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サカナクションの個人的深海〜私達の孤独に寄り添ってくれる曲達〜

サカナクションと言えば「新宝島」!

しかし一方、サカナクションは新宝島の様な明るさとは裏腹に、深海のような静けさや孤独も見事に描き出してくれます。

この記事では勝手な私の深海リストを挙げ連ねていきます。
お気に召した方、同じ様に感じてくれていた方、感じてくれた方がいらっしゃれば幸いです。


1.フクロウ

これはサカナクションのフォーク調らしさが良く出た曲で、曲調も歌詞も寂しく、“1人“が際立っています。
余談ですが、Vo.の山口一郎さんが10代の時に作成されOASISの影響も受けている楽曲だそうで、OASISファンならニヤリとするリフから始まります。
また弾き語りもしやすいので、アコギを弾く方にもおすすめです。(実際に弾きました)

2.ナイトフィッシング イズ グッド

冒頭の「いつか海に帰る」が生死の輪廻を連想させる6分超えの大作です。
フクロウと同じく主にギターとVo.だけで始まる哀愁感が堪りません。

3.シーラカンスと僕

眠れずに1人電気も点けずにTVやスマホをつけた事は誰でもあるかと思います。
しんとした夜中にぼうっと音と光が流れ出すあのなんとも言えない空気をパッキングしたような楽曲です。

4.壁

これは実際に作者の山口一郎さんが「自殺の曲」と明言されています。
ぽつぽつと語る様なギターから始まり「僕は壁さ」と声を張り上げてサビで歌い上げども、却って強調される侘しさにグッときます。

5.流線

冒頭の不安定に揺れるギター、アウトロの「見つけたんだ」の残響、どれもが淋しく、特に不安定に絞り出すようなVo.のサビの「心  空回り」に、のたうち回る様な痛みを感じが昇華されるような楽曲です。

6.years

時を経れば自分の先々を考え、時代のうねりを感じ、儚くも自分を一過性の生き物と認識してしまうもの。
そうした心情が細く高いファルセットで表現された楽曲です。

7.ドキュメント

疲れ切ったような低い音のギター、ソロでのkey.の木枯らしの様な音、何もかもが独白のようで何もかもが淋しく、疲れた人の心を表しているような楽曲です。
余談ですが、これは東日本大震災の際に描かれた楽曲です。

8.ネプトゥーヌス

疲れた心に優しく響く楽曲です。
どの楽器も控えめに抑えられ、聴きながら正に深海で目を閉じて横たわっているような気分になれます。

9.グッドバイ

人間生きていれば、永遠のさよならに遭遇することもあるかと思います。そうした時に寄り添ってくれる楽曲です。渾身の「グッド・バイ」を何度も聴けます。
MVも曲に合わせた作りなのでご視聴をお勧めします。

10.さよならはエモーション

時に孤独や深い悲しみ、失意を噛み締めながらも振り切って走らなければ、闇に捕まってしまう時がある。そんな心を表すように、自分自身の悲しみごと封じ込めるように疾走し振り切りつつも、どこか哀愁の残る楽曲です。


以上が私の個人的サカナクションの深海を感じる曲たちでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございした。
同じように感じて下さる方がいらっしゃれば幸いです。
また、私が知らないだけで他の深海をお教えくださる方もいらっしゃれば幸いです。



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