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「つばさの党」も「マスコミ」も、やってることは一緒

(以下敬称略)


きのうのマスコミの「うまずして」発言報道でわかったでしょう。


上川外相「うまずして」発言 SNSで「曲解」批判相次ぐ(産経新聞5/19)


つばさの党の黒川敦彦らと、共同通信や毎日新聞らマスコミがやってることは、一緒です。

上川外相の静岡知事選に向けたスピーチを標的にしたのは、保守系候補が川勝平太のアトガマになるのを阻止したいからでしょう。

マスコミ大合唱の「大音量」で「質問」して選挙を妨害する。つばさの党がやってることと同じじゃないですか。


「アベガー」後のしのぎ


愛媛県に在住していた黒川敦彦は、ご当地の加計学園問題追及で中央マスコミに知られるようになった。

アベガーで有名になった一連の人たちの「仲間」です。上杉隆、青木理、菅野完、望月衣塑子、前川喜平・・。

ほかの点では実績に乏しかったり、人格的に問題があったりしても、「アベガー」の一点で、メディアに重用された。黒川も同じです。

背後には、彼らを政治利用する、立憲民主党やれいわなどの左派勢力があり、持ちつ持たれつの関係だった。黒川敦彦も、斉藤まさしのような「左翼フィクサー」をつうじて、菅直人や山本太郎とつながっている。


アベガー仲間の多くは「文系」で、まだ文章による表現力があるけれど、黒川敦彦や根本ナントカは理系だから、表現力がない。だから、ああいう「野次」になるという事情があるのでは。

しかし彼らなりに、安倍なき後のビジネスを考えた結果だと思う。


ほかのアベガー仲間も、YouTubeチャンネルを立ち上げた望月など、それぞれ新しい方向を模索している。

それはある意味、右側のカウンターパートである「HANADA」などが、「日本保守党」で食っていこうとするのと同じ、左側の「安倍後」生き残り戦略なのだと思う。


劣化マスコミの「安倍後」戦略


ビジネスという点では、既成マスコミはより深刻でしょうね。

マスコミも、ここ10年はアベガーで食ってきたのだから。

岸田首相は、その点では利口で、マスコミに先回りして対策する。「統一教会」でも「政治資金」でも、too muchなほどの反応をみせる。今回の「うまずして」でも反応が早かった。

マスコミからは攻めにくい。「反権力」ビジネスの危機だ。


そこで「杉田水脈」などを、それこそ「つばさの党」ばりに追い込んでみたが、むかしほど世論がついてこない。

だから、焦ってるんだろうねえ。

きのうの「うまずして」報道などを見ていると、そう思った。

劣化しすぎだろう。


まともな人はマスコミから去った


最近、私が共感するのが、三枝玄太郎だ。

5月17日に発売された三枝の『メディアはなぜ左傾化するのか』(新潮社)が売れている。

三枝は元産経記者で、早期退職勧奨、つまりリストラでクビになった人だ。

そのことが、『メディアはなぜ左傾化するのか』の冒頭に書いてある。

同じ冒頭には、川口市でのクルド人問題で、市民の苦悩をまともに伝えたのが、元時事通信の石井孝明だったことを記している。


第一次安倍政権から数えたらほぼ20年。

2005年の朝日「NHK番組改変」記事から始まり、マスコミはなんとか安倍をおとしいれようと努力してきた。

「もり・かけ・桜」は、つばさの党の「ヘイ、ヘイ、ヘイ」と同じだ。とにかく何でも難癖がつけられればよかった。

この間の「アベガー」と「左翼推し」の偏向報道に、まともなマスコミ人なら耐えられなかったはずです。

その結果、「うまずして」報道を見ると、もうマスコミ内にろくな人材が残っていないことがわかる。


(上に代表的な「アベガー」マスコミ人を挙げたが、本当の「悪人」は、鈴木哲夫とか池上彰とかの、いっけん良識的なリベラル風で既成マスコミに媚びる連中だと思うけど、それはまた別に書きたい)


これからは、マスコミを辞めたジャーナリストに期待するしかない。

『メディアはなぜ左傾化するのか』のような本が売れるのは、いい兆候です。

あとに続く「辞め記者」が増えるだろう。

いっぽうには、神奈川県人権啓発センターのような独立系のたくましいジャーナリズムも育っている。


(私より)若い人たちが頑張ってくれるなら、私のような老害がやきもきしたり、口をはさむ必要もなくなって助かる。

なにより、日本の将来に希望が持てる。

既成マスコミからはみ出した、まともなジャーナリストたちを応援しよう。



<参考>


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