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横書き「生ぐさボウズ」

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丁寧。
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#夫婦

自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

自分の弱さにつまづいてかいしゃをやめたはなし

僕は会社をやめて、29年生きてきてはじめて、自分で人生を歩みだした気がしています。

会社をやめたとき、自分の中の「自分」をできるだけ深く見つめようとしました。その時のことを、できるだけ赤裸々に書いた文章です。

正しいことは書いていないと思います。

一人でも、読んでくださる方がいれば、うれしいです。

(これは3/29に投稿済みの記事を、キナリ杯にあわせ、再投稿したものです。多くの方に届くかも

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うれしかった

うれしかった

20220111

2022年、妻とケンカ初めをした。

ささいなことで、「うわコイツないわあ」となった。一緒にいるのもイヤだったから、車で一人で出かけた。ケンカして家を空けるってのは初めてだと思う。

それで、家から少し距離のあるコンビニの駐車場でめそめそ泣いていた。

そうこうしてたら、あすかさんから連続で電話がかかってきた。

出ないでいると「ういが泣いて大変 どこいる?」との連絡だった。

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隣

20210219

YouTubeのオススメに、坂口恭平・高木新平・宮台真司の動画が出てきて、みる。

冒頭すぐの箇所にホーホーとなる。

2013年頃の動画で、坂口恭平さんが『独立国家のつくりかた』を出した頃のようだった。

『独立国家のつくりかた』を書いた経緯のようなことを話していて、そのキッカケは妻・フーとの会話にあったと。

坂口さんの思考や、本の内容いかんより、はじめの一歩が隣にいる妻と

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妻といることは飽きない

妻といることは飽きない

20210114

先日お世話になってる方から「24時間一緒にいるね」と言われた。僕と妻のことだ。

たしかに。と思った。

僕が個人事業主兼主夫になってから、ほぼほぼ全ての時間を、妻とともにしてる。娘と犬もそうではあるけど、保育園行ってたり、家空けてたりするから、妻ほどではない。

なんともありがたいことに、飽きない。全然飽きない。

何話しててもお互いの異なる興味が絶妙に噛み合っておもしろい。

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妻の葛藤

妻の葛藤

20210105

先日、妻と一緒に行っていたお正月イベントで、妻が古くからのお客様と話しているのに同席した。

「2020年はどうでしたか?」とお客様にきかれて、妻が答える。

「夫が仕事を辞めたっていうのが一番大きかったんですかね、やっぱり。

3月とか4月とかくらいまでは、お互い不安というかで、ぶつかったりもしてました。

夫が仕事を辞めたことは私はうれしくて。

夫に自分の時間を持って欲し

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疲れと独り

疲れと独り

20201228

久々に妻とケンカをした。

久々に、といっても、冷静にカウントしたら月一くらいのペースではしてるんじゃないかと思うけど、久々な気がしてる。

ケンカにどっちが悪いも何もないのだけど、引き金になったのは、妻がイライラをぶつけにきてると僕が感じ、それに納得がいかないことだった。

内容の詳細を振り返ってみれば、何をそんなことでと言いたくなるようなささいなことであって、受け流して相手

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イライラ

イライラ

20201219

2020年変わったことって思うと、僕が会社をやめてサラリーマンじゃなくなったってのがおっきいなあと思う。
一年前ってどうしてたかなあと振り返ってみる。

早朝から働けるように朝7時スタートのシフトにして、夕方に娘の迎えにいけるように帰る。

妻はバタバタと娘を保育園におくり、そのバタバタのままに治療へ。

あの頃の妻はよくイライラしてたなあと思う。

朝が落ち

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デートがしたい

デートがしたい

20201114

昨日妻と2人で温泉に行った。

デートだ。

できるなら週1日はデートしたい。
デートと言っても、MTGするか大体お互いのワークをするから、いわゆるときめく時間って感じではない。大体温泉かカフェにいって、心身ゆるめて、各自の時間をすごす。

今の僕にとって、一日一日を満喫する以上のエンタメはない。特別に用意した刺激はいらない。気張ってアレやろコレやろとかが必

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妻は変な奴

妻は変な奴

20201110

妻の日々のようすを間近でみていると、よくこの人にこんなにお客様ついてくれてるな...と思うことがよくある。

仕事ぶりが悪いとかではない。むしろすごく丁寧な部類だと思う、贔屓目なく。

仕事の出来不出来でなく、こんな変な奴のところによくぞ集まってくださる...!とビックリしている。

現状の自分の生活スタイルは少数派だろうなって自覚がある。その身からし

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結婚は事件でできている

結婚は事件でできている

20201108

「どうして結婚するの?」ってことへのアンサーを考えてみる。

僕は結婚は、というか生きてるうちにおきる全ては、事故・アクシデントだと思う。

どうして結婚?ってことに僕が答えるとしたら、やってきたアクシデントを受け容れただけだよ、ってところか。

例えば、僕と妻の場合。

大学院生時代。6年前とか。
研究室からの帰りの地下鉄、副都心線に乗っていると妻からメッセ

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妻はダサい己と踊ってる

妻はダサい己と踊ってる

20201018

妻が、陶器でつくった土偶の“どぐ子”に、東洋医学の古典を解説するという、謎企画をはじめた。
潔く飽きる人ではあるから、いつまで続くかはわからない。

それよりなにより、あすからしいなあと笑える。

彼女はやることなすこと、ついつい笑える感じになっちゃう。

端麗ではない。シュッとシャープに魅了する線は描けない。

『クレヨンしんちゃん』で描かれる線みたいな

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子どもが現れた

子どもが現れた

20200926

↓↓↓妻のツイート↓↓↓

↓↓↓妻のツイートへの返事↓↓↓

妻と僕とだけって関係は、それはそれは清らかだった。淀みなし。

結婚前からの付き合いふくめて人生半分くらいに一緒にいるし、生きてきた中でまちがいなく一番仲がいいというか、束縛のない自由な関係。

子どもがうまれて一変する。天候は嵐、濁流。

変貌した流れに最初に放りこまれたのは妻だった。
娘とむきあ

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一つの身体の中に養殖と天然が同居する

一つの身体の中に養殖と天然が同居する

20200922

娘と妻と釣りに行った。

娘と妻が楽しんでいること、そしてその様子をみて楽しむ僕を思いながら、ふと、“養殖”としての体験と、“天然”としての体験があるかもなとピンとくる感じがある。

釣り堀に、そこで釣られるために育てられた、魚を釣りに行く。

釣り堀で釣る。釣れた/釣れないで一喜一憂する。それは“養殖”の、人工の体験。

一方で、生物学的に、人間とは断固

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妻とのケンカ

妻とのケンカ

20200717

妻とちっちゃいケンカをした。ケンカというか、僕自身のわだかまり。

妻がやりたいことをやってるときに、僕が娘の相手をしていた。

そのタイミング、僕は休みたかったし、別のことをしたかった。

ただ、娘は僕といたい時間だったらしく、それにあわせた。

娘との時間の最中に、妻に「◯◯どうする?」とたずねると、「いま◯◯やってるんだから待ってよ」と面倒くさそうなテン

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