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【初出版『最強の法則』100】 vol.44:「出版のプロ」の知恵と人脈を使う

企画書も仕上がり、いよいよ出版社を決める段階。
その場合、大きく分けて3つの方法があると前回お話しました。
①自分で交渉する
②出版プロデューサーやエージェントを使う
③出版塾でプレゼンする

①は前回お話したので、今回は②③を説明します。

②は出版プロデューサー(コンサルタント)、エージェントを使って、出版社を決める方法です(以下、プロデューサーに統一)。
プロデューサーは、元出版社勤務の編集者出身の方が多いですが、最近では現役著者の方も増えてきました。
人によってサービス内容は異なりますが、出版に関する基礎知識、企画立案の方法や書き方の伝授、企画書添削、出版社紹介や交渉、はたまた執筆サポートや編集、宣伝プロモーションまで手掛けていらっしゃる方もいます。
つまり、

・あなたのコンテンツや経験を企画書におとしこむ(あるいはその方法を教える)
・企画書を出版社に通る内容にする
・出版社に交渉する

こうしたことがプロデューサーの仕事です。
もちろん、「企画書は添削するけど、売込みはあなたがやってね」という方もいますし、
出版社や編集者へのルートを持っており、A社がダメならB社という具合に、出版社が決まるまでやってくれる方もいます。
私もケースバイケースですが、後者パターン。
基本的に企画書作成から出版社決定までやることが多いですね。

③の出版塾では、企画のつくり方、企画書の書き方を伝授。企画書の添削を繰り返し、最後は複数の出版社の編集者によるオーディションを開催するというシステムが多いです。
オーディションは、著者候補の方が編集者の前でプレゼンをして、気になる著者候補がいたら、編集者が手をあげるというような形式です。

それで出版が決定ではなく、編集者と打ち合わせする権利を得るという形ですね。
そこからすぐに出版が決まるケースもありますし、企画書の書き直しをお願いされることもあります。
私もオーディションは審査員側として経験があります。基本的に「この著者と企画はいいな」と思うのは各社ほぼ一致していて、競合することが多かったですね。

では、このあとどのようにしてあなたの出版は決まっていくのでしょうか。
それは次回お話ししますね。
ではでは!

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書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。