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「あまりに概念的でカタ過ぎる」という理由でボツになった「カウンセラー視点の文章」
「ウチのZINEにカウンセラー視点の文章を寄せてほしい」ー 知人の依頼を受け、かなり気合を入れて文章を書いた。三日ほどあれこれイジり倒して仕上げたのだけれど、依頼者の好みに合わず「ボツ」った。残念...
なんかもったいないので、こちらに残しとく。
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<考える>の悪循環を断つ<対話>の作法
〜『トム・アンデルセン〜会話哲学の軌跡』のススメ
⚫︎はじめに
僕はカウンセラー
次の作戦へーつれづれ起承転結(9)
「一ヶ月間、毎日1本noteを書くぞ」と宣言したのが、先月7月23日だった。今日は2022年8月21日、ほぼ一ヶ月が経過した。
この文章をカウントに含めても計9本にしかならない。9/30=0.3、打率3割ちようどでシーズンを終えることになる。プロ野球であればベスト5に滑り込めそうな高打率だが、夏休みの宿題としては完全な落第である。
経過を見てみよう。
7/23に1本目のnoteを上げた。その
カープファンの心性から見た広島市民の愛情表現についての一考察ーつれづれ起承転結(8)
宿題を五日サボった。今夕は久しぶりにMAZDA Zoom Zoomスタジアムに広島カープの応援に行く予定だ。またサボってしまいそうなので、カープについての文章でお茶を濁しておく。
幼少期を過ごした環境が、個人の性格やコミュニケーションの基本パターンの形成に大きく影響するというのは事実だ。それによって全てが決まるわけではないけれど、極めて重要な規定因であるのは確かだ。
僕は福岡県の片田舎の出身だ
文章を書くーつれづれ起承転結(7)
「毎日1本noteに文章をあげるぞ」と宣言したのが7月23日だった。すでに12日が経過した。
今時点であげた文章は6本。打率は5割ちょうどだ。
なぜ毎日つづけられないのか?
気合いが足りないのか?
こうした問いに回答を与える心理学の一分野に「応用行動分析」というちょっとユニークな学派がある。
「ある行動に引き続いて、なんらかのメリットとなるもの(強化子)が提示されると、その行動はその後高
自己肯定感ーつれづれ起承転結(6)
この二年ちょっとはスクールカウンセラーの仕事をメインにしていて、週四〜五日はどこかの学校にお邪魔している。
生徒たちがお休みに入る七月後半から八月にかけて、先生方は授業から解放される代わりにさまざまな研修を受けることを求められたりする。大変だ。
そこにはスクールカウンセラーが行う研修も含まれており、僕らは先生方向けに研修を準備することになる。
正直いつも、どんな研修をしたらいいのかサッパリ分
ノーガードーつれづれ起承転結(5)
暇つぶしにテレビをつけると、出川哲朗さんの笑顔がアップで映し出された。NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組だった。見入ってしまった。
出川さんの笑顔はスゴイ。
アホな男子が予想外のタイミングで、予想外のことで褒められたときみたいな、照れと驚きと喜びがない混ぜになったような笑顔。
お爺ちゃんが生まれたばかりの孫に初めてご対面したときみたいな、目は優しく細り、他の表情筋も緩みきった、
「起承転結」というコードーつれづれ起承転結(4)
【起】
「文章を書いて毎日noteにポストする」という宿題を自分に課して、今日で四日目。まだなんとか続いている。
文章を書くにあたっては「起承転結」のコードに従おうと決めた。これが結構難しい。
【承】
文章を書きはじめると、盛り込みたい他のネタが生煮えのまま脳内にどんどん溢れてくる。一ネタ一文を文字に変換しているあいだに、その傍らで四つ五つとネタが湧き出し、勝手に蠢いて、絡まりあっていく。
「聞き書き」をはじめたーつれづれ起承転結(3)
「聞き書き」という取り組みを知ったのは今年の二月のことだ。
いつもお世話になりっぱなしのSocial Book Cafeハチドリ舎で行われた、『がんフーフー日記』の作家&ライター・清水浩司さん、消化器外科医&うんコメンテーター・矢野雷太さんのお二人によるイベントで、初めて耳にした。
「聞き書き」とはインタビューの一形式なのだが、インタビュアーは仮説や予断を控え、話し手の話したいことをそのまま話
対話のワークショップーつれづれ起承転結(2)
この一年ほど、対話(ダイアローグ)のワークショップを開催する機会を少しずつ増やしている。
ここで言う「対話」とは、フィンランド発の急性期精神病への危機介入アプローチである「オープンダイアローグ」の哲学・臨床姿勢に基づくやりとりのことを指す。
オープンダイアローグを初めて知ったのは、2014年に参加したとある学会でのこと。以来、対話に惹かれる気持ちは年々強まっている。
その哲学・臨床姿勢とは?
オトナの宿題ーつれづれ起承転結(1)
子どもたちが夏休みを迎えた。朝起きて、リビングに向かうも妻と私の二人だけ。子どもたちはゆるりと惰眠を貪っている。うらやましい限りだ。
とは言え、中高生ともなると「毎日○時間お勉強」的なミッションと大量の宿題が課されていたりする。気の向くまま好きなことだけして日々を過ごすというわけにいかないようだ。気の毒に。
とは言え、やるべきことが決められているというのは悪いことではないと思う。ごく一部のエナ
やってみたらスッキリしたとみずPが書いてたのでマネをして、為末大さんの言うとおりに自分の取扱説明書をつくってみたら「コミュ障な自分」を再発見したー自分の深掘り①
為末大さんがTwitterで「自分の取り扱い説明書」をつくることをススメているらしい。「自分を知り、言葉にする」ことが「自分を楽にし、周囲の余計なストレスを減らす」ことにつながるのだとか。
これに興味を持ったみずPが、為末さんの言う通りにやってみたらちょっとスッキリしたらしい。
それに興味を持った僕も、為末さん流の取説作成フォーマット(5ジャンル計24問)に従って、答えてみることにした。
Ⅰ
カウンセラーカフェでの嬉しい出来事
Social Book Cafe ハチドリ舎 さんで月一のカウンセラーカフェを開かせてもらうようになって、もうすぐ二年になる。
一日カフェに在中して、立ち寄ってくださった方の話を聴かせてもらう。ただそれだけの小さな試みだ。
お客様は多い時で7〜8名、ゼロの時もあった。結構波がある。とは言え、お客さんがいない時でも、好きな本を読んだり、別の仕事の資料をまとめたり、スタッフと会話したりできるので、