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【米国株式投資】プロクター・アンド・ギャンブル / PG:予想配当利回り2.39 %の増配を継続する注目のディフェンシブ高配当関連銘柄の最新の決算・株価分析と今後の見通し(2024年2月1日)

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本日のアナリストは、🇨🇾キプロスを拠点に活動している、イアニス・ゾルンパノス氏です。

自己紹介

ゾルンパノス氏は、詳細なビジネス分析を通じてデューデリジェンス・プロセスを向上させることを目的とした株式市場調査プラットフォーム、「Yiazou Capital Research」の創設者。

以前はDeloitteとKPMGで外部監査と内部監査、コンサルティング業務に従事。公認会計士資格を保有し、ACCAグローバルのフェロー・メンバー。

また、英国の一流ビジネススクールで学士号と修士号を取得。

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プロクター・アンド・ギャンブル / PG:予想配当利回り2.39 %の増配を継続する注目のディフェンシブ高配当関連銘柄の最新の決算・株価分析と今後の見通し(2024年2月1日)

Ticker: PG / 3602文字 / 所要時間8分程度 / 中立

サマリー

  • 1837年の創業以来、プロクター・アンド・ギャンブルは世界最大級の消費財メーカーとなり、年間売上高は800億ドルを超えている。

  • 洗濯用洗剤のタイド(Tide)、トイレットペーパーのチャーミン(Charmin)、シャンプーのパンテーン(Pantene)、紙おむつのパンパース(Pampers)など、それぞれ年間10億ドル以上の世界売上を誇る20以上のブランドを含む、主要ブランドのラインナップで事業を展開している。

  • また、同社は2012年、最後に残った食品ブランド、プリングルズをケロッグに売却している。

  • さらに、米国以外での売上高は、連結売上高の半分強に過ぎないというのが現状である。

プロクター・アンド・ギャンブルの概要

セクター:消費財

現在の株価:157ドル

時価総額:3697.5億ドル

一株当たり本質的価値:158.22ドル

安全マージン:0.68%

5年間の配当成長率:6.00

配当落ち日:2024年1月18日

配当支払い日:2024年2月15日

予想配当利回り:2.39%

5年間の売上高成長率:5.70%

10年間の売上高成長率:2.50%

プロクター・アンド・ギャンブルの収益と成長に関して

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)は、2023年第4四半期に1株当たり1.84ドルの利益を報告し、前四半期の1.83ドルの利益と比較してわずかな増加を示した。

一株当たり売上高もプラスの傾向を示し、前四半期の8.836ドルに対し第4四半期は8.686ドルだった。

長期的なパフォーマンスを見ると、同社のEPSの5年間の年平均成長率(CAGR)は7.50%であり、10年間では5.40%を達成している。

そして、これらの数字は、過去10年間における同社の着実な成長軌道を示している。

また、業界の成長という点では、同社が事業展開している消費財セクターの予測は、今後10年間プラス成長が見込まれている。

これは、消費者需要の増加と市場トレンドの進化によるものである。

さらに、プロクター・アンド・ギャンブルは歴史的に適度な財務レバレッジを維持しており、これによって成長イニシアチブの資金調達と株主への価値還元を実現してきた。

このレバレッジに対する慎重なアプローチは、リスクを管理しながら戦略的機会を追求する柔軟性を同社に提供していると見ている。

同社の過去の財務実績と業界の成長見通しから、同社は今後も成長し続ける可能性があると見ている。

同社の強力なブランド・ポートフォリオ、グローバル・プレゼンス、イノベーションへの注力は、同社が市場シェアを獲得し、一貫した収益成長を実現する上で大きく貢献していると考える。

プロクター・アンド・ギャンブルの配当に関して

プロクター・アンド・ギャンブルは、過去数年間一貫した配当成長を見せている。

実際に、5年間の配当成長率は6.00%で、3年間配当成長率は6.70%と若干高い水準となっている。

そして、これは、同社が安定したペースで株主への配当を増やしていることを示している。

また、EBITDA有利子負債倍率は1.49倍で、プロクター・アンド・ギャンブルのバランスシートが健全で、負債を利益で余裕をもってカバーできることを示唆している。

加えて、現在の予想配当利回りは2.39%であり、これは、同社株に1ドル投資するごとに、投資家は配当金という形で2.39%のリターンを期待できることを意味する。

配当支払いの履歴を見ると、プロクター・アンド・ギャンブルは一貫して現金配当を支払っている。

直近の1株当たり配当金(DPS)は0.941ドルで、次回の支払いは2024年2月15日に予定されている。

前回の配当金も0.941ドルで、2023年11月15日、2023年8月15日、2023年5月15日、2023年2月15日に支払われている。

それ以前の1株当たり配当金は0.913ドルで、2022年11月15日に支払われている。

同セクターと比較すると、プロクター・アンド・ギャンブルの配当成長率は業界平均と同水準である。

以上より、同社が配当を通じた株主への価値還元という点において、順調に推移していることが分かる。

予想配当利回り:2.39%

配当性向:58%

配当カバレッジ・レシオ:1.6

5年間の配当成長率:6.00%

EBITDA有利子負債倍率:1.49

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プロクター・アンド・ギャンブルのバリュエーションに関して

プロクター・アンド・ギャンブルの現在の株価は157.14ドルであり、弊社算出の一株当たり本質的価値は158.22ドルと算出されている。

これは、株価が本質的価値より若干ではあるが、割安で取引されていることを示唆している。

また、株価売上高倍率は4.64となっており、5年平均の4.86を下回っており、売上高に基づく割安感がある。

一方で、実績PERは26.4倍で、5年平均、10年平均をいずれも上回っている。

加えて、PEGレシオは1.92で、5年平均、10年平均のいずれ よりも高く、割高の可能性を示唆している。

さらに、EV/EBITDAレシオは17.6となっており、5年平均と同水準だが、10年平均の16.2より高い水準となっている。

全体として、同社のバリュエーション指標は、実績PERとPEG レシオではやや割高だが、株価売上高倍率では割安であることを示唆しており、EV/EBITDAレシオは過去の平均と同水準となっている。

プロクター・アンド・ギャンブルのリスクとリターンに関して

同社株のリスク評価分析では、投資家が投資決定を下す前に考慮すべきいくつかのポイントを取り上げたい。

まず、プラス面では、同社の財務健全性は高いことが挙げられる。

ピオトロスキーFスコアは8で、非常に健全な状況を示しており、アルトマンZスコアも5.61と強い。

さらに、同社の営業利益率は拡大しており、これは通常良い兆候である。

しかし、注意すべき点もある。

同社は新規債務を発行しており、過去3年間で総額47億ドルに達している。

全体的な負債水準は許容範囲と考えられるが、この傾向は注意深く監視されるべきであると考える。

さらに、過去3ヵ月間に8件のインサイダーによる同社株式の売却があり、その合計 は337,078株であった一方で、買い付けは皆無であったことから、インサイダー心理が懸念される。

加えて、もう一つの潜在的リスク要因は、10年来の高値に近い株価水準である。

これはポジティブな指標とも言えるが、株価が過大評価されている可能性も示唆している。

結論として、プロクター・アンド・ギャンブルは財務の強さと安定性の兆候を示しているが、考慮すべき兆候もある。

投資家は、同社の負債水準、インサイダー取引活動、株価の過大評価の可能性を注意深く監視すべきである。

プロクター・アンド・ギャンブルのインサイダー(内部関係者)による売買に関して

プロクター・アンド・ギャンブルのインサイダー取引分析では、過去12ヶ月間に46件のインサイダー売りが記録され、かなりの数のインサイダー売りがあったことが明らかになっている。

これは、インサイダーが株式を売却していることを示唆し、株価の弱気シグナルと考えられる可能性もある。

一方、同期間の同社株式のインサイダーによる買い付け取引件数はゼロで、インサイダー買いの動きがないことを示している。

ただし、同社株式のインサイダーによる所有比率は僅かに0.29%である点にはご留意いただきたい。

これは、インサイダーが同社の株式を比較的少額しか保有していないことを示している。

一方で、機関投資家の同社株式の保有比率は39.11%で、同社株式のかなりの部分が機関投資家によって保有されていることを示唆している。

全体として、同社のインサイダー取引分析と保有動向は、インサイダーの慎重なセンチメントと機関投資家の高い保有水準を示唆している。

プロクター・アンド・ギャンブルの投資可能性を評価する際には、これらの要因を考慮すべきである。

プロクター・アンド・ギャンブルの流動性に関して

プロクター・アンド・ギャンブルの流動性と取引分析によると、同銘柄の取引量は多いことが分かる。

同社の前営業日の出来高は8,561,187株で、過去2ヶ月の1日平均出来高は7,876,407株となっており、同社株式の一貫した取引活動をさらに裏付けている。

さらに、同社株式のダークプール指数(DPI)は49.91%となっている。

DPIは、匿名取引が可能な私設取引所であるダークプールで発生した取引量の割合を測定する。

DPIが高いほど、ダークプールで発生する取引量の割合が高いことを示唆する。

全体として、同社株式の流動性と取引分析は、49.91%という高いDPIが示すように、取引量が多く、ダークプールでの存在感が顕著な流動性の高い銘柄であることを反映している。

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