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みんなにおすそ分けしたい言葉

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みなさんへ、わたしへ、贈る記事。
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#本

本との出会いは、世界との出会いだった。

本との出会いは、世界との出会いだった。

電車の中で本を読んでいる人がいると、思わず目が行ってしまう。
スマホではなく本を読む佇まいは、なぜかうつくしい。
不思議だけれど、その手元や横顔は、凛々しく見える。

文明の利器に頼らず、文字を読む、ページをめくるー
自分の身体を使って、生きる時間を使っているからだろうか。

先日、株式会社SUGOIさんの「本で遊ぶ時間」に参加してきて、
なおさら【本】の持つ面白さを実感する経験に。

SUGOI

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【詩を食べる】木蔭が人の心を帰らせる(谷川俊太郎)/新じゃがのヴィシソワーズ

【詩を食べる】木蔭が人の心を帰らせる(谷川俊太郎)/新じゃがのヴィシソワーズ

溢れる光の季節に5月。新緑の季節。
樹々が圧倒的な生命力を見せだす初夏。

あまりに溢れる光のなかで、なぜか、
しんと黙っていたいような気持ちにもなる。

そんなとき、谷川俊太郎さんの『62のソネット』を取り出す。

木蔭が人の心を帰らせる
今日を抱くつつましさで
ただここへ
人の佇むところへと

空を読み
雲を歌い
祈るばかりに喜びを呟く時

私の忘れ
私の限りなく憶えているものを
陽もみつめ 

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