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オリーブオイルのお裾分け【パレスチナ現地滞在記 #9】

中東パレスチナのフェアトレードブランド「架け箸」です。
コロナ禍で創業して初めて現地に行けることになり、
只今滞在記を毎日更新しています。

パレスチナで今最も勢いがあるのがオリーブです。
昨日配信で「オリーブって郊外に生えているんですか?」と聞かれたのですが、オリーブは郊外から都会までどこにでもにょきにょき生育しています。

郊外(住宅地)のオリーブ畑。360°畑、という場所も。
道端のサイズ感じゃない。
街路樹ももちろんオリーブ。
都会でもオリーブ。

10月から収穫期がスタートし、ここ最近は収穫作業中の人にもよく遭遇します。

人と映るとより木の大きさが際立ちます
黒い実は新物のオイルに。緑のものは新漬ピクルスに。

まさにこれから、と家の前にブルーシートを広げている家族がいたり、障がい者の作業所の庭で和気藹々と収穫しているグループがいたり、規模の大小を問わず親しまれているイベントなんだなと実感します。

オリーブはパレスチナで紀元前数千年前から栽培されてきた大切な植物。
古いものでは4000年前の木も現存しています。

オリーブの木の下で、連綿と暮らしが営まれてきました。

占領下にあることから、道路建設を理由に木が引き抜かれたり(オリーブに限りませんが)、自分の畑に突然通えなくなったり、オリーブ収穫を暴力で妨害する過激な人達もいるのが現実ですが、同時に今日もどこかでオリーブの実が収穫され、搾油所で新鮮なオリーブオイルが作られています。

お店のメニューにはないオイルましましのフムス(ひよこ豆のペースト)

新鮮なその年のオリーブオイルはギフトとして知人友人にプレゼントされるそうです。
私達も現地の友人と一緒に朝食を食べていたところ、このように突然やって来た人(多分友人の友人)にオイルをいただきました。

日本だったら、うちで穫れた新米をどうぞ、というような感覚になるのでしょうか。

お腹も心も満たされる素敵なギフトの習慣です。

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11月の予定(現地&日本)を更新しました😊


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