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笹の葉

どうもこんにちは。

いかがお過ごししょうか皆様。
年始も過ぎて、このくらいに時期になってまいりますと年始の記憶って昔見た映画のようになりませんか?私はなるんですよねぇ。なったとて、ならなかったとて、別段、その事に素直にうらぶれる必要性は無く、いつものように健康に生活していれば何も問題は無いのですがね。


今回の記事のサムネイルを飾ったのはこちら!

アオダイショウ Elaphe climacophora


今回の撮影旅の目的の一つでありました。
本州では最大級の蛇ですね〜!!ネズミや鳥をメインで食べる蛇でもありますので皆様の生活とも割と近い場所で生活しているやもしれません。

そういえば、やっと書きたかったことの一つを思い出しました。
当記事が属するマガジン「本州の生き物」のタイトルは「日本の伝統的な和柄模様の名前」と云いましたね。その話なのですが、
記事一つ一つにつけてるタイトルは、本当になんと無くではありますが、ブログの内容や雰囲気と模様とが、スイーツの仕上げにかけるパウダーシュガーのように軽く繋がればいいなぁ〜、と思ってつけております。

いや、本当にそれだけの話です。(笑)
では次の写真にいきましょう。

と〜〜〜〜にかく、この蛇が好きで好きでたまらないんですよ(笑)

どうして好きになったか、振り返ってみました。
なんたって、初めての出会いは小学校3年くらい?かな。

実家の最寄りバス停はそこそこ大きな河川脇にあるのですが、夏のある昼「もしもし〜?鷹野さん?蛇がいるわよ〜〜〜!鷹野さんとこの次男さん、〇〇(停留所の名前)に見に行ったらいいわよ〜〜!!」と、違う棟に住む母の友達から電話がかかってきたんですよ。


・・・いやまぁ、そんな内容の電話が急にかかってくるそれ事態について色々物申したい方も少なく無いとは存じ上げますがカンニンして下さいそこは・・・。この時みたいな具合に、やれ家の庭に蝉がいるから退治してくれだの、やれ窓のカマキリをとってほしいだの、ウチは市役所の環境政策課なのか?と思うくらい、生き物への対処を度々、同じマンションの声だけは知っている人々の住処へと、私は足を向けることがあったのです。・・・


そして、その電話で向かったバス停と川の境目の欄干の下の日陰で待っていてくれたのは2Lのペットボトルの底くらいの直径のとぐろで、うっとりするような美しい松葉色の肌をした蛇でした。蛇はこちらをただ、静かに見ていたのでした。

その時の私は既に知識として蛇たちの存在(どんな種が日本にいるか、その生態、成蛇と幼蛇、酷似種との区別、有毒無毒と言うところまで、その目の前の蛇を手に掴むかどうかと言うことを判断するのに必要な知識)は、最低限頭には入っておりましたので,
アスファルトでこちらを見ている蛇が自分自身にとって危険かそうじゃ無いかの判断は蛇に向かって手を伸ばすその時には既に終わっておりました。

「すごい・・・。」
1.5~1.6mほどのアオダイショウを掴んだ私は冷たく艶やかな質感の鱗と、筋骨隆々とした太い胴体を自分の手を通して脳みそに刻み込んでいました。

そうそう、こんな出来事をかなり明確に脳に刻んでしまったせいで、青大将と言う蛇が好きなんだと思います(笑)

今でもこの蛇の写真を見返すと、いつの間に母が作ってた家族のフィルムでの写真アルバムの片隅に貼られていた、あの時の青大将を首に巻いて目線は蛇に向けつつも、口を半開きにして満身で歓喜してる、ヘ音記号の模様が描かれた緑の帽子を被った一人の少年の写真を思い出してしまいます。



これ、別に音楽だけでなく写真や絵画でもありますよね。昭和歌謡を「懐かしい」と言うあの感覚と似たようなものです。
その当時の眼球からの刺激を直接今の脳みそに入れられ、肌に感じる気温や、見えない肌で感じていたその時の場所の雰囲気まで・・・

異邦人という曲に「時間旅行が・・・」という単語(これ書いてる時のBGMに流してました)がふと入ってきてそんなことを思い出しました。(笑)


おそらくヒトという種が生き残れる最後の能力ですので大事にしたほうが良いですよ皆さん(笑)




キリがいいのでこの辺で!
それでは皆様、ごきげんよう〜〜











お楽しみいただけましたら幸いです^^