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創業者江副さんの遺産【連載12】さて44歳リクルートを辞めて
「はじめに言葉があった。」
僕はどちらかというと古神道派で空海さんファンなので、キリスト教徒ではないのですが、「はじめに言葉があった」をしみじみと噛み締めるに至ったのは、リクルートに入ってからです。江副浩正さん達、創業のタイミングで残された言葉達が、その人たちが居なくなっても力強く風土として根づきリクルートという会社の土台となって来たと考えています。
「リクルートに、稲盛さんの京セラのように啓発
人材育成の標準と亜流【連載11】さて44歳リクルートを辞めて
「お前は何がしたいんだ?」と問う伝統が影を潜めて数年が経ちました。
もともとのリクルートの人材育成は、WILL、CAN、MUSTという考え方が土台にあり、それは、その人が何を今の仕事と将来に成し遂げたいのかというウィル、何が得意で何が不得意かのキャンとキャノット、最後に会社からのやって欲しいことであるマストが重なる部分での仕事にモチベーションとパフォーマンスが最大化するというもの。
ウィルキャ
風土に馴染むのおっそ【連載⑥】さて44歳リクルートを辞めて
僕はこの風土に馴染むまで何年かかったのだろう。
言わずと知れたリクルート創業者江副浩正さんの言葉であり、最初の社是です。リクルート事件後に取り下げられましたが、社内では事あるごとにこの言葉が育成や戦略やイベントごとで使われて「言葉が風土になる」を象徴するものだと思っています。
さて僕の話。自ら、男性初の長期育児休暇という「機会」をつくった訳ですが、復帰後、普通にすぐ転勤、給与グレードダウンとな
リクルート初の長期男性育休【連載⑤】さて44歳リクルートを辞めて
やっと中途の殻こもり期を抜けた先に、なんとリクルート初の男性の長期育休となる4ヶ月を取ると言う暴挙(だったみたいです、2007年当時)。
周囲とうまく絡めず仕事もうまくいかず殻にこもっていた僕を拾ってくれたMさんという女性マネージャーが居ました。「あなた、おもしろいわね」とくすぶりかけていた僕は、東京から押し出される力学と拾って頂く力学で、入籍直後に関西じゃらんへ異動。
単身赴任とはなりました
殻にこもりながら聞いていた【連載④】さて44歳リクルートを辞めて
「おまえさ、もしかして自分の為に仕事してない?」
じゃらんの営業から半年後に編集部に異動して僕は更に殻にこもることになりました。じゃらんという雑誌の編集企画担当という仕事は、営業部と編集部の間に入り、宿泊施設のクライアントにご提案する商品としての「特集」を考えるのが主。特集は、例えば「客室露天風呂のある宿」とかそういう宿泊のテーマをお宿さんが参画する(購入する)広告商品としたものです。
かじっ