#8 SLAM DUNK
諦めたらそこで試合終了ですよ。
とある先生が言った。
とても有名なセリフ。
「SLAM DUNK」
「ドランゴンボール」や「るろうに剣心」を抑え、少年ジャンプの全盛期1990年代の看板マンガとして、今もなお語り継がれる伝説のバスケットボールマンガである。
今日は毎日お家生活が続くあなたに私のおすすめを紹介するコーナー第一弾。
主人公は並外れた身体能力を持つヤンキー桜木花道。
物語は彼がある女性に恋をしてバスケットボールを始めることから幕を開ける。
このマンガの面白いところは主人公とその周りの5人の主要キャラクターがそれぞれのしがらみを背負いながら闘うところにある。
主人公である桜木花道は己の「可能性」
誰も物事をやってみないとわからない。
だが、やらずに諦めてしまう。
彼は1週間で2万本のシュート練習を課されることになる。
(バスケットボール経験者ならわかるがこれは不可能に近い数字らしい)
だが、彼は一言。
「2万で足りるのか?」
彼が自分の可能性を信じてチャレンジする姿はきっと今くすぶっているあなたに火をつけてくれるはずだ。
エース流川楓は天才の「孤独」
天才が故の孤立。
チームで1番の才能ほど孤立してしまう。
こんな状況を目の当たりにしてきた人も少なくないはずだ。
あなたはすごいからなどと言われる人は常にそのプレッシャーに追われ続ける。
周りになかなか頼ることのできない孤独を抱えながら、皆の期待を一身に背負い寡黙に闘う姿に心打たれるだろう。
宮城リョータは「コンプレックスの克服」
コンプレックスを武器に。
この思考転換ができる人間は強い。
バスケットボールで小さいことは致命的であり、彼は168㎝とかなり小柄。
だが、小さいからこそスピードとテクニックを鍛えて勝負する。
与えられた物で勝負。
彼を見ると自らのコンプレックスが武器に見えてくることだろう。
三井寿は「挫折からの復活」
何を隠そう私の最も好きなキャラクターが彼。天才、三井寿。
誰しもが人生に一度や二度の挫折を味わうだろう。
彼もその一人だ。
中学では県大会で優勝し、最優秀選手に選出されるような将来有望なエリート。
だが、高校での度重なる膝の怪我とライバルの目まぐるしい成長に挫折して不良の道へ…
だが、バスケットボールがやりたい。
その強い信念が彼をまたバスケットコートへと引っ張り戻す。
冒頭での「諦めたらそこで試合終了ですよ」は主人公にかけられたセリフではなく、他でもない彼に向けられたセリフである。
きっと彼の諦めの悪さと強い信念はあなたのバイブルになるだろう。
主将赤木剛憲は「リーダーの苦悩と重圧」
組織のリーダーというのはどう組織まとめるかという苦悩が付き纏う。
周囲との温度差に苦しみながらチームの勝利を引き寄せるために苦悩し続ける彼が描かれる。
部員のほとんどが辞めるほどの厳しい練習を課しては嫌われる。
そして、チームが良くなってくるとリーダーとしてのチームを負かせる訳にはいかないと言う重圧がのしかかる。
チームの為に。勝利の為に。
嫌われ役も買って出たり、身体がボロボロになりながらも全てを背負い闘う彼を見て、こんな上司がいたらなと思いふけることだろう。
「SLAM DUNK」は主人公桜木花道の高校入学から夏のインターハイまでの僅か5か月ほどを描いた作品であるが、そのテンポの良い物語の進行にどハマりしてしまう。
私自身、膝を怪我して入院した2週間の間に母にねだって買ってもらい一気見したのだが、全31巻を僅か3日ほどで読み終えてしまうほどだ。(入院中はとても暇です)
これを見てリハビリに意欲的に打ち込めたことは言うまでもない。
バスケットボールを知らない人も関係なく読めて、熱くなれる。
あの頃の青春を思い出せる。
そんなバスケットボール漫画の金字塔である「SLAM DUNK」をぜひ読んでもらって私と語り合う仲間を募集しております。
私のおすすめ紹介第一弾でした。
P.S.これを読むとバスケットボールを知ったかぶりしてしまうのが難点です。
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