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それでもアメリカに住み続けなければいけない理由

なかなか忙しくて更新できない。

書きたいことは山ほどあるけど、現実私はアメリカでは身寄りがなく、一人で子供を育てるシングルマザーだ。
アメリカにはきっと私のような人がたくさんいる。
だから日本よりは少し生きやすいのだと思う。

それでも親兄弟、親戚、友達がいない環境で、母国語ではない言語を話し生活するというのはやはり大変だ。
日本で大変だったこととは全然違う、言葉が違う、システムが違う、考え方が違う、教育が違う、文化が違うと理解の仕方も違うのだ。
全く新しいものをどんどん理解して受け入れていかなければいけない。
人生30年以上日本で生きてきた私にとって、いちいち口には出さないし、そんな暇はないけれど辛く大変なことだった。

そして私の住んでいる地域は全米でもかなり物価の高いエリアだが、昨年より大きなレイオフの波が押し寄せ、さらに最近犯罪が増えてきておりそれにより店が閉店せざるおえなくなり職を失うという負の連鎖が始まっている。

私の経済状況もそれに影響されてとても大変な時期を過ごしている。

それでも私がアメリカに住み続ける理由はたった一つ
”親権”だ。

私は夫の仕事の都合でアメリカにやってきた。そしてここでDVにあった。
だからここで全てを終わらせないと帰国できない。

アメリカは日本と違い共同親権を認める国だ。

私たちは”親権”に縛られている。

離婚も子供がいれば”親権”が決定しないと、離婚に進まないのだ。

それによって、私たちはアメリカから出ることができない。どれだけ相手が悪かろうが、私が子供を連れて日本に帰国すると私は犯罪者となり子供を失うことになり、二度とアメリカに入国できないだろう。
イコール二度と子供に会うことはできないかもしれないということだ。

そしてもし日本に連れ帰れたとしても、夫は私の実家を知っている。
彼が日本にくるかもしれない。

私はすぐに日本の警察に電話をした。
私たちのことはアメリカで起こったことであり、夫がアメリカの警察から逮捕状が出ているわけでもない限り日本で私たちに何かあったとしても、あってからでないと何もできないと言われた。

みんな、夫はそこまでしないでしょ?考えすぎだと言うけど、彼らは常に脅し続ける。
私が言うことを聞かないとわかると、私の大切な人や大事なものを壊すのだ。彼らは

友達に連絡を取らせないように連絡先を消されたり、家族と距離をおくと家族がおかしいと気が付くため家族とは会わせるが、家族とも頻繁に連絡を取ってはいけなかった。

私のような立場になると、日本の100%親権が本当に羨ましい。

親権100%が取れたらすぐに日本に帰るつもりでいた。
だって私にはたくさんのDVの記録があるのだから!
そう思って命をかけて証拠を残してきた。

でも私は一度も警察に行っていない、一度も病院に行っていない。

もし行っていたとしても、親権は100%私には来ない。

そして現実は、外出するときはいつも彼と一緒でなければならず、外出中は彼がずっと子供の手を繋いでいた。
そのため私がそこで助けを求めたとしても、彼が子供を人質にとっているようなものだ。
実際は彼はそれをわかっていたから、いつも子供を離さなかったのだ

スマホやパソコン、パスポートや身分証明書は彼に取られ、スマホなどのやり取りはチェックされる。
ロックなどかけようものなら猛烈に殴られる。

現実は警察に通報することや、病院に行くことは私にとっては死ぬ覚悟だった。
そもそも刺されて血が吹き出しても病院に連れて行くこともないのだから、病院に行くチャンスなどない。
病院の位置を調べるチャンスすらないのだから。
交通手段も、お金も持たせてもらえないし、それでいてどうしてお前は俺に寄生しているのだ?自分で何もでいないバカ、自分で何もしない怠け者と殴られる。

でも逃げたり、自ら仕事を探すなどの行動をし始めるとこれもまた殴られるのだ。

子供の目の前で母親に暴力を振るう父親であっても、子供にとっては父親なのだ。
アメリカの法律はそうみなす。
子供がいくら嫌がっていたとしても面会しなくてはいけない。
それで父親がクレイジーになり、そのまま子供を連れ去り殺してしまったという事件がアメリカで何度起こっていることか。

アメリカの場合、母親がクレイジーなケースもよくあるが。。

父親が刑務所に入ろうが、ホームレスになろうが、父親に親権は与えられる。

そして父親がアメリカにいる限り、私は子供を日本に連れ出すことはできない。
行きたいのであれば彼からの同意を得なければいけない。

毎日暴言を吐かれ、ボコボコに殴られ、監禁された相手に、誰が同意を求めにいける?
二度と会いたくないに決まっている。
やっと逃げ出したのに、また会う?私にとって夫とまた会うなんて自殺行為だ。

それでも法治国家に住む限り、法律は守らなければいけない。

だから私たちは雁字搦めで、今も目立たないようにアメリカでこそこそと生きている。
彼から逃げても完全に自由になることはできなかった。

一度彼らのような人種と関わってしまうと、一生を無駄にする。
しなくていい苦労を一生背負うことになるのだ。


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