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対話のワークショップーつれづれ起承転結(2)

この一年ほど、対話(ダイアローグ)のワークショップを開催する機会を少しずつ増やしている。

ここで言う「対話」とは、フィンランド発の急性期精神病への危機介入アプローチである「オープンダイアローグ」の哲学・臨床姿勢に基づくやりとりのことを指す。

オープンダイアローグを初めて知ったのは、2014年に参加したとある学会でのこと。以来、対話に惹かれる気持ちは年々強まっている。

その哲学・臨床姿勢とは?

ただありのままに自分の思いを話せる
ただありのままの相手の声に耳を傾ける
敬意を払い、邪念を祓い
ただお互いの声を丁寧に重ねていく

話す、聴く
話す、聴く

それ以外の余計なものは、すべて削ぎ落とす

そんなシンプルな対話が人の心を癒す力を持つ。シンプルであればあるほどにその効果は増す。

そんなこんなを伝えたくて、ワークショップを開いている。

昨日のワークショップの参加者は僕も含めて、たったの三人だった。

必要な形式を成立させるギリギリの人数。みな初対面。語られる話は結構ヘビィ。

だけど終わってみれば、とても柔らかな空間になった。互いに救いを与えあえるニ時間となった。三人とも笑顔でサヨナラした。

満足。

またやりたい、もっとやりたい、いろんな場所で、いろんな人とやりたい、って気持ちになる。

全然、起承転結になってない
まぁ、いいか。



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