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マーケティング コンサルタントの つぶやき VOL.7 「マーケティングの意味⑥」

● セミナーでの脱線談話 VOL.6

 
「マーケティング」というのは「対象者の思考回路で出した答えに合わせた行動をする」ということ。ある意味「技術」です。
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「マーケティング」という「ツール(道具)」「部品の言葉」の知識があっても「腕」がなければ「プロ仕様の道具」を使いこなすことはできません。


🚺『マーケティングって、いったい なんなんですか? 難しい理論のようで・・・』

こういう質問がジャンジャン飛び出す。横道に逸れたら逸れた分だけ対応する。それが私が講師を勤めるビジネスセミナーのスタイル。
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当然、セミナーテキストは用意してあります。しかし、それはそれ。楽しいのは「おまけ」の方じゃないと・・・が、私の感覚。

さて、こういう質問が出た時に、私がどのように「解答」しているか? の続きを、ここで ご紹介しようと思います。
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↑ の つづき・・・


🐻「顧客と売る側でも、同じようなことが起こっている。男女の間は 過去の記憶も大きなズレを生むことが多いんだ。」
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🚹《そうなのかぁ。そのズレから、他によく起こることってありますか?」
 
🐻「あるなぁ。たとえば、女性が『最近、一緒に どこにも行っていないよね?』なんていうこともある。こう言われたら、どう思う?」
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🚹《どうって・・・ 記憶をたどって、一緒に行った場所を思い出します。》


🐻「たとえば、昨日、普段着でコンビニに一緒に行ったとか、先週の日曜日に一緒に近所の食品スーパーに豆腐を買いに行ったとか・・・ だよね?」
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🚹《そうですね》
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🚺『なにそれ?! 最低・・・』
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🚹《最低ってなんだよ。》


🚺『最低・・・ そういう感覚だから、会話そのものが、おかしくなる。』
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🐻「どっちも間違ってないけど、どっちも間違ってるなぁ。だから、思考回路が違うから、使う言葉の意味も変わるんだって・・・」
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🚹《どういうことですか?》
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🐻「女性は感動記憶の他の記憶は、すぐに忘れてしまう身体と脳の構造だって言ったばかりじゃないか・・・」


🚹《意味がわかりません。一緒に、どこかに行ったかどうかが問題なんですよね?》
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🚺『最低・・・』
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🐻「ちょっと、どっちもストップ。スト――――――ップ♪  いまから、どちらにも わかるように説明します。」
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🚹🚺【 はい・・・。すみません。 】


🐻「女性の『最近、一緒に どこにも行っていないよね?』は「感動アルバムが、最近、更新されておりませんが、そろそろ更新しないとストレスMAXです」って意味。」
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🚺『そう。そう。そうだって・・・。なんで、あなたたちは、そこが わからないかなぁ・・・ 感動的じゃないと記憶に残らないよ。』
 
🚹《そうなの? 一緒に どっか行ったって事実があれば良いんじゃないのかぁ・・・》
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🐻「だから、男性はなんでも覚えている。女性は「感動的」とか「クッソ腹が立った」とか、そういう「感情が大きく動いたことだけ」を記憶している。」


🚹《そうか。感動させなきゃいけないんだ・・・》
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🚺『当たり前じゃない。』
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🐻「こら。これは女性軍も悪い。「感動アルバムが、最近、更新されておりませんが、そろそろ更新しないとストレスMAXです」って言えば相手に伝わるんだ。」
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🚺『言いにくいなぁ。そこまで言わなきゃいけないんですかぁ〜?』


🐻「別に、昨日の夜、一緒にコンビニにお菓子買いにいったじゃん♪ みたいな返事で良いなら、最近、一緒にどこにも行っていないね? って聞けば良い。」
 
🚺『それはイヤだ。』
 
🐻「なら、サボらずに、男性言葉で伝えることだね。きっちり伝えないと、絶対に伝わらないよ。」
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🚺『そうかぁ・・・。でも、勉強になりました。そう伝えれば良いんですよね?』


🐻「ここで問題になるのがマネジメント。。。 加納さんが、いちいち説明しなくても反射的に自分の中で瞬間翻訳できなきゃ 関係は 上手くはいかない。」
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🚺『そこなんだよなぁ。難しいですね。』
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🐻「何度も言うけど、仕事も恋もルールは同じ。学校のお勉強みたいに 知識だけ持っていれば良いってもんじゃない。練習して鍛えた技術が必要になってくる。」
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🚹《そこを、どうにかするテクニックみたいなものは、ないんですかねぇ?》


🐻「ないなぁ。誰でも すぐに モテるようになる。とか、誰でも すぐに 儲かる。とか、誰でも すぐに・・・ って セミナーも世の中には多いけど・・・」
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🚺『そんなのウソに決まってるじゃないの・・・』
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🐻「まぁ、みんなオトナだからね。その手のセミナーの良否の判断は、各自の自己責任ってことで・・・。加納さん的には 練習した方が結局 安くて 間違えないという感覚だ。」
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🚹《そうかぁ・・・結局、練習しなきゃダメかぁ・・・。でも、感動的なことってなんだ? どうすれば感動するんだろう? 結局、高いプレゼントか?》


🐻「そこも記憶性の違いが関係してくるなぁ。女性は「ドンドン忘れる」し、男性は「いつまでも覚えている」という回路の違いが、そこにあるわけだ。」
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🚹《記憶性の違い・・・ですか?》
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🐻「男性の記憶は「金額×回数=合計値」。いちど、すごいピンチを助けてもらったりしたら一生覚えていたりする。だろう? でも、女性は違う。」
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🚹《違うんですよね。・・・ でも、どう違うか? が わからない。》


🐻「女性は、ドンドン忘れる。それに「金額」は、あんまり気にしていない。金額は無視して、回数ポイント制の採点法で計算している」
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🚹《金額を無視した回数ポイント制?》
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🐻「そう。ベンツをプレゼントしたら1点。ブランドバッグをプレゼントしたら1点。お花を1輪プレゼントしたら1点。ダイレクト メッセージも1点。全部1点。」
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🚹《え゛〜〜〜〜〜〜っ♪ ベンツも1点で、お花1本でも1点??  メールとブランド バッグが同じなのぉ〜〜っ? 》


🐻「だよね?」
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🚺『ですね。すぐに忘れちゃうから、何度も何度も、いつもいつも 気にかけていることが伝わってきた方が愛されてる感が増して嬉しくなる。』
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🚹《え゛ぇ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ。。。》
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🐻「男は単純だ。好きな子に、笑顔で「ガンバれ♪」って言われたら、それを忘れることができずに10㎞ でも 20㎞ でも走っちゃったりする・・・」


🚺『そうなの?』
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🚹《そうかもしれない・・・》
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🚺『びっくり・・・ 単純〜〜〜〜。』
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🐻「異性との会話も、上司や顧客との会話も同じ。言っている側の言葉と、受け取る側の言葉には大きく意味にズレがある。そこを瞬時に埋める練習が必要になる。」


🚺『こういう風に説明をされると 仕事も恋もルールは同じって意味がわかってきた。」
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🐻「それは良かった。。。 さらに言うと『考える』ということについても、そのプロセスが女性と男性では、全く違っていたりもするよ。」
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🚺『どういうこと? 気になる。気になる。。。。』


・・・といった感じで「脱線の質疑応答」が頻繁に起こる。この「脱線の質疑応答」が、うちのセミナーの特徴でありウリだったりするのです。
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ここでも5つぐらいのポイント説明をしましたが、こういう「脱線」でのポイント説明項目が 3,000項目とか5,000項目とか、半年のセミナーの中で出てくる。すると・・・
 
ビジネスのスキルをあげようと思って参加したら、いつの間にか「恋人もできちゃった」なんて人まで続出する。当然、仕事での評価も上がる。ということが起こるのです。
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💗 が多かったら、続きを書こうかな? 人気がなかったら 別のことを投稿しようと思っていたりします。ネタは 色々ある ♪

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