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読書日記:「凍りのくじら」辻村深月
友人の開催する"自分が好きな本のおすすめ会"なるものに参加した時に、この本を拙い語彙力と共に紹介したところ参加者の皆さんがぽかーんとした顔をしていたことを覚えている。
伝えたいことが頭の中にはあるのにそのイメージだけが先走り、その朧げな背中を追いかけるように言葉を紡ぐもPCの画面は残酷なまでに参加者の皆の理解できない顔を映し続けている。「この本の良さが伝わらない…」と心底自分にがっかりしてしまった
読書日記:「氷点」三浦綾子
あらすじだけは聞いていて、ずっと本棚にはあったものの長い間読まずにいたこの本をようやく手に取った。
不貞をはたらいた妻への復讐として、自分の娘を殺した殺人犯の子どもを養子にもらうことを企む啓造
お嬢様育ちで我儘、自分が美しいと思うものしか受け入れられない夏枝
各々正義とするところに違いはあれど、やはり義を通すようで自分の欲には忠実。性悪説である原罪をテーマに掲げてはいるが、やはり罪を背負って
好きにしたらいいのに
11月は撮影と編集、出張で自分の感覚・感性を研ぎ澄ますことに時間を回せず、いざSNSで発信しようと思っても何から始めればわからなくなってしまった。
仕事が多忙で自分の中の感覚や思考が思い通りにならぬまま、これからの仕事・生活のこと、長い時間軸でみて人生で成し遂げたいことを感じ取ろうと思いつついまいちそこにのめり込めていなかったり。
11月の僕はとても混乱していた。
自分の中の思考や感覚を自分
衝動的かつ暴力的な愛
友人のヌードを撮影してきた。
前から予定していたわけではないのだが、出張先の近くに住む友人達と飲みながら突如発生した撮影だった。
詳しい話の流れは忘れてしまったが、彼女がヌードモデルをしてみたいというので場のノリで(半ば強引に)撮影をすることになった。
彼女についての言及はここでは避けておこう。
撮影してる最中、彼女が醸し出す空気が僕の心を湿らせた。
隣の部屋には彼女のパートナーと僕の妻がい
僕がカメラを手にした理由
映像を始めるまでずっと、経歴コンプレックスだった。
偉大な才能に恵まれた写真家の父と、豊富な人生経験を積み自由気ままな音楽家の母親の元に生まれ、小さい頃からカメラがそばにあったものの
それに反発するように小学生のうちから海外へ留学し、ゆくゆくはカメラで有名になって「やっぱり戻ってくるのはカメラだった」と雑誌のインタビューで答える人生がよかったな〜と夢見ることもあったわけです。
僕