「金融事故とクレジットカード」
わたしの娘は法律事務所に勤めている。弁護士資格があるかどうかについては、内緒である。彼女は、早稲田大学の法学部卒だ。
娘が言うには、最近、円安で物価が上がったせいか「自己破産」する人が多いのだそうだ。それなりに、みなさん、会社経営とか中小零細企業で倒産したとか理由があるのだろう。
ここで、「金融事故」と「クレジットカード」の関係について、日頃、娘と食事の時に話していることを「まとめ」ておこうと思う。
少しは役に立つかもしれないからだ。
何らかの「金融事故」を起こすと「ブラックリスト」に載るそうだ。
「ブラックリスト」に掲載される、情報が流れると銀行から融資が受けられなくなる。銀行以外のサラ金さえ断ってくるそうである。
借りたものは返さなければいけないということだ。まぁ、当たり前のことだが。
資本主義社会において、融資を受けられなくなるというのは致命的らしい。わたしは、多額の融資を「住宅ローン」として銀行から受けているので、逆に銀行何か消えればよい!とさえ思うこともある。
確かに切り詰めた切迫した、明日は知れずの生活であるが、たびたび銀行やサラ金に電話をし融資を受けている。
融資を受けられなくなると、生きていけないというところだ。本心である。だから、「ブラックリスト」の人は金融機関からの融資が難しいので、個人からお金を借りる、借金をするしかない。一般人には、その人さえ黙っていれば、「ブラック」かどうかわからないであろう。
娘が言うには、日々、当たり前の様に使っている「クレジットカード」も停止になり、弁護士が預かるそうだ。
さらに、「自己破産」の場合は「免責」にならなければ一生カードは持てないそうである。身から出た錆とはいえ、余りにも可哀そうだ。
「免責」になったからと言って借金が消えるわけではないそうだ。ここらが、わたしの頭では難しくよく分からないのだが、「~にまでに支払わなけばいけない」という「期限」が無くなるそうだ。
わたしは、法と経済・政治には疎い。お金のこと世間にも疎い。
多分、「免責」という漢字を見ると「責」を「免除される」、つまり、「支払いの責任を免除」されると取れるようだが、娘が言うには、支払期限がないだけで借金はあるという。
それと、「クレジットカード」は、取得できなくなるそうだ。
クレジット発行の情報がブラックになるからだそうだ。
すべてのもは、現金で買うことになる。
クレジットカードは、①信販系 ②流通系 ③銀行家に別れるそうだ。その他にハウスカードというのがあるそうだ、意味はよく分からなかったが「アメックス」がハウスカードに当たるそうである。
銀行系は、10年、信販系と流通系は5年の間ブラックリストに当たるのでカードは取れないそうだ。
しかし、それがネットの発達により、一度、あるカード会社の支払いができず迷惑をかけ支払わないと、そこの会社の個人情報機関にこの人はブラックですよ、という「社内ブラックリスト情報」が永遠に載るそうだ。そうなると、免責になり5年、10年経過しようが、一生そのカードは取得できない
そうだ。怖い世界である。
しかし、娘が言うには、これは娘の法律事務所の情報だが、免責になり7年が経過すると、今まで取得したカード以外であれば取れるそうだ。
現在、会社の社内情報の売り買いが行われているから、初めてのカードの申し込みであっても、その企業に、ブラック情報が入ってきていれば無理だ。
娘のお勧めは、アメックスである。娘の事務所で2回自己破産した人がいるけれど、アメックスは現在の経済状態を見て過去は重視していないからだそうである。
次に、楽天カード、ペイペイカードだそうだ。
三番目に来るのが、デパートのカードとかJRのカードである流通系だそうだ。
確かにカードは、これからキャッシュレス化が進み必要となると思う。
子供が持つような言い方は悪いが、プリペイドカードなどはどうであろうか。それか、デビットカードはクレジットと同じでよい。わたしの持っているアメックス・プラチナは、リボ払いや分割払いが利かない。すべて、一括払いである。結局、デビットが一括払いしかできないので同じようなものである。
わたしは、デビットに百万入れておく。心配だから、という理由だ。
そうすると限度額100万円のクレカと同じにならないだろうか。
カードについているサービスはプラチナカードが最高である。
それと三井住友のVISAカードのプラチナを持っている。
頼んでいないのに三菱UFJのプラチナアメックスが来たが、本家のアメックスを持っているので、突っ返した。
ここまでをまとめると、「金融事故」で「ブラック」になった人は、免責を受けてから7年たつと何とかなりそうである。
ちなみに、娘はコンビニのローソンJCB1枚だけだ。
妻は、高島屋カードアメックスである。
娘が、「パパは、世間に疎いから法律を教えてあげようかしら。家庭教師代金は頂きますからね」と、言われた。
「誰が支払うか・・・」