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自分でいることの難しさー本来の自分との葛藤

noteでは、今までの人生において、生きづらさを感じることが多かった、という内容の記事を何度か書いた。 

感受性が高く、繊細なHSP気質というのも手伝ってか、自分を出せば出すほど、結果的に傷つくことが多い、とここ6、7年感じていた。
 
といっても、自分と似たような感覚やバックグラウンドを持つ人たちといると、そのような気持ちにはならない。どこにいて誰と一緒にいるか、という問題だけの気もする。 

多様性(ダイバーシティ)とは一体何なのだろう。出る杭は打たれるではないが、異質なものに対し、日本の組織では、まだまだ受容(インクルージョン)が進んでいないのが現状ではないか(もちろん、業界によってバラつきはあるが)。 

それでも、実社会にでれば、一定程度の統一性や協調性が必要なのは理解できる。
 
私も、サラリーマン気質を持ち合わせてはいるので、自分の考えを一旦飲み込んで、上の指示に従うし、同僚の意見にもうなずく。
 
組織を去るつもりがないならば、ある程度、自我や個性を殺して、馴染んでいくしかない。
 
まるで軍隊かのように、いかに管理・規律を守るかを重視する組織だとしても、一人ひとりの個性は異なる。 

それでも、黙っていられる人、何も考えていない人のほうが、そうした組織では楽に過ごせるだろう
 
記者時代に、取材させていただいた大手企業の役員が、ご自身は会社では、仮面をかぶっているような気分になる、と言われていた。
 
私も一会社員として、日々仮面をかぶっている、笑。
黙っていられる人”になりつつあるのかな、と本来の自分に申し訳なく思う時もある。
 
クリエイターや芸術家、自営業の方でなければ、結構多くの人たちが、閉塞感を感じながらも、何かしらの仮面をかぶっているのではないか。

昨今、日本でも、組織から個の時代へとシフトしつつある
 
個があっても、それをうまく表現できない人は、「この人は自分というものを持っているのか?」と思われるかもしれない。
 
次の時代に向けて、どのように仮面を外していくか
 
社会や組織だけでなく、自分の中の意識改革も必要だと、切実に思う。

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