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#17 恋愛について
あんなにも鮮やかだった桜が跡形もなくなり、じめったさと肌寒さがまだ抜けないこの中途半端な季節。
季節というのは不思議なもので、鮮やかなピンク色は心を彩る。
淡い茶色や赤色は心をどこか寂しくさせる。
中途半端な季節には心も中途半端。
なんだか私はそんな気がする。
だから私は待つ。
次の四季を。
燃えるような士気を。
今回は久々のリクエスト企画です。
大学時代の後輩Uのリクエストにお応
#16 KJR物語 ~Origin~
春の声がした。
それは、毎日痛いほど寒かった朝が少し楽になったこと。
それは、目が痒くなり、鼻が詰まり、息をする事が当たり前じゃないと実感させられること。
それは、煩わしい厚手のアウターを着なくてすむこと。
それは、SNSでそれぞれの思い出が詰まった友との写真と文章を見かけ、青春を思い出すこと。
それは、新たなスタートに期待と不安で胸がいっぱいになること。
そんなところから感じる。
#15 2021年のあなたと私
新年明けましておめでとうございます。
とても大変な年だった2020年が終わり、新たに2021年がやってきました。
今年はどのような年になるのだろうか。
期待と不安が入り混じっている。
どんな年になるか。
そんな事誰にもわからない。
不安だからこそ、
今年はこうやっていくんだ!
という新たな決意の元、新年をスタートさせる人がほとんどだ。
それで大して興味もないくせに何となく人に問う
#14 KJR物語 ~origin~
私は冬が好きだ。
寒くて中々出られない早朝の布団。
伴って遅れてしまう出発。
チャリ通で頬を赤らめて来る友人。
とりあえず「寒いね」から始まる会話。
息が形になる。
そして儚く消えていく。
どこか切ない気持ちにさせる。
そんな冬が私はとてつもなく好きだ。
四季折々の日本の中で過ごしやすい春と秋はなんですぐに過ぎ去るのだろうか。
過酷な状況は長い。
この世の性なのだろう。
私
#13 いただきます
人間は食事をする。
食事をしなければ生きていけない。
当たり前のことである。
では、あなたの前に置かれている料理はどうだろう?
果たして当たり前なのであろうか。
それはもしかしたら様々な巡り合わせや困難を乗り越えて回ってきた奇跡の産物なのかもしれない。
ある日の私の休日の昼食はお弁当だった。
それは、母が買い物帰りに
「お気に入りのお弁当屋がある」
と、お弁当よりも手料理を食べたいと
#12 KJR物語 ~Origin~
私は自転車が好きだ。
車の免許も手に入れた。
原付もある。
人はいつの間にか文明の力にあやかり、その凄まじいまでの快適さにまるで理性を失ったかのように身を委ねる。
気に食わない。
まるで当たり前のように、それが正解であるかのように。
腹立たしい。
他人の決めた当たり前なんてクソくらえだ。
人々は忘れてしまったのだろうか。
涼しい風に吹かれ、時に猛暑にさらされながらも、自らの足で車輪を回し、車
#11 KJR物語 ~Origin~
お久しぶりです。
noteを書く暇もないというのは嘘ですが、取り組んでいた課題がひと段落したのでそろそろか?と思い、埃を被っていたこのnoteの続きをまたちょこちょこ書いていこうかと思います。
そして、我が家の愛犬モナちゃんが1歳の誕生日を迎えた。
彼女の散歩をするのが実家に転がり込んでいる今の私の役目の一つである。
彼女はまさに自由奔放。
あっちに行ったりこっちに行ったり好き勝手に歩き
#10 KJR物語 ~Origin~
暑い夏が近づいています。
私は一年ぶりくらいに夏を日本で迎えようとしています。
夏は好きです。
汗を沢山かいた後のシャワー後がたまらなく気持ちいいし、どんどん黒光っていく私の肌がなんだか保育園の時に作った泥団子を磨いた後みたいで。
そんな暑い夏に向けたノンフィクションです。
連載2つ目です。
よろしくお願いします。
第二話 継続は力なり
蛙の朝は早い。
6時に起床する。
何故こ
#9 KJR物語 ~Origin~
いつも大事なことは振り返って気づく。
その瞬間には気づけない。
だが、振り返って遅れて気づくことにもきっと意味がある。
まだ間に合う。
そう思えればそれでいい。
今回からKJR物語~Origin~を連載します。
打ち切りもあり得ます。
全ては読者次第ですね。笑
1話 井の中の蛙大海を知らず
「ああ。今日もか。」
灼熱の太陽の元、今日も親父の背中の後ろをついていく。
片手にはサッカーボ
#8 SLAM DUNK
諦めたらそこで試合終了ですよ。
とある先生が言った。
とても有名なセリフ。
「SLAM DUNK」
「ドランゴンボール」や「るろうに剣心」を抑え、少年ジャンプの全盛期1990年代の看板マンガとして、今もなお語り継がれる伝説のバスケットボールマンガである。
今日は毎日お家生活が続くあなたに私のおすすめを紹介するコーナー第一弾。
主人公は並外れた身体能力を持つヤンキー桜木花道。
物語は彼
#7 The Majority World
2分の1成人式というイベントをご存知だろうか?
子供が二十歳の2分の1である十歳になる時に、親に感謝の気持ちを伝える、特別な参観日のような学校行事らしい。
親にとって今まで育ててきた息子や娘が立派に育っていることを感じることができる1つの大事な節目イベントである。
子供からの
「おとうさん、おかあさん、いままで育ててくれてありがとう!」
は威力抜群で、感動間違いなしの涙腺崩壊イベ
#5 ブランディングマン
「お前っていつもそんな感じなん?」
幾度となく浴びせられたこの言葉。
プラスなのかマイナスなのか。
考えるが答えは出ない。
そして、
「ちゃうがな」
と私は答える。
「いつも同じような感じの人間がどこにおんねん」
と声を大にして言う委員会会長が私だ。
「ブランディング」という言葉をご存知だろうか?
ブランディングとは
ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を
#3 一番辛かったこと
彼の有名なエイブラハム・リンカーンはこう言っている。
あなたが転んでしまったことに関心はない。
そこから立ち上がることに関心があるのだ。
今回は大学時代の後輩Nさんのリクエスト「一番辛かったこと」について書いていきたい。
先日ある記事で知ったのだが、
人間は幸せな記憶よりも辛かった記憶の方をより強く記憶する生き物らしい。
であるにも関わらず、
辛い記憶を呼び起こそうとするもすぐに思いつかな