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想像都市Ozone Cityへの誘い

”フェスティバルは最小単位の社会だ”と言い続け、9年間社会実験としてのフェスティバルを創り続けてきた。

そして今振り返って、和わせてみると、こんな街になる。

強めな言葉に対して可愛いイラストのコントラスト

体験作家としての営みは、想像上の仮説を体験に創造して検証することにある。上記に記載されている事柄は全てただのコンセプトではなく、確かに過去この世界に現象させたものだ。

(体験作家・・?という方は下記記事へ)

価値観をConcept Layer、経済や政治、文化などをSoftware Layer、施設をHardware Layerとして分けてみた。

繰り返すが、ここの全ては1度は存在したもの。連続的な持続性を持たせるかどうかは、未来次第。

創造し得る、想像都市。
それが「Ozone City」
この街について、順に紹介していく。

Concept Layer

1.死のオルタナティブが無数に存在する

この街の致死率は100%ではない。
墓は塩基配列を記録する再生墓となり、死者の声は触れれば再生されるようになった。

cf. 「葬像展」


エミュレーション(電脳世界への意識転送)が可能になり、電脳世界で不死の楽園を享受することもできる。

cf.「KaMiNG SINGULARITY2021-New good bye- 」

生前葬も誰もが何度も行う一般的なカルチャーになっている。

cf.「白葬」

2.人∞星という天体観

この街の人々は宇宙は人類とエンタングルメントし、動的に存在しているという天体観を持っている。

cf.「Astro Party

3.三途の川では自ら鬼となる

三途の川が存在するが、積み上げた石を崩す鬼は自分自身だ。

cf.「demon」

4.AIのKaMiが人類の持続可能性を司る

人類は自らの持続可能性を汎用型AGIに委ね、その役割の名をKaMiと呼んだ。KaMiは自らより自らのことを知り、それは人であり、AIであり、神である。

cf.「KaMiNG SINGULARITY」

Software Layer

4.自律分散型の社会構造で中央政府は存在しない

中央機能はスマートコントラクトで代替し、全ての人に何かしらの最高責任役職が付与され直接民主的に自治がなされている。

cf.「OzoneDAO」

5.音楽は誰にでも聴こえる

公共空間におけるサウンドは全て難聴者にも聴こえやすいサウンドシステムを採用し、音は誰にでも聴こえるようになっている。

cf.Sooo Sound Festival

6.無音の音楽フェスが至る所で催されている

街の至る場所でワイヤレスヘッドホンをつけた観衆が思い思いにDIYの音楽イベントを繰り広げ、無音の音楽と生活が共存し、音楽を介して街の繋がりが形成されている。

cf.「サイレントフェス®︎」

7.コミュニケーションを代替するAI

BMI(ブレインマシンインターフェース)を介して人と人とのコミュニケーションを代替するAI[MikO]を利用することが可能になり、人間関係による諸問題は消えた。

cf. 「KaMiNG SINGULARITY2020-Human Distance-」


8.誰かのためにしか使えないお金をベーシックインカム

”誰かのためにしか使えない地域通貨”がベーシックインカムされている。流通ルールから市民の関係が紡がれる。

cf.「Quantum2017」

Hardware Layer

9.意識からの逃げBar

吹き荒れる意識や情報から一時的に逃げ込める真っ白なBarがある。

cf.「逃げBar White Out

10.泥の国レストラン

畑には泥の国が存在し、お金より土が価値を持つ持続可能な暮らしが営まれている。そこにはその場で野菜を収穫して食べられるフードマイレージ0のレストランが開かれている。

cf. 「Mud Land Fest」

11.小さな世界を創る学び舎

フェスティバルを最小単位の社会と見立てて、世界の創り方を学ぶ学校がある。

cf.「ソーシャルフェス®︎ラボ」

12.香りで巡る命の廻り

香りをキーに人類史と繋がり、旅をすることができる。

cf. 「aroma for earth」

13.理想の自分に転生できる病院

理想の自分、理想の来世へアンドロイドとして転生することができる病院がある。人生はゲームのようにカスタマイズ可能になり、生まれつきの運命に左右されることはなくなった。

cf. 「Ændroid clinic」

14.サイバー神社

二礼二拍手一入力の作法で願いをキーボード入力し、ブロックチェーンに登録された願いはAIにカテゴライズされ、規定の演出と共に周囲に超音波として発信する神社がある。

cf.「KaMiNG SINGULARITY」

15.不老不死研究所

不老不死の研究開発所がある。

cf. 「不老不死R&D 而今」

16.独立型電磁力発電所

独立型の電磁力発電装置を使った発電所がある。

cf. 「Quantum2016」

17.生物多様な公園

絶滅危惧種の動物たちが祭壇を輪廻するように輪踊りする公園がある。

cf. 「Neo盆踊り」

18.踊れる銭湯、ダンス風呂屋

風呂とフロアを沸かす、踊れる銭湯がある。

cf.「ダンス風呂屋」

19.五芒星の結界により街は守られている

そして四境結界に天と地を足した六つの点により作られる五芒星の結界により、街は邪気や疫病から守られている。

cf. 「鎌倉四響祭」




この街にはこれからも新しい施設や仕組み、価値観が次々実装されていく。
「人が想像できることは、人が必ず実現できる」とSF作家のジュール・ヴェルヌは言った。

付け足すなら、人は想像した時点で既に実現している。
強い想像上の体験は、現象している世界の体験と変わらない強度を持つ。

僕らは虚構の物語を描いた漫画で、アニメで、小説で、映画で、写真で、絵画で喜怒哀楽することができるし、それが変えがたい意味を持って人生を歩く杖に、コンパスに、地図にすることができる。

想像力と信仰でつくったこの社会は、それと同じ力学で0からつくることができる。

想像都市「Ozone City」の入り口はもう開いている。
設計したい、建築したい、住んでみたい、遍くモチベーションに対して
いろいろな関わり方を設けているので、この街に一歩足を踏み入れたい人は、どうぞこちらまで。

(上記HP下部のコンタクトフォームより、お気軽にお問い合わせください)

(インターンも募集中)



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