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優秀な人が会社を辞めてしまう理由とは?

多くの業界で人手が足りていない昨今、優秀な人材の獲得は切実な課題です。

転職についての総合情報サイト「転職カモ」を運営する株式会社シフィットは、優秀な人が会社を辞める理由のアンケート調査を行いました。

調査概要

対象:社会人経験のある25歳以上の男女
回答者数:328名
調査期間:2023年11月17日~12月1日
調査方法:Webアンケートによる回答

優秀な人が会社を辞める理由TOP10

1位 待遇面への不満(106人)
2位 今の仕事にやりがいを感じられない(75人)
3位 会社・事業に将来性を感じない(54人)
4位 上司が無能・尊敬できない(45人)
5位 年功序列で閉塞感がある(37人)
6位 成長できる機会がない(33人)
7位 人事評価・査定に不満がある(27人)
8位 裁量権がなさすぎる(20人)
9位 社内の人間関係が良くない(17人)
10位 頑張るほど仕事が増える(16人)

優秀な人が会社を辞める理由を聞いたところ、第1位は「待遇面への不満」という結果になりました。

給与や福利厚生、評価制度などに対する不満です。

自由回答では、下記のような意見が挙がっています。

・社内のデキる人は「上司や先輩を見て昇給が望めないから」と言っていた
(男性 43歳 総務)

・仕事量に対して給料が安いいくら個人が成果を出しても会社全体の業績が上がらず、ボーナスが減ったり、なくなったりした(男性 30歳 営業)

2位の「今の仕事にやりがいを感じられない」については

・個人として描いているビジネスビジョンを企業内で実現できなくなってきている(時間の制限や環境等)ため、それを叶えるために退職を選ぶ人が多い(男性 35歳 人事・総務)

・事業環境の変化等によって、自分の能力を生かすことができるような業務じゃなくなってきてやりがいを感じられない(女性 29歳 営業)

3位の「会社・事業に将来性を感じない」については

・在籍している社員は定年間際のベテランか新人や経験年数が少ない人たちばかりで、中間の層がすっぽりといない企業の将来性に限界を感じている(男性 34歳 経理)

・人材育成プランやサポート体制が整っていなくていつまで経ってもチーム力の底上げを感じない(男性 38歳 生産管理)

といった声がありました。

後半では、優秀な人が会社を辞める時の兆候をご紹介します。

※後編に続きます。


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~後編~

優秀な人が会社を辞める時の兆候「集中力の低下」

1位 徐々に業務中の集中力が低下する(43%)
2位 打ち合わせや会議での発言数が減少する(25%)
3位 社員とのコミュニケーションを避けがちになる(12%)
4位 兆候はなく、突然辞める(8%)
5位 その他(6%)

1位~3位について下記のようなコメントがありました。

1位 徐々に業務中の集中力が低下する

・以前までテキパキ働いていた方が、急に手を抜いたり、頑張らない姿を見せ始めた(女性 35歳 看護師)

・マニュアル的なものを独自で作り始める(自分がいつでも辞めれるように)(男性 40歳 人事)

2位 打ち合わせや会議での発言数が減少する

・仕事に対する情熱やモチベーションが低下しているようで、以前は積極的に提案や改善をズバズバ行っていた人が、やる気がなくなって消極的になっていました(男性 55歳 マーケティング)

・以前は業務や会社の課題で間違ったところがあれば、きちんと言っていた人が、複数回意見しても上層部が対応しないと見るや何も言わなくなった(男性 28歳 エンジニア)

3位 社員とのコミュニケーションを避けがちになる

・明らかに社内での交流に積極的でなくなる(男性 32歳 人事)

・急に無愛想になったり、距離感ができたりして、これまでと接し方が変わってくる(女性 26歳 プランナー)

優秀な人を手放さないための対処法は?

優秀な人を手放したくないと誰もが思っています。

そのための対処法を聞いたところ、1位は「評価制度や報酬体系を見直す」が半数を超える結果になりました。

1位 評価制度や報酬体系を見直す(52%)
2位 労働環境や業務量の改善を図る(27%)
3位 風通しの良い職場づくりを推進する(13%)
4位 その他(8%)

それぞれへの自由回答は以下の通りです。

1位 評価制度や報酬体系を見直す

・その人の能力や価値観を正しく認識し、適切な評価や報酬を与えることが重要だと思っています(男性 56歳 技術職)

・私が働いていた職場では1年に1回の評価でしたが、定期的に上司との面談があったり、評価されることでここのモチベーションが維持できるのではないかと思いました(男性 34歳 マーケティング)

2位 労働環境や業務量の改善を図る

・給料だけでなく福利厚生も充実させる必要があるテレワークなどを導入して、従来の働き方に拘らないことも重要(男性 31歳 総務)

・勤務時間を短くして体調面に配慮したり、人員を多めに確保し急な休みでも対応出来る環境や雰囲気作りが必要だと思います(女性 28歳 看護師)

3位 風通しの良い職場づくりを推進する

・優秀な人材に限らず、ある程度は社員の意見や提案などを受け入れる仕組みが必要だと思うやらされる意識でなく、主体的に関わっている意識を持って業務に取り組んでもらい、会社の根幹となる人材であることを自覚させたい(男性 46歳 人事)

・社員が自分の意見や考えを自由に発言できる機会を増やしたり1on1ミーティングで優秀な人が抱えている問題や悩みの早期発見を探る機会をつくるべきです(男性 38歳 管理職)

適切な評価と業務量の調整で人材を確保

優秀な人材に長く働いてもらうには、適切な評価制度・報酬と業務量の調整が大切だと分かりました。

優秀な人材は引く手あまたなので、なんとしても繋ぎとめておきたいですよね。

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労働生産性の管理もできるように構想中ですので、そちらもご期待ください!

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by事務SOLマン


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