生の手紙、そして袴田事件

「人類最高の発明は虚構である」
サピエンス全史の著者ユヴァル・ノア・ハラリがそう喝破した。

その通りである。

人類はこの世にまだ存在しないものを頭に思い浮かべ、それを実現させることで世の中を発展させてきた。

想像、然る後、創造。
この2つの「ソウゾウ」こそが人類を霊長類の長たらしているのだ。

この過程において「虚構」というものが重要なファクターになる。
いま存在せぬ虚構を想い、それをどう

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ダボダボ服が中堅アパレルにとって神風であるとは?

ダボダボ服が中堅アパレルにとって神風であるとは?

ダボダボな服が流行している。
「竹の子族」を彷彿させる奇抜ぶりは「ああ、この流行もすぐに終わるんだろうなあ😊」と思わせる十分マンモスである。

だが、このダボダボ服の流行は中堅以下のアパレル業者にとっては神風だ。

ダボダボ服が中堅以下のアパレル業者にとって神風。
どういうことだろうか?
チョチョイと説明しようではないか。

ユニクロやH&Mなど、
大手アパレル業者は潤沢な資金力にものをいわせ、

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ブックオフは終わったのか?/MATANAの臨界点

ブックオフは終わったのか?/MATANAの臨界点

都内にてブックオフが10月に続々と閉店していくようだ。

このままブックオフは終わってしまうのだろうか。

新古書店という新基軸

2000年代に一世を風靡したブックオフ。
古本のみならず出版社が売り捌くのに難儀している「新古書籍」を販売することで人気を博した。
古本販売もブックオフのような大規模書店は当時存在せず、古本を身近に購入できるようにした功績は大きい。

ブックオフもいわゆる「規制緩和」

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アメリカ国債150兆円 まだ増やす?/売国の饗宴

アメリカ国債150兆円 まだ増やす?/売国の饗宴

始まりました。

「行き過ぎた円高を是正する為替介入」の下準備が。

タイトルと内容はいつも異なる

産経新聞発 Yahoo!ニュースさん経由の加工情報によれば、【円高「必ず」マイナス】というタイトルが掲げられております。
いかにも星野リゾートの代表さんが「円高をなんとかしろ」といったイメージを持ってしまいます。
だがこの記事をよく読み込めばそうではないのです。
星野代表が述べたことを要約すると次

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自民党総裁選とプロ野球が鬼激戦のヤバい逆相似形

自民党総裁選とプロ野球が鬼激戦のヤバい逆相似形

27日に行われる自民党総裁選は「激戦」の様相をていしている、ということになっている。

なぜ、激戦の様相をていしている、ということなっているかといえば、
それは…、知ってるくせに聞くなよ😉

まあ、念のために書いておくが、その方がPVや視聴率を稼げるからだ。

石高小学校

上記記事によれば、石破氏、高市氏、小泉氏の三つ巴といった様相のようだ。

石破氏に含むところはないが、
石破氏の顔はどうに

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近き者惚け、遠き者襲来す/インバウンド亡国論

近き者惚け、遠き者襲来す/インバウンド亡国論

最近、京都の新京極界隈に行った読者諸賢はいるだろうか?

驚くことなかれ、
新京極界隈にはもはや猫かインバウンドしかいない。

正確には外国人と修学旅行の子供達だったが、
目算でもインバウンドの比率が8割以上だとわかる。

あの阪急烏丸駅から東に歩くと、徐々にインバウンド比率が増えていき、新京極界隈で最高潮に至るのだ。

もはや新京極界隈の「インバウンド」による「乗っ取られぶり」は、
近隣において

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