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【本要約】やわらかい頭の作り方 〜 行動

行動

2021/7/6

思考で行動

人間の行動は、各人の思考回路によって支配されている。

仕事

思考回路というのは、仕事をやる上での基本的な考え方や、仕事に望む哲学のようなモノである。

仕事で、個々の事象に対応することは、具体的な行動につながりやすく、すぐに直接的な影響が出やすい半面で、根本的な原因に対処する本質的な改善にならない。

一方で、思考回路を変えるのは、難易度が高く時間がかかる反面で、一度達成してしまえば、個々の事象に対応しなくても、「全ての行動が一気に変わる」という、大きなメリットがある。

自責

後悔することと、後悔しないことがあるのではなく、後悔する人と後悔しない人がいるだけだ。

自責 ( 失敗は全て自分の責任 )
他責 ( 上手くいかないことは全て他人や環境のせいで後悔 )

個々の行動を支配している思考回路である。「全てが自分の責任だ」と考えている限り、「どうすればいいか」という形で思考回路が起動する。

思考停止は、何かの原因を環境や他人のせいにした時に起こる。

感情で行動

人間は感情の生き物である。感情によって行動する。
一方で、社会には論理が必要だ。

国の法律・社会のルール・会社の規則は、論理的に構成されている。

日常生活における問題は、論理と感情のギャップに基づいている。

①論理○感情○
②論理○感情×
③論理×感情○
④論理×感情×

②【客観的】論理的には正しい ( 理解できる ) が、感情的に正しくない ( 理解できない )
③【主観的】論理的には正しくない ( 理解できない ) が、感情的に正しい ( 理解できる )

客観とは、数字やデータで示された論理である。
好き嫌いは主観であって、論理ではない。

会社の活動で、正しい意思決定をしたのに、「人が動かない」という事態が起こる。「人が動く」には、「個人の感情面で納得すること」が必須条件であるが、正しい意思決定は、論理的に正しいだけだからだ。一方で、個人が、好き嫌いという感情で仕事を選んでは、会社の秩序が保てなくなる。

集団のコントロールには、論理と感情のギャップを使う。

形から行動

形から入るか?中身から入るか?

形から入る = 手段先行の場合

デメリット
形だけで終わってしまい、手段の目的化という本末転倒が起こる
メリット
形という実質的な行動から始まっている

「中身が伴わなければやっても意味がない」と言っている人は、形にすらできずに終わることも多い。

実践重視の人は「たかが形、されど形」であることを知っていて、形を先行することで実践が伴い、最終目的もそこから付いてくることを理解している。

形が中身かの話しは、手段か目的かという構図に置換できる。

形から入るというのは、目的のための手段を優先させることで、実行を早める。例え、はじめは、本末転倒に見えても、それが定着し、いつの間にか、目的を達成しているという状況を狙う。



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