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【自己紹介】花澤薫について(二〇二四年四月十四日時点)

花澤薫(はなさわ・かおる)は二〇二三年秋に短編小説『すべて失われる者たち』を出版し、小説家としてデビュー。普段は別名義で編集者やライターとして活動している。

福島県生まれ。大学時代は英米文学を学び、ジョン・キーツやサミュエル・ベケット、ポール・オースターなどの論文を執筆した。特に好きなアーティストはサニーデイ・サービス、ライド、ストーン・ローゼズ、ティーンエイジ・ファンクラブ、プライマル・スクリーム、ペイル・ファウンテンズ、ジェイク・バグ、カネコアヤノなど。好きな揚げ物はアジフライ。作家としての活動は株式会社ナウヒアがマネジメントする。

二〇二四年四月一日に始めたnoteでは著書の下書きや未収録作品、新作などを掲載している。「スキ」やフォロワー数、アクセス数にことさらこだわらず、(ほぼ)毎日、自分自身の成長を目的とした作品発信に重きを置く。「八〇〇文字の短編小説」「一二〇〇文字の短編小説」「二〇〇〇文字の短編小説」「夢の話、または短編小説の種たち」という四つのマガジンを展開している。

すべて失われる者たち

【本の内容】
偶然の出会いから結婚に至ったものの、お互いに絶対に明かせない秘密を抱えている夫婦。救いを求める声を聞き流した男のもとに、かつての恋人から届いた手紙。生まれ育った島にやむなく帰った男が言葉を失ってしまう思わぬ告白。赤々とした炎のように燃え立つ心をぶつけ合って、たちまち離ればなれになった恋を思い出すウェールズ生まれの女性。田舎でくすぶる初恋の人を無念に思うイギリス人編集者の揺れるような記憶。海外文学の影響を受けた筆致で紡がれる32編の短編はいずれも物語が始まるまでの物語であり、読み手に「生きることのミステリー」を突きつけていく。やるせない人生たち。そこに音楽は流れている。

【目次】
木は立ったまま眠っている/オレンジジュースを飲んでいた/ホワイトアルバム/あしたてんきになあれ/マタニティのうずき/アンダルシアの夜/ロンドン・コーリング/鳩時計/暗闇に流れる/さようならのメロディ/キラキラのそのあとで/抜け殻の音楽/小さな雲が二つ/双子の姉/二人の秘密/金木犀の香りは悲しみ/初雪の夕暮れに/新しい命を/思わぬ告白/それがダンスになる/ブルック・キーツについて/クリスマスに雪が降れば/戻らない故郷/大事な話があるの/ひどくみじめな再会/青春はいちどだけ/誰にも言わない/川はいつまでも流れている/灯りを消したとき/最後の祈り

【登場する主な音楽】
いろんなことに夢中になったり飽きたり/サニーデイ・サービス
光の方へ/カネコアヤノ
アイム・ノット・イン・ラブ/10cc
アンダルシア憧れて/真島昌利、近藤真彦
ルーザー/ベック
風をあつめて/はっぴいえんど
ミスター・タンブリンマン/ボブ・ディラン
サリー・シナモン/ストーン・ローゼズ
レッツ・ステイ・トゥゲザー/アル・グリーン
トゥデイ/スマッシング・パンプキンズ
ホワットエバー/オアシス
スメルズ・ライク・ティーン・スピリット/ニルヴァーナ


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