川田修(Osamu Kawada)

出版企画グループ「リベルタ・パートナーズ舎」代表。徳間書店・元執行役員。業界歴37年「…

川田修(Osamu Kawada)

出版企画グループ「リベルタ・パートナーズ舎」代表。徳間書店・元執行役員。業界歴37年「出版界のおやっさん」。書籍のプロデュース、企画立案、編集、マーケティングまでトータルに手掛ける。小説とお酒が大の好み。東京と九州、デュアルライフ。オスの茶トラ猫と暮らす。ピアノ弾き語り練習中。

マガジン

  • 編集長24時間366日

    出版プロデューサーであり、書籍編集長である一人の人間が日常活動の中で何を考え、どのように仕事をしているのかをリアルに書いていきます。

  • シン・出版大全~幸せな出版をするために知っておくべきこと

    自分の本を出版したい方、出版に興味のある方のための基礎知識を述べる連載です。出版業界事情、出版へのロードマップ、企画書の作り方、本の売り方など、出版にまつわるAtoZを書いていきます。

  • 3人の猫~猫的生き方の研究

    私とパートナー、猫のイチの3人の生活から、見えてくるもの。そして、理想的な「猫的生き方」を探っていきます。

最近の記事

【出版脳のつくり方56】出版イベントはどんどんやろう!

発売日前後の講演会、イベント、セミナー、SNSライブ。 絶好の宣伝機会であると同時に、 読者サービスでもあります。 人間心理とは不思議なもので、 すでに購入していても、 著者を目の前にすると 2冊目、3冊目を買ってしまうものです。 その時点で、本が「ファングッズ」化しているのですね。 感謝の気持ちを込めて、 イベント等はどんどん開催していきましょう。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝

    • 【出版脳のつくり方55】書店周りは出版社に情報共有しながら

      「書店さんのご担当者にご挨拶したい」 その気持ちは嬉しいのですが、 著者と名乗って行く場合は 勝手に書店回りをしないでください。 トラブルの元になります。 必ず、どの書店にいつ頃行くのか、 出版社と合意しておきましょう。 書店員さんは基本的に忙しいので、 最近は出版社の営業マンも アポを取っていくほどです。 くれぐれも基本的マナーを忘れずに。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウま

      • 【出版脳のつくり方54】クラファンはお祭り気分で

        出版の際のクラウドファンディング (クラファン)も盛んです。 お返し(リターン)を考えたり、 告知に手間がかかるのは仕方ありません。 これで実売部数をある程度確保できますし、 宣伝費用に充当できたりします。 1000万円単位の成果を上げる人も出てきています。 サポートする専門家もいますので、 やってみる手はあります。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウまで、 著者としての考え方

        • 【出版脳のつくり方53】Amazonキャンペーン「2つの目的」

          著者が行うAmazonキャンペーンは、 すっかりおなじみですよね。 目的は2つあります。 期間を限定して集中的に買ってもらい、 実売部数を確保する。 さらには部門別1位を獲って、 宣伝や書店への販促に活かすことです。 出版社によっては 「書店での実売が下がる可能性がある」として、 歓迎しない場合もあります。 事前に編集者に話しておきましょうね。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハ

        【出版脳のつくり方56】出版イベントはどんどんやろう!

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        記事

          【出版脳のつくり方52】コミュニティの底力!

          著者として読者を広げる――。 その際に、自分のコミュニティを すでに持っている人は強いですね。 あなたとメンバーの信頼感が できている場合が多いので、 あなたの出版の際にも 力強く応援してくれるはずです。 特に有料コミュニティを持っている場合は、 売れ行きの初速を加速させる 原動力になります。 メンバーがあなたのコンテンツに 有料の価値を認めているからです。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執

          【出版脳のつくり方52】コミュニティの底力!

          【出版脳のつくり方51】著者としてできる宣伝方法を書き出す

          著者として自分の作品を広げるために 何ができるのか。 先輩たちの活動を参考にしつつ、 書き出してみましょう。 出版と本について毎日のように、 情報発信する。 応援団やコミュニティをつくる。 キャンペーンを実施する。 本を持参して、 会合やパーティに顔を出す。 書店を回って、売れ行きをチェックする。 そして、1冊ぐらい買う――。 ほら、いろんなことができますよ。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、

          【出版脳のつくり方51】著者としてできる宣伝方法を書き出す

          【出版脳のつくり方50】普段から応援している人が応援される

          本の宣伝をあなた一人だけ頑張っても、 限界があります。 応援してくれる人が必要です。 出版のために改めて Facebookやオプチャで 応援グループをつくるのはいいのですが、 あなたも知人の活動の応援を 日ごろからやっていきましょう。 自分だけ応援されようとするのは、 虫が良すぎます。 応援するのも時間と労力とお金がかかるのですから。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウまで、

          【出版脳のつくり方50】普段から応援している人が応援される

          【出版脳のつくり方49】情報発信に関して編集者と合意しておく

          SNS、ブログ、メルマガ、 そしてLINE公式などでの情報発信。 「何を、いつから、どのように」発信するか。 編集者と打ち合わせしておいてください。 出版社によって、 「発売日が正式決定しないと発信はNG」など、 ルールがある場合があります。 面倒でしょうが、 確認を忘れずにしてください。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウまで、 著者としての考え方と行動をお伝えしていきます。

          【出版脳のつくり方49】情報発信に関して編集者と合意しておく

          【出版脳のつくり方48】出版情報発信は、集中的に続ける

          SNS、ブログ、メルマガ、 そしてLINE公式などのメディア。 「本の宣伝のためには、 どれをやったらいいんですか?」と よく聞かれます。 理想は、全てです。 ユーザー層が微妙に違いますから。 でも、そんなに時間と労力をかけられませんよね。 自分の好きなもの、 お客さんの反応がよいもの、 フォロワーが増えやすいものを選んで、 集中的にやりましょう。 できれば、専門家に学んだ方がよいかもですね。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに

          【出版脳のつくり方48】出版情報発信は、集中的に続ける

          【今の時代なら、間違いなく不登校になっていた】

          ベストセラー作家の祭典「著者フェス!」。 そのWeekly版として、 毎週土曜日朝8時から「著者フェス!Saturday」を Facebookグループ等でライブ配信しています。 話題の本の著者をゲストにお招きして、 ご著書のエッセンスを語っていただこうという趣旨です。 今週9月14日(土)朝8時のゲストは、 17歳でタトゥー彫り師という異色の経歴を持つ松谷咲さんです。 ご紹介するのは、咲さんが16歳で出版した『15歳の叫び あんな大人になりたくない ~10代の自分を最高に好

          【今の時代なら、間違いなく不登校になっていた】

          【出版脳のつくり方47】自分の作品の成長記録をつけよう

          SNS、ブログ、メルマガ。 そしてBANが頻発していますが LINE公式も入れておきましょう。 出版が決まったら、 こうしたオウンドメディアで 情報を毎日のように発信し続けたほうがいいです。 単なる宣伝だと思うと、 げんなりする人もいるでしょう。 フォロワーや読者と一緒に、 自分の作品を育てていくと思ってください。 情報発信は、あなたの作品の成長記録。 そしたら、少しはやる気になりませんか。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに

          【出版脳のつくり方47】自分の作品の成長記録をつけよう

          【ベストセラー作家の卵たちが大集合】

          国内外合わせて累計900万部に迫るベストセラー作家・本田健さん。 健さんの一日セミナー「作家・コンテンツビジネスで経済自由人になる秘密」に参加してきました。 全国・海外からも出版を志す人、著者、編集者・出版プロデューサーたちが100人以上も集合。 朝10時から18時半過ぎまで、みっちりと健さんの言葉に耳を傾けました。 気づいたのは、私がいま講座で教えている内容や発信情報を根本的に変える必要があること。 出版の意義や作家という存在を根本的なところから説明していこうと思っていま

          【ベストセラー作家の卵たちが大集合】

          【出版脳のつくり方45】出版に関する情報発信は、出版前から始めよう

          、 あなたの本を売るための仕掛けは、 出版決定前から始めてください。 自分のメディアや 応援してくれる人を育てておいてほしいのです。 SNS、ブログ、メルマガ。 数にしても信頼感にしても 一朝一夕には大きくなりません。 出版を決意した直後から、 出版に関する情報を発信し続けましょう。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウまで、 著者としての考え方と行動をお伝えしていきます。 詳

          【出版脳のつくり方45】出版に関する情報発信は、出版前から始めよう

          【出版脳のつくり方44】校了とは決断である

          修正を重ね、 あなたの書籍はいよいよ校了を迎えます。 校了とは、「この本文と内容で印刷します。 もう修正はしません」という状態にすること。 校了作業自体は編集者が行いますが、 その前にあなたも決断しないといけません。 「この内容で世に作品を出す。後戻りはしない」ということを。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウまで、 著者としての考え方と行動をお伝えしていきます。 詳しくは、

          【出版脳のつくり方44】校了とは決断である

          【出版脳のつくり方43】本文チェックの際は、ツッコミを入れまくる

          書籍の本文のチェックのコツ。 とにかく「ツッコミ」を入れ、 「難癖」をつけること。 「それ、ホント?」「意味がわからない」 「つまらん」「何が言いたいの?」 「違う表現のほうが良くない?」 自分の文章やコンテンツは 愛おしいとは思いますが、 最後は読者が理解できるかどうかが判断基準です。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウまで、 著者としての考え方と行動をお伝えしていきます。

          【出版脳のつくり方43】本文チェックの際は、ツッコミを入れまくる

          【出版脳のつくり方42】著者に最低限の文章力は必要

          「書籍の本文はライターが書くので、 著者は書く力は必要ない」 ――こんな口当たりのいい言葉を平気で言う 著者やプロデューサーがいますが、 だまされないでください。 最低限修正する力は必要ですし、 最悪の場合、 全て著者が書き直す必要があるのです。 文章力は養っておきましょう。 ――――――――――― 「出版脳のつくり方」では、 商業出版したい人たちに 心構えと準備、企画書作りから、 執筆・宣伝ノウハウまで、 著者としての考え方と行動をお伝えしていきます。 詳しくは

          【出版脳のつくり方42】著者に最低限の文章力は必要