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短歌🕊️

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#エッセイ

【短歌】【木更津】生きているまち、おなかのあたり

【短歌】【木更津】生きているまち、おなかのあたり

『生きているまち、おなかのあたり』

恋人の聖地伝説おんぶして渡りきれたら
永遠だって

君去らず
確かな記憶春想う
桜前線あの年よりも、

一時間一本一両
見かけたら
運気上昇ぱーせん願掛け

タイムマシン潮の香りが懐かしい
ふるさとの夏ふるさとが夏

おっさおっさ お隣同士あまりにも
木更津生まれの主張がつよい

このまちのドン・キホーテに慣れていて
あっちはただの雑貨屋らしい

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【短歌/エッセイ】東京という名の自由へ三千円 地球はタダで廻っているのに

【短歌/エッセイ】東京という名の自由へ三千円 地球はタダで廻っているのに

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東京という名の自由へ三千円 地球はタダで廻っているのに
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2023年7月17日(月)読売新聞の『読売歌壇』にて俵万智先生による選にて掲載していただきました。3月ごろから地道に、たまに応募して、初めて自分の名前を見つけることができて本当にうれしかったです。祖父が毎日読んでいる新聞なので、いつか胸を張って見せたい、という思いから、本名での投稿をしています。やっと自慢できた〜〜!

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【短歌とエッセイ】愛されていて幸せです

【短歌とエッセイ】愛されていて幸せです

短歌とそれに触れるエッセイです。

誰のこともお父さんと呼べぬまま写真に写るパパを見つめる

鳥になるときに私を思ったか それでも鳥になったんだよね

生きてないから人としてではなくて魂同士の会話ができる

生きてたらなんてたられば言ったことないよ 温もり覚えてないよ

好きなひとあなたにちょっと似ています愛されていて幸せです

父は、母と離婚したあと私が小学生になった頃に自死を選んだらしい。それ

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