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2022年1月の記事一覧
【初出版『最強の法則』100】 vol.56:カバーの「第一印象」で売れ行きが決まる⁉
タイトルとともに重要なのが、カバー(表紙)です。
リアル書店さんでもネット書店でも、最初に目につくのが
カバーの表側(専門用語で表1と言います)です。
カバーから受ける第一印象で買うか、買わないかが決まります。
読者の方がカバーを見るのはほんの一瞬。
一説には、書店店頭で1冊当たり0.1秒と言われています。
それだけに、編集者も渾身の力を込めてカバーを作ります。
前回お話したように、本文修正作業
【初出版『最強の法則』100】 vol.55:タイトルは納得いくまで詰める
前回までお話した本文(原稿)チェックと並行して、
タイトル決定がされるケースが多いです。
販売担当が書店さんの注文をとる(注文書をつくる)ことを考えれば、
カバーデザインも含めて、遅くとも発売予定日の2か月前には
決まっていたほうが理想的とされています。
(なかなか理想通りにはいきませんが…)
企画書段階では「編集者向けの」タイトル=仮タイトルでした。
打ち合わせや取材段階でも仮タイトルのまま進
【初出版『最強の法則』100】 vol.54:原稿のPDFは紙で見てみよう
前回は、ワード段階での原稿の修正に関してお話しました。
原稿の修正に関しては、下記の3つの段階があります。
①ワード原稿の段階
②PDF(ゲラ)の段階(初校、再校、三校または念校)
③印刷所に入稿前の最終チェック
今回は②に関してお話します。
②のPDFは、本文のデザインが組まれ、本文原稿や図、表、写真、イラスト、まとめなどを組み込んだ状態で出てきます
(初めから全て完成形で出てくることは少な
【初出版『最強の法則』100】 vol.53:原稿をガッツリ直すならワード段階で
自分で書いたにしても、ブックライターの方が書いたにしても、
原稿が完成したら、次はチェックです。
チェックは何段階かあります。
①ワード原稿の段階
②PDF(ゲラ)の段階(初校、再校、三校または念校)
③印刷所に入稿前の最終チェック
ここからは、本格的な制作工程。
編集者の本音全開で書いちゃいますよ(笑)。
①ワード原稿の段階
※この段階があるかどうかは、編集者と書籍の内容によります。
ビジ
【初出版『最強の法則』100】 vol.52:ライターの執筆期間に準備すること
取材がすべて終わると、やはり著者も編集者もホッとします。
一方、ブックライターの方はこれからが第2の本番です。
早い方でも原稿完成までは1か月はかかります。
通常1か月半~2か月は見たほうがいいでしょう。
ライターや編集者の流儀にもよるのですが、
最近では原稿が全て完成する前に、「サンプル原稿」をいただくケースが多いです。
1~2項目をライターの方に書いてもらい、
文章のトーンや書き方を著者と編
【初出版『最強の法則』100】 vol.51:トラブルの芽は早めに摘む
ライターも決まり、顔合わせも済み、取材がスタートしました。
あとは自分のコンテンツを出し切るだけ――と張り切っている方も多いでしょう。
その気持ちをずっと持っていてほしいものですが、
取材を進めていくうちに、著者の方からよく出てくる悩みがあります。
それは、以下の5つです。
①取材の時間がとれない
②思うように話せない
③取材が思うように進まない
④ライターと合わない
⑤やっぱり違う企画にしたい
【初出版『最強の法則』100】 vol.50:取材でコンテンツを創り出す
今回は、自分で執筆せずに、ブックライターに取材と執筆を依頼する場合を見ていきましょう。
今後の流れとしては、ライターと編集者があなたをインタビュー。
資料もあなたに提供してもらいながら、原稿をまとめていく作業をしていきます。
<ライターのセレクト>
ライターは編集者が選んでくれます。
ライターも分野によって得意・不得意がありますので、
編集者がライターの適性や性格、年代などを考慮してセレクトして
【初出版『最強の法則』100】 vol.49:書きやすい項目から書き始める
いよいよ、執筆の開始です。
編集者の流儀によりますが、どのように書いていけばいいのか、
打ち合わせしたほうが安心でしょうね。
以前もお伝えしましたが、下記のことは確認したほうがいいでしょう。
・図版やイラストの入れ方→入れる数や入れ方で、文章の書き方や分量も変わってきます。
マンガやイラスト、図が主体の書籍も増えています。
・文体→文の末尾が「です・ます」調か「である・だ」調か。イメージが変わっ
【初出版『最強の法則』100】 vol.48:執筆は逆算して細切れにする
構成案ができて、いよいよ制作にかかります。
当面は、
・タイトル決定
・カバー(表紙)制作
・本文制作
この3つが主な作業になってきます。
著者のあなたが取り掛かるのはまず、本文制作です。
まず、自分で書くのか、ブックライターに書いてもらうのか、
編集者と相談して決めることになります。
基本的に、よほど文章を書くのに自信がなければ、
ブックライターに任せたほうがいいです。
ライターがあなたに的確
【初出版『最強の法則』100】 vol.47:書く前の「設計図づくり」は妥協しない
大まかな企画がようやく決まりました。
「さあ、書くぞ!」
あなたは、意気込んでいるかもしれません。
ちょっと待ってください。
まだ構成案のブラッシュアップ作業が残っています。
「えっ、構成案なら企画書に書いてありますけど…」
と思うかもしれませんが、
本当にそれでいいのでしょうか。
この段階で、編集者と一緒に構成案を再度見直しましょう。
いわば、構成案の“推敲”です。
その時の視点は、「読者に
【初出版『最強の法則』100】 vol.46:企画変更は大チャンス
企画が出版社に通ったのはいいものの、
当初自分が立てた企画とは違う内容になってしまった――そんな話をよく聞きます。
本当によく聞きます。特に初出版の場合は。
でも、良かったですね!
あなたの本が出せるのですから。
それもいい経験と思って受け止めてください。
あなたの経験、知識、ノウハウ、コンテンツ、プロフィール…。
どれかに編集者がピンと来てなかったら、
キラリと光るものがなかったら、
「企画
【初出版『最強の法則』100】 vol.45:企画会議で編集者はあなたの“代理人”になる
あなたが渾身の思いを込めて書いた企画書が無事、編集者の目に留まりました。
編集者から連絡がくることでしょう。
「打ち合わせしませんか?」と。
小躍りしたくなるあなたの気持ちはわかります。
しかし、ここで安心はできません。
出版が決まったわけではないからです。
たいていの場合、編集者が一個人として「この企画をやってみたい」と思ったに過ぎない段階です。
編集者としては、ここからが勝負です。
あなた
【初出版『最強の法則』100】 vol.44:「出版のプロ」の知恵と人脈を使う
企画書も仕上がり、いよいよ出版社を決める段階。
その場合、大きく分けて3つの方法があると前回お話しました。
①自分で交渉する
②出版プロデューサーやエージェントを使う
③出版塾でプレゼンする
①は前回お話したので、今回は②③を説明します。
②は出版プロデューサー(コンサルタント)、エージェントを使って、出版社を決める方法です(以下、プロデューサーに統一)。
プロデューサーは、元出版社勤務の編集