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(エロ小説)第4章 金色の街エルムハース 第11話


第11話 魔獣払い その2【濡れ場】


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 初めての絶頂。
 夢の中で聞いた、エロティア様の

「・・そうそう、ものすぅんごいから、楽しみにしておくことじゃ」

 という言葉が頭をよぎった。

 快楽に身体の震えが止まらない。
 気が付くと私はアイザックにしがみつくように抱き着いていた。

「お願い...きて...もう、止まらない...止まらないよぉ...」

 と私の声が震える。

 自分でも驚くような、甘えた声が吐息とともに吐き出される。

 その声にアイザックは私の体を反転させ、今度はレイラと向かい合うようにさせた。

 下からレイラが私の首に手をまわし、顔を引き寄せた。
 可愛らしい彼女の顔が近づき、ドキリとする。

 彼女の唇と触れる。
 生まれて二回目のキス。
 お互いの乳首を擦り付けあいながら、荒い息を吐き、首筋を貪りあう。

――― そして、アイザックが動き始めた。

 その動きはまるで私とレイラへの愛情を伝えるかのようだった。

 初めは優しく、まるで私を労うように動いていた巨根が徐々に動きを変えていく。
 一つずつ、舌で探り当てた快楽のポイントを確かめるように。

 新しい刺激がストロークごとに新たな感覚を肉体に焼き付ける。
 頭の中には光が広がり、次には全てが白に覆われる。
 その快楽の波に身体は次第に力を失い、アイザックの手が私の腰を固定するアイザックの手の感触と、レイラの舌を欲張りに求める私の舌だけが意識の中に残った。

「あっ、待って...ゆっくり、ゆっくりね...」

 と言葉が口からこぼれ、一瞬時間がゆっくりと流れるような錯覚に陥った。

 それはまるで微風が体を撫でていくような、まろやかな感覚だった。
 そして彼の巨根は、その優しさを繊細な力へと変え、私の全てをゆっくりと覆っていった。

 アイザックの巨大な存在が私の中で、ゆっくりと、しかし確実に進み、彼のリズムに身体が合わせて反応した。

 毎回の彼の動きに応じて、私の中で新たな快楽が湧き上がり、それが私の全身を満たしていく。
 向い合わせに伝わるレイラのぬくもりが、私の心を溶かしてゆく。

「んぁあっっ!」

 不意に微細な振動がクリトリスを刺激する

「驚かせちゃったかな?」

 目の前のレイラがいたずらそうに微笑む。

「これ、水魔法の応用なんだ。こうしてブルブルブル震えるように蜜を指にまとわせて撫でるとすごく気持ちいいの。色々なところを触ってあげるね。」

 アイザックの挿抜にあわせるように、微細に震える弾力ある指先が陰核に押し付けられる。
 突然の快感に思わず身がのけぞり、そして膣壁が締まる。
 圧を増したぬめり気の中を巨根に押し広げられ、快楽が増幅される。

 たまらず目の前の彼女に抱き着くと、あの指先がさらに強く押し付けられた。
 意思に反し、腰がビクンビクンと跳ねる。

「いやっ、、こんなっ、、感覚っ、、、初めて!!」

 継続する挿抜が奥に快感を運び込み、
 力が抜けたように、レイラの上に倒れこむ。

 乙女の肉体からは、若草の様な香りがした。

 そっと私の髪をなでる感覚に、遠き日の母を思い出す。
 彼女の頬に口づけを落とすと、口づけを返してきた。

 両手で頬を撫でられながら、優しく唇が重なり合う。
 挿抜と温もりが交わる快楽の波に耐えるようしがみつくと、
 振動する指先が私たちの重なり合う乳首をつまむように刺激した。

 二つの乳首が指の隙間で揺れるように踊る。
 目の前の瞳がとろりと潤んできた。

 私の指先が、彼女のぬかるみへと導かれる

――― 触ってみて、伝えてみて

 そう言われた気がした。

 恐る恐る指を温もりへと沈め、
 挿抜のリズムに合わせ、内壁を擦るように抜き差しする。

 気が付くと、指に愛蜜がまとわりつき、弾力のある陰茎のような形をとっていた。

――― アイザックが私を押し広げる、私がレイラの奥を押し広げる。
――― アイザックが私の中を掻き出すと、私が膣壁をなでるように引き抜く

 まるで私を介して二人が性交しているようだった。
 二人の愛が私を通じて溶けていく中、私の中に温もりが広がっていくのを感じる。

 レイラの表情がこらえるような半泣きになる。
 その美しさに、つい見惚れてしまう。

 アイザックの先端が膨らみ、私の中で初めての精が放たれる。
 レイラと私が絶頂に達するのは同時だった。 

――― フェーリスの言っていた通りだ

 
 愛のある性交により、私は癒され始めていた。
 
 
 
 

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水魔法って、すごいですね。いや、本当にすごいや。

・設問1
 第11話におけるレイラの心境を、40文字以内で述べよ。


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