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【初出版『最強の法則』100】 vol.51:トラブルの芽は早めに摘む

ライターも決まり、顔合わせも済み、取材がスタートしました。
あとは自分のコンテンツを出し切るだけ――と張り切っている方も多いでしょう。
その気持ちをずっと持っていてほしいものですが、
取材を進めていくうちに、著者の方からよく出てくる悩みがあります。
それは、以下の5つです。

①取材の時間がとれない
②思うように話せない
③取材が思うように進まない
④ライターと合わない
⑤やっぱり違う企画にしたい

どれも「取材あるある」なんですが、早めに担当編集者に相談したほうがいいのは言うまでもありません。

①取材の時間がとれない
これは、書籍の取材の優先順位があなたの中で低いだけ。
対策としては、取材時間をブロックしてもらうしかありません。
どうしても別の予定が詰まってしまったら、刊行スケジュールを調整するしかありません。

②思うように話せない
原因はほぼ2つです。取材自体に慣れていないか、質問の意図が伝わっていないか。
なかには、急にその場で質問されるのが苦手という方もいるかもしれません。
慣れるしかありませんし、よどみなく話す必要など最初からないのです。
質問内容がわかりにくい場合は、あらかじめ質問項目を送ってもらいましょう。
考える時間ができるだけ、逆に効率的です。

③取材が思うように進まない
逆に予定通り進むのがマレです。
だいたい、引っかかる部分や時期があるもの。そう割り切りましょう。

④ライターと合わない
もちろん最も避けたい局面ですが、
お互いに人間同士なので、ライターの実力とは関係なく、相性はあります。
最初のころに「合わない」と思ったら、編集者に替えてもらうことはあります。

私も何回かライターを替えたことがあります。
中には担当編集者ごと替えたなんてことがありました。
いいものをつくるのでしたら、妥協はしない。
そういう点では編集者も理解してくれるとは思います。

⑤やっぱり違う企画にしたい
編集者の意向で企画を変えられたものの、やはり始めの企画がいい。
もしくは全く別の企画にしたい。
そんな相談を受けたことは何度もあります。
素直に編集者に相談するのは構いませんが、
出版社の他の部署の意見も入れて合意された企画です。
そう簡単に変更できるものではないことは心得ておいてほしいと思います。

いずれにしても、すべて担当編集者に早期に相談することです。
こういったトラブルは誰もが当然避けたいですが、
お互いにモヤモヤしながら進めるよりはマシです。
1日も早い解決を目指しましょう。

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