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雑記

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2023年1月の記事一覧

整理整頓されていれば、掃除は既に終わっている

整理整頓されていれば、掃除は既に終わっている

僕は綺麗好きだ。でも、掃除はそこまで好きではない。「綺麗好き」と、「掃除好き」は微妙に意味が違う。

掃除好きとは汚れを取り除くプロセスが好きな人であり、綺麗好きとは部屋が秩序だっている状態が好きな人を指す。

例えば、床におもちゃが散乱していて、それらを片付ける玩具箱が存在しないか、あるいは溢れかえっている場合。とりあえず一度おもちゃをどこかへ移動させてから、床に掃除機をかけて、再びおもちゃを元

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クソどうでもいい理論シリーズその1 〜酢豚にパイナップルを入れるべき理由〜

クソどうでもいい理論シリーズその1 〜酢豚にパイナップルを入れるべき理由〜

「酢豚にパイナップルとか、あり得へんやろwww」という感覚は正常だ。しかし、その感覚が正常であればあるほど、酢豚にパイナップルを入れるべきであるという主張は正当化される。

どういうことかを説明しよう。

普通に考えれば、醤油や酢やらで味付けされた肉料理にフルーツを入れることはありえない。料理のセオリーに反する行為であるように思える。しかし、それでも「酢豚にパイナップル」が定着している理由に注目し

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ホモ・ネーモによる2030年の未来予測

ホモ・ネーモによる2030年の未来予測

断言しよう。2030年には、2040年の未来予測をしている人で溢れかえっている(出オチ)。

と言っても、最近、2030年だとすぐに答え合わせされてボロが出ると考える慎重な人たちは、既に2040年とか、2050年の未来予測を始めている。

こんな風に。

どうにも僕たち人間は、未来を予測したい生き物らしく、同時に「未来は予測できる」と信じたがる生き物らしい。

もちろん、定義上は、誰にでも予測は可

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人は利己的か? 利他的か?

人は利己的か? 利他的か?

「人は利己的だ!」という主張が市民権を獲過ぎた結果、その逆張りとして、「いや、利他的だ!」という主張が現れた。雑にまとめれば前者が右翼で、後者が左翼ということになる。僕も左翼なのでどちらかと言えば後者のポジションを取ることが多かったのだが、とある男と関わる中でそうも簡単ではないと気付かされた。もうすぐ3歳になる息子だ。

彼は自分が大好きなアイスを喜んで人に分け与えたりする。それだけを見れば利他的

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迷惑をかけてはいけないと教え込まれて育った僕たち

迷惑をかけてはいけないと教え込まれて育った僕たち

この前、人生で初めて救急車を呼んだ。

道をふらついていたら、おばちゃんが大声で「誰か来てください!」と叫んでいる。何事かと思って駆け寄ったら、90歳くらいのおばあちゃんがうつ伏せで跪き、頭を地面に打ち付けるような形で倒れていた。アスファルトには見たことのない量の血が広がっていた。

助けを呼んでいたおばちゃん曰く、「私は携帯持っていないの!」とのことだったので、僕が119番をした。

救急車が到

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世界は「名前のない仕事」でできている

世界は「名前のない仕事」でできている

ここにも書いたけれど、「AIが仕事を奪う!」という危機感ばかりが煽られているのも虚しく、実際のところテクノロジーの歩みは重要なポイントを何ひとつ飛び越えることなく、テクノロジー進化論者は未だにAIが囲碁棋士に勝ったという賞味期限切れの武勇伝を語り続けている。

2023年になってもウクライナにはターミネーターの大軍ではなく、AK-47で武装した古臭い兵士たちが進行している。そこに第二次世界大戦を戦

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note毎日更新するかもしれないし、しないかもしれない

note毎日更新するかもしれないし、しないかもしれない

これは、僕の全600近い記事の中で最もいいねを集めている記事だ。

大した文章量もなく、これといった深い洞察もなく、恐らく10分かそこらで書き上げた記事。それでもこれだけのいいねが付くのはきっと「毎日更新」という題材に多くの人が関心を寄せているからだろう。

試しにnoteで「毎日更新」と検索してみたら、40万8000件ヒットした。「少子化」で5万1000件。「ワールドカップ」で3万9000件。「

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人に説明するのはめんどくさい

人に説明するのはめんどくさい

世の中には2種類の行動がある。説明を要する行動と、説明不要の行動だ。

例えば、食パンにジャムを塗って食べる行動に対して、「なぜ?」と質問する人はいない。しかし、食パンに納豆を乗せて食べる人がいれば、「なぜ?」と問わずにはいられない。

常識に則った行動はスルーされ、常識はずれであれば「なぜ?」に晒される。この「なぜ?」も2種類あって、肯定的(あるいは中立的)な「なぜ?」と否定的な「なぜ?」だ。

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人間と人間が暮らす家庭

人間と人間が暮らす家庭

既婚者仲間から「家計の管理ってどうしてる? お小遣い制?」と尋ねられることがよくある。僕は家計を管理するという発想がそもそもない。

妻は専業主婦なので収入がなく、僕は会社員なので銀行に毎月幾らかのお金が振り込まれる。家賃や光熱費等の生活費の大半は口座から勝手に引き落とされるし、妻は僕名義のカードで勝手に買い物する。それでも現金が必要なときもあるから、僕は妻の口座の底がついたら50万くらいを一気に

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第二子が産まれるので、育休おかわりしようとしたら‥

第二子が産まれるので、育休おかわりしようとしたら‥

会社にめちゃくちゃ反対された。前の職場は1年取ったのだけれど、今の職場は3ヶ月とりたいという話だけでも「非常識」と言われてしまった。

なぜ反対されるのか? 曰く、「男性の育休は社会的にまだまだ浸透していないから」とのこと。調べてみると男性の育休取得率は14%程度。恐らくポーズとしての数日育休が大半であろうことを鑑みると、実質的に意味のある育休の取得率はさらに下がる。

もちろん、このことは僕が育

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頼むから誰かアドバイスさせてくれ

頼むから誰かアドバイスさせてくれ

「知識人」とか「知の巨人」と呼ばれるのは、さぞ気持ちが良いんだろうなぁと思う。「僕はどんな風に生きるべきですか?」「これからの時代にどんなスキルを身につけるべきですか?」なんてYouTubeのライブ配信やインタビューで尋ねられ、適当に答えれば、キラキラした目で「うんうん」と頷かれる。

愚民たちのちっぽけな悩みがあら不思議! 自分の天才的なアドバイスによって綺麗さっぱり解決されてしまう。そんな経験

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一生読まない本への愛を語る2 〜眠れぬ夜の招かれざる客編〜

一生読まない本への愛を語る2 〜眠れぬ夜の招かれざる客編〜

人生は色んな人の影響があるとは言え、大抵の人は最終的な責任の所在を自分であると考える。自分で選択したからこうなった、と。

だからこそ「お前のせいだ」と言われると、そうではないと分かっていても、正直ドキッとしてしまう。

この本にはそんなパワーが秘められているように感じる。

怖い。単純に怖い。

ぜったいに金子文子が獄中にぶち込まれたことは僕のせいではない。なんと言っても、彼女は僕が生まれる前に

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「我こそは世の理を理解している者なり」感について

「我こそは世の理を理解している者なり」感について

自分をバカだと思いながら生きていくことはできないと、僕は思う。偏差値が低くても関係ない。偏差値は人生にはなんの関係もない指標として一蹴することが可能だからだ(もちろん偏差値が高い人にとっては、常に重要な指標であり続ける)。

「自分は十分な情報を手にして、世界のメカニズムをおおむね理解し、最も合理的な判断を下している」という自己認識をしない人なんているのだろうか?

「自分は重要なことは何も知らず

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アンチマスクヒーローになる

アンチマスクヒーローになる

「習慣化」のメソッドをインターネットで探してみよう。意識高い人たちによる講釈が掃いて捨てるほどあるから。

では、「非習慣化」についてはどうか? ほとんど出てこない。いま必要なのは、非習慣化だというのに、全くGoogleというやつは肝心なときに役に立たない。

コロナに2度かかった経験と、周りの人がかかった状況の話を総合して、理解した。マスク要らんわ(ファクトなど必要ない。僕がファクトだ)。

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