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\職場で使える話し方の心理テクニック12『ありがとう?さすが?どっちを使えば正解!?』/#191


「ありがとう」という言葉は、みなさん言われて嬉しい言葉ですよね。 実際に色んな調査で、言われて嬉しい言葉の一位が「ありがとう」です。

でも、面白いことに「ありがとう」と言われてやる気が出る人と、「さすがだね」と言われてやる気が出る人の、2つのタイプがいるんです。



①「ありがとう」と「さすが」の違い


「ありがとう」は感謝の言葉ですよね。 一方、「さすが」は尊敬の言葉。響く言葉は、人によって分かれるのです。

では、どちらが効果的か。これは相手の性格やタイプによります。

②「ありがとう」が効果的なタイプ


「ありがとう」「感謝してる」「助かった」。こう言われて嬉しいのは、自分の意見を真っ先に言うよりは、人の話や意見をまず聞くタイプの人ですね。

相手のことを尊重するタイプ。協力性とか、バランスを大事にするタイプの人です。

以前にご紹介したアマサイの性格分類で言うと、サ、サービスタイプ。人間関係重視タイプです。このタイプには感謝の言葉が刺さります。
誰かのために、何かしてあげたい。そういう心根がとても強い方だからです。 その貸してくれた力を大喜びで受け取りましょう。

「わあ、本当に嬉しい!ありがとう。助かった。」
「あなたのおかげで上手くいったよ」
こんな言葉が響きます。

③「さすが」が効果的なタイプ


逆に、「さすがですね」「すごいですね」「尊敬します」。こう言われて嬉しいタイプの人は、ア、アクティブタイプ。冒険者タイプとかヒーロータイプの人たちです。

このタイプは他の人の意見に合わせるというよりは、 自分が信じた道を進み、そして大きな成果を出す。 ここに達成感とか喜びを感じるわけですね。そのタイミングで一緒に喜ぶことが大事です。

「すごいね」「さすがだね」「尊敬しちゃう」
こんな言葉が響きます。


④どちらにも惜しみないほめ言葉を


意外にも、どちらのタイプにも共通して言えるのは、周囲が思うほど本人はほめ言葉を受け取っていない。ということです。

それどころか、「あいつばっかり活躍して」なんて、ちょっとねたまれていることが想像以上に多いんですね。

だから誰かが何かを一生懸命やって成功した。そんなときには、本当に全力で喜んであげてください。

⑤素直にほめられない理由


自分が相手を素直に褒められないのは、理由があります。これは自己関連づけという誰でも起こりうる心の動きです。

私自身にも経験があります。「私だって頑張ってるのに」なんて正直思っちゃいます。

でもね、ここで勘違いしないでほしいのは、例えて言うなら、みなさんはそれぞれ別のゲームをプレイしているんです。

今回成果を出したAさんはドラゴンクエストをしている。でもあなたは、ファイナルファンタジーをプレイしているのです。

ゲームが違うのだから、成果が出る瞬間は当然違う。受け取った報酬とか宝物、ポイントもそう。結果が出るタイミングが全然違うのは当たり前なんです。

⑥まとめ


ほめ言葉は性格に合わせて使い分けると効果的です。そしてもう一つ大事なポイントが、相手が活躍したからといって、あなたは低くなっていない。このことを覚えておいてください。
全力で相手にほめ言葉を送ってあげてくださいね。


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