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教育とコーチング

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公立中学校教師だった著者が、1997年、アメリカから日本に初めてコーチングが導入された現場に立ち合い、人の才能を引き出す部分にコーチングの魅力を感じ、教師をやめコーチとして独立。…
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#ポジティブ心理学

女性の感性は組織のバロメーター

女性の感性は組織のバロメーター

現在、人材育成の仕事をしていますが、男性リーダーで、女性部下の指導に悩んでいる方は結構多くいます。

私も学校の教師をやっている時には女子生徒の指導には手を焼きました。

授業などで、「前に集まってくださ〜い」と指示をした時に、男子が近距離で集まるのに対して、女子は半径3mぐらい離れて集まる。みたいなものを皮切りに、僕も意識しすぎている部分が多分にあったのだと思いますが、距離感をとても感じていまし

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コーチ型校長の’巻き込み力’

コーチ型校長の’巻き込み力’

教育関係者向けの講演は、全国から依頼が来て、これまでいろいろなところに行かせていただきました。

講演に行った時は必ずと言っていいほど、校長先生や教頭先生などの管理職の方ともお話をします。

管理職になる方々ですから、流石に話は上手いし、面白い体験談をいろいろと話してくれます。

今日は、2012年に富山県黒部市に行った時の教育センター長さんから聞いたお話です。

その方が教頭先生だった頃、初めて

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WHY?(なぜ?)は女子生徒を遠ざける

WHY?(なぜ?)は女子生徒を遠ざける

これまで、中学校8年・小学校4年、教育委員会2年を経験し、2006年に現在のコーチへと転身しました。

このようなキャリアがあることもあり、学校関係や教育委員会関係からコーチング研修・講演の依頼がよくあります。

これまではほぼ毎年、講演・研修・セミナー合わせて100本以上をこなしていました。

呼んでくれる教育委員会担当の方は、以前、教師だったというパターンが多く、打ち合わせや当日終わった後に教

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お坊さんにコーチング

お坊さんにコーチング

教師から教育委員会へ出向し、そして2006年にコーチとして独立し、いろいろな講演・研修の依頼をいただいていました。

その中でも、2008年に僧侶の方々からコーチング研修の依頼が来たことがあり、大変面白く、今でもその時のことは思い出します。

各お寺では、夏休みに子どもたちを集めてラジオ体操をしたり、説法をしたりするようで、その時に子どもとの関わり方を教えて欲しいということでの依頼でした。

僧侶

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僕とコーチングの運命的な出会い

公立中学校の教師になって5年目、27歳。ある意味中堅に差し掛かった頃でした。

その頃の自分は、何か自分がやっている教育にしっくり来ていませんでした。

子どもが好きで、教えるのが好きで教師になったけど、そう思える場面が少なく、子どもと交流できる喜びや、教える喜びというものが部活動以外では味わえない感覚があり、日々悶々と生活していたのを思い出します。

自分の好きなことや、良いと思ったことを教える

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