見出し画像

【初出版『最強の法則』100】 vol.48:執筆は逆算して細切れにする

構成案ができて、いよいよ制作にかかります。
当面は、
・タイトル決定
・カバー(表紙)制作
・本文制作
この3つが主な作業になってきます。
著者のあなたが取り掛かるのはまず、本文制作です。

まず、自分で書くのか、ブックライターに書いてもらうのか、
編集者と相談して決める
ことになります。
基本的に、よほど文章を書くのに自信がなければ、
ブックライターに任せたほうがいいです。
ライターがあなたに的確な取材をして、わかりやすい文章で
あなたのコンテンツを120%表現してくれます。

それは恥じることではありません。
ビジネス書の多くはブックライターが書いています。
本の奥付や目次周辺に「取材協力○○」とか「構成○○」と書いてありますが、
あれは、ほとんどがブックライターのことです。

そうはいっても、ご自分で書きたい方も多いことでしょう。
日頃SNSやブログ、セミナー資料などを書いている方は、
文章を書くことにそれほど抵抗感もないでしょうし、
逆に自信をつけている方もいるかもしれませんね。
確かに自分の言葉で、微妙なニュアンスも含めて書くことは
いい体験だと思います。

企画書にサンプル原稿を付けてくる方も多いです。
その文章がよいものだったら、編集者もあなたに書かせてくれるかもしれません。

自分で書くと決めたら、まずスケジュールを逆算することです。
ここでは、かなり単純計算をしますね。
編集者と相談して、ページ数や1ページあたりの文字数を大まかに決めます。
構成案の項目が50あり、本文を200ページくらいにするとします。
1項目は平均4ページ。1ページが約500文字とすると、1項目2000文字。
全部で10万文字です(最近の書籍はもっと少ない傾向ですが)。

2000文字を1日で書くと計算すると、全部書き終わるのに50日間かかる計算になります。
実際は書けない日があったり、停滞することも考えて、執筆期間を60日間としましょう。
つまり、全部書き終えるのに最速でも約2か月かかる計算になります。

いかがでしょう?
仕事を2か月も休んだり、セーブするのは難しいでしょうから、
実際はもっとかかるかもしれません。
ですので、自分で書く場合は、いかに執筆の時間を捻出するか、が大きな課題になります。

ご自分で書いている方に聞くと、
・朝5時起きで8時まで毎日書く
・土日や休日にまとめて書く
・ブログやセミナー資料をもとに修正、追加する形にする
・音声入力で1日1行でも書く

など、さまざまに工夫しているようです。

やり方はその方に合った方法でいいと思います。
いずれにしても、単行本1冊分の文章は一晩でできるものではありません。
現実的なスケジューリングが一番大切です。

次回も執筆の際の注意点をお話します。
ではでは!

★お問合せやご質問はこちらから、お気軽にどうぞ。
https://lit.link/kawadaosamu

書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。