見出し画像

コミュニケーション能力: 達人だけでなく、原点も視野に入れる成長法

コミュニケーション能力の基盤は、自身の成長を正確に理解し評価すること。そのためには、幼少期からの成長を認識し、自己肯定感に繋げることが良い循環を生む。

例えば、幼稚園や小学校1年生の頃。あの頃、子どもたちは様々な場面でコミュニケーションの難しさに直面する。例えば、帰りの会の途中に、お手洗いに行きたいと言えず、漏らしてしまう子。

頭が良くてクラスの人気者で、コミュニケーションが得意なタイプだけれど、言えなくなってしまう理由があったのだろう。恥ずかしかったのかもしれない。

あるいは、好きな子の気を引こうとして意地悪をする子は、この時期にもいたし中学でも見かけた。幼稚園でおもちゃを「貸して」とか「並んで待ってる」ことを伝えられず、突き飛ばす子もいた。大人でも、似たような行動を選択する方はいないだろうか?

TEDに出演するようなプレゼンテーション能力は、大人である我々に確かに魅力的だ。話し方の他に、語るべきことを成し遂げたことも素晴らしい。

しかし、日常生活では、プレゼンテーション以外も必要だ。あなたが赤ちゃんの寝かしつけをしている時に、パワポを天井に投影しつつ『君が眠るべき11の理由』を、ろくろを回す手つきで、スピーチしないはずだ。様々な、コミュニケーション能力が必要。

また、話すことと同じように聞くことも訓練が必要で、時には何も喋らず聞くだけでもコミュニケーションが成立することさえある。

コミュニケーション能力に苦手意識を持つ人は多い。

しかし、幼稚園・保育園や小学1年生の頃の自分を思い出すと、大人になった今、大きく成長しているはずだ。18歳の人が5歳を振り返れば13年前、30歳なら25年前だ。

出発点はそこにあり、得意不得意はあっても、基本的にはどんぐりの背比べだ。TEDに出て喋る人は限られているので、上手い下手の違いは、幼少期と大人の違いほど離れてはいない。

だから、コミュニケーション能力が苦手だと感じる日には、自分の原点はどこかを確認したい。どれだけ苦手でも、5歳や7歳の頃の自分と比べたら、成長しているのだから。

コミュニケーション能力のスタートは、こうした成長を正確に理解して評価すること。苦手なところ、毎日の失敗、それらは、幼い頃の限界と比較すれば、遥かに高度なことが出来るようになっている。この視点は、コミュニケーション能力の大事な基盤だと思う。​​​​​​​​​​​​​​​​



部活動


関連note



執筆スタンス


プロフィール



Kindle出版しました

https://www.amazon.co.jp/dp/B0DGSXN3X2

Kindle Unlimitedで読めます。読むお守りです。


「♡」は、誰でも(noteにアカウントを作っていない方でも)押すことができます。この投稿を「いいな」と思った方は、気軽に押してもらえると嬉しいです。もちろんフォローも嬉しいです!

この記事が参加している募集

サポートする値打ちがあると考えて下さって感謝します! 画像生成AI学んでるので、その費用にさせて下さい。 新書を一冊読むことよりお得なnote目指してます。